Donovan (ドノヴァン)
Donovanはスコットランド生まれで60年代に大活躍したシンガーソングライター。この人は現在どのように評価されているのだろう? 出てきた当初はデニムの帽子やハーモニカのせいで、いい意味でも悪い意味でもBob Dylanと比較されたらしい。その後、フラワームーブメントの中心的存在になるが、そのせいか、逆に70年代には失速してしまったようだ。加藤和彦の愛称トノバンは彼から。
全て「Donovan’s Greatest Hits」に収録。ただし、5357以降はボーナストラックで、私が持っている古いCDには入っていない。
05348 Catch The Wind (キャッチ・ザ・ウインド) 65年23位
デビューシングル。「風に吹かれて」じゃなくて、「風をつかもう」? その後のサイケ色はなく、純粋にフォークソング。
05349 Sunshine Superman (サンシャインスーパーマン) 66年1位
この曲からAnimals等で知られるMickie Mostがプロデューサーになり、大成功、No.1に(英国では2位)。想像するに、サイケなフォークロックという新しいスタイルがウケたのだろうか? ギターはセッションミュージシャンだったJimmy Page(この頃は随分色んなレコーディングに参加している。私が大好きなNicoの全然売れなかったシングルにも)。
05350 Mellow Yellow (メロー・イェロー) 66年2位
昔からこの曲が一番好き。ドラッグソングと言われるが、ソフトドリンクは関係ないよね? 後ろで騒いでいる内の1人はPaul McCartneyらしい。ゴールドディスク。
https://www.youtube.com/watch?v=64mb_hUOb4g
05351 Epistle To Dippy (狂人ロック/エピスル・トゥ・ディピー) 67年19位
当時の邦題、マジかあ? Wikiではバロックポップとなっているが、キーボードやストリングスのせいか? 逆にガレージロックっぽいところがいいような気がする。
05352 There Is A Mountain (霧のマウンテン) 67年11位
この人の曲はどれも大好きというわけではないが、何かしら耳に残るクセがあるな。コンガとフルートがアクセントになっている。
05353 Wear Your Love Like Heaven (恋は天国/天国の愛につつまれて) 67年23位
この曲もクセになる。サビだけなんだけどね。
https://www.youtube.com/watch?v=6bmruh9tKxM
05354 Jennifer Juniper (ジェニファー・ジュニパー) 68年26位
Holliesは「Jennifer Eccles」だったが、こちらは「Jennifer Juniper」。同じ年のヒット曲だ。当時Donovanが付き合ってたジェニー・ボイド(あのパティ・ボイドの妹)のことを歌ってるんだそうだ。
05355 Hurdy Gurdy Man (ハーディー・ガーディー・マン) 68年5位
Beatlesと一緒にインドに行った時に作った曲らしい。当時の音だねえ。
05356 Lalena (ラレーニア) 68年33位
ストリングスのアレンジを聴いていて、Nicoのアルバム「Chelsea Girl」を思い出した。これも同じ年だ。
05357 Atlantis (幻のアトランティス) 69年7位
米国では5358のB面だったとの表記がWikiにはあるのだが、最高位からすると、そんなことはなさそう。延々セリフがあって、後はHey Jude的展開?
05358 To Susan On The West Coast Waiting (西海岸で待っているスーザンに/西海岸で待つスーザン) 69年35位
5357のB面。なんかミニマルな不思議な曲だな。
05359 Goo Goo Barabajagal (Love Is Hot) (バラバジャガ) 69年36位
Jimmy Pageに続いてJeff Beckが登場。Jeff Beck Groupがバックを務めている。タイトルは「I Am The Walrus」にインスパイアされたらしい。言われてみれば、そんな感じの曲ではある。バックボーカルにSuzi Quatroの名前を見つけた。クレジットは、Donovan (with The Jeff Beck Group)。
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