Mamas & The Papas, The (ママス・アンド・パパス)
リアルタイムではないのだけれど、一番懐かしさを感じるのがこのグループ。子どもの頃から「夢のカリフォルニア」が大好きなせいかもしれない。あるいは私のロック体験の原点であるモンタレー・ポップ・フェスティバルに出てたからかも。
Mama Cassのところでも書いたけれど、ずっと夫婦2組のグループだと勘違いしてたが、夫婦は1組でした。メンバーはJohn Phillips、Michelle Phillips、Denny Doherty、Cass Eliot。結成前はそれぞれLovin’SpoonfulのメンバーやScot McKenzieとグループを結成していた。後にPhillips夫妻の娘はWilson Phillipsを結成とか、全部それぞれのアーティストのところで書いてたね。MichelleとDennis Hopperは一時期夫婦だった。パンクだなあ。Mama Cassは74年、Johnは2001年、Dennyは2007年に亡くなり、存命はMichelleのみ(涙)
1500円で多分駅で買った日本盤「夢のカリフォルニア」に全曲収録。
05128 California Dreamin’(夢のカリフォルニア) 66年4位
パーフェクト! 自分にとって5本の指に入る名曲。ステレオだと、右から男声コーラス、左から女声コーラスが、掛け合いのように聴こえてくる。Dennyが力んで歌う2番が大好き。あと外せないのが、バド・シャンクのフルート。これ、アドリブの一発録りなんだよね。
夢のカリフォルニアというタイトルなのに、ちっとも楽しそうな曲じゃないなと子供心に思っていた。冬のニューヨークで「こんな冬の日は、カリフォルニアを夢に見る、LAにいられたらなあ」と歌っているからだね。「New York’s A Lonely Town」とかも近いかな。
ローリングストーン誌では89位。ゴールドディスク。
https://www.youtube.com/watch?v=dN3GbF9Bx6E
05129 Monday, Monday (マンデー・マンデー) 66年1位
素敵なコーラス、サビも好き。でも、5128が4位で、こちらが3週1位は納得がいかない。どちらも1位になったデビュー盤「If You Can Believe Your Eyes and Ears」に収録。彼らのデビューシングル「Go Where You Wanna Go」も入ってるけど、ヒットせず(5th Dimensionの初ヒットに)。ゴールドディスク。
05130 I Saw Her Again (アイ・ソー・ハー・アゲイン) 66年5位
Mamas & Papasと並んで私の愛するAssociationを思わせる、めくるめくコーラス。途中♪I saw herって、間違って歌い始めちゃうようなとこがあるんだけど? レーベルは私の大好きなDunhillで、ハル・ブレイン、ジョー・オズボーンがリズムセクションを務めている。
05131 Look Through My Window (窓辺に恋を) 66年24位
Top10入りを逃す。メロディが少し弱いかな。プロデュースは全ての曲がLou Adler。
05132 Words Of Love (愛の言葉) 66年5位
ママ・キャスがリードボーカルのちょっとクラシカル?な曲。やっぱり、迫力あるなあ。
05133 Dedicated To the One I Love (愛する君に) 67年2位
シュレルズのカヴァー。オリジナルの3位を超えて、2位までいってる。カヴァーのシングルは初めて(今までの曲は皆Johnの単独か共作)。珍しくMichelleのリード。
05134 Creeque Alley (クリーク・アレー) 67年5位
Creeque Alleyは、メンバーがバージン諸島で暮らしていた時の道の名前で、自伝的作品。交流のあったミュージシャンの名前がいろいろ出てくる。この曲にもフルートのソロが出てくるけど、これはバド・シャンクじゃないよね?
05135 Twelve Thirty (Young Girls Are Coming To The Canyon) (朝日をもとめて) 67年20位
この曲が実質的にはラストアルバムからのカットだから、全盛期は2年足らずだったことになる。
05136 Glad To Be Unhappy (悲しみを幸せに) 67年26位
1936年のRodgers & Hartのミュージカル「On Your Toes」の曲。わずか1分40秒台。
この後、「Dream A Little Dream Of Me」がヒットするが、Mama Cassの項で紹介済み。明日はもう1人のソロヒット。
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