Houston, Whitney (ホイットニー・ヒューストン) 2/2(1992-2000)
昨日はデビューからアルバム3枚の快進撃の時代を紹介したが、今日は映画『The Bodyguard』以降。2012年に48歳で亡くなってしまったWhitney。あまりいい加減なことは書くべきではないが、Bobby Brownと結婚したのはよかったのかなあ?
昨日80年代の4大スターと書いたが、Joel Whitburnの80年代アーティストランキングでは、1位Michael、2位Madonna、4位Princeで、Whitneyは意外にも16位だった(女性アーティストでは2位)。Whitneyは90年代が5位である(1位Mariah、2位Janet、3位Madonna)。5869の影響が大きいのかな? 5876、5879以外は「I Will Always Love You: The Best Of Whitney Houston」(2枚組)に収録。
05869 I Will Always Love You (オールウェイズ・ラヴ・ユー) 92年1位 & 12年3位
映画『ボディガード』は当時すごい話題で観に行ったが、真のプロフェッショナル・ボディガードであるはずのケビン・コスナーが守るべきWhitneyにあっさり手を出して苦笑せざるを得なかった。それ以外のことは覚えていない。
全世界で4000万枚以上売れたサントラからの第1弾シングルは、14週連続No.1。これはロックエラでは当時の最長記録である。元々Dolly Partonの自作自演曲だったのは意外に感じた。プロデュースはDavid Foster。ほとんどアカペラに近く、Whitneyのスゴさが堪能できる。93年グラミー賞でレコード・オブ・ジ・イヤー獲得。R&Bチャート11週、アダルトコンテンポラリーチャート5週No.1、プラチナムディスク。亡くなった12年にもチャートイン。
https://www.youtube.com/watch?v=tFoQ7JMJN0w
05870 I’m Every Woman (アイム・エブリ・ウーマン) 93年4位
5873までは『ボディガード』サントラより。オリジナルはもちろんChaka Khanで、最後の方ではなぜかその名前が連呼される。ソングライティングはAshford & Simpson。Whitneyのダンスポップではかなり好きな曲だな。ゴールドディスク。
https://www.youtube.com/watch?v=H7_sqdkaAfo&list=PL5A1B69F17990877F&index=267
05871 I Have Nothing (アイ・ハヴ・ナッシング) 93年4位
映画からの3曲目はDavid Foster。この人も私は苦手なのだが、Whitneyのこの手のバラードは文句なしだな。アダルトコンテンポラリーチャートNo.1、ゴールドディスク。
05872 Run To You (ラン・トゥ・ユー) 93年31位
これもいいバラードなのだが、チャート成績がイマイチだったのは、バラードを続けたためか? この後、Bobby Brownとの曲があるが、それは彼の項で。
05873 Queen Of The Night (クイーン・オブ・ザ・ナイト) 94年36位(Airplay)
L.A. Reid、Babyface、Daryl Simmonsによるダンスチューン。Whitneyっぽくはないが、カッコいい。映画のエンドロールで流れたらしい。
05874 Exhale (Shoop Shoop) (ため息つかせて) 95年1位
5876までは『Waiting to Exhale(ため息つかせて)』より。サントラ買っただけで、映画は観てないし、前作に比べれば地味だけど、評価は高かったらしい(Whitneyは再び主演)。Babyfaceが手がけた、このサントラからは、Brandy、Mary J. Blige、Toni BraxtonもTop40入りしている。淡々としているけど、素敵な曲。R&Bチャート8週No.1、プラチナムディスク。
05875 Count On Me (カウント・オン・ミー) 96年8位
2曲目(サントラからは4曲目)はCeCe Winansとのデュエット。安心のBabyfaceって感じかな。クレジットはWhitney Houston & Cece Winans。ゴールドディスク。
05876 Why Does It Hurt So Bad (ハート・ソー・バッド) 96年26位
3曲目もバラードだが、ちょっと地味かなあ。
05877 I Believe In You And Me (アイ・ビリーヴ・イン・ユー・アンド・ミー) 96年4位
次も映画。この曲と5878はサントラ『The Preacher's Wife(天使の贈りもの)』より。史上最も売れたゴスペルアルバムらしい。私がアルバムを買ったのはここまでだった。オリジナルは83年のFour Tops、って知らなかった。じわじわ盛り上がります。プラチナムディスク。
05878 Step By Step (ステップ・バイ・ステップ) 97年15位
これAnnie Lennoxの曲だったんだ(オリジナルは92年)。何も知らずにいろんな曲を聴いてたのがわかる。これはテクノ×ゴスペルか。ゴールドディスク。
05879 When You Believe (ホエン・ユー・ビリーヴ) 99年15位
5883までは、サントラを除けば4枚目のアルバムから。ミュージカル・アニメ映画『The Prince of Egypt(プリンス・オブ・エジプト)』からのスーパースター同士のデュエットは不発に。映画も大ヒットしたはずなのに、なぜだろう。クレジットはWhitney Houston And Mariah Carey。アカデミー賞の最優秀オリジナル楽曲賞を獲得、ゴールドディスク。
05880 Heartbreak Hotel (ハートブレイク・ホテル) 99年2位
もちろんElvisとは同名異曲。TLCに断られた曲らしいけれど、確かにコーラス部分聴くとそんなイメージもある。TLC大好きですが、これはピンとこない。クレジットは Whitney Houston (Feat. Faith Evans & Kelly Price)。R&Bチャート7週No.1、プラチナムディスク。
05881 It’s Not Right But It’s Okay (イッツ・ノット・ライト・バット・イッツ・オーケイ) 99年4位
ドラマチックなバラードの時代は終わったことだろうね。その中では、Rodney Jerkinsが関わっているこの曲は好みな方。グラミー賞最優秀女性R&Bボーカルを受賞、ゴールドディスク。
05882 My Love Is Your Love (マイ・ラヴ・イズ・ユア・ラヴ) 99年4位
Wyclef Jeanが関わっているのか。そりゃあ私が気に入るわけだ。バッキングボーカルはFamily Friends Community Choir。プラチナムディスク。
05883 I Learned From The Best (アイ・ラーンド・フロム・ザ・ベスト) 00年27位
結局この曲が最後のTop40ヒットになってしまった(01年に9.11で米国国歌が再エントリーしているが)。なぜだったんだろう? 曲の方はちょっと悲しげなバラードだけど、Diane Warren、David Fosterの苦手コンビなんだよな。バックボーカルはSue Ann Carwell。
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