Sugar Ray (シュガー・レイ)
80年代まではどちらかと言えばロックはブリティッシュ志向だったが、90年代以降は完全にアメリカ志向になってしまった。そもそもヒット・チャート自体がラップを中心とするR&Bに席巻されるようになり、ロックは脇役になっていくのだが、その中で面白いと思えたのはみなアメリカのバンドだった。
何故かはよくわからない。自分が面白いと思う音楽には、R&Bをベースにファンクやらヒップホップやらレゲエやらパンクやらカントリーやらを混ぜ合わせたバンド(ミクスチュア・ロックとか言うのかな)が多く、それが皆アメリカのバンドだったということのようだ。例えば、レッチリとか、ケークとか、マッチボックス・トゥエンティとか、これはロックの範疇ではないが、ブラック・アイド・ピーズとか(それぞれ音は全然違うけれど)。シュガー・レイもそんな風に捉えている。
92年にロスアンジェルスで結成された、リード・ボーカルのMark McGrath率いる5人組(メンバーにはDJもいる)。バンド名は名ボクサーSugar Ray Leonardに由来する。
00112 Fly(フライ) 97年1位(Airplay)
Sugar Ray Featuring Super Cat名義(Super Catはレゲエ・アーティスト)。この曲をラジオで何度も聴いて、いったい誰の何という曲だろうとすぐにレコード屋で探して買った覚えがある(最初は勘違いしてミッシー・エリオットの「The Rain(Supa Duva Fly)」を買ってしまった)。
レゲエのトースティングで始まり、印象的なギターが続き、ボーカルへ。今まで聴いたことのない種類の音楽だった。
シングルカットはされなかったがエアプレイ・チャートで6週No.1に(当時シングルカットされない曲はHot100にはチャートインしなかった。現在はチャートインする)。モダン・ロックチャートでも1位になっている。この曲が入っていた2ndアルバム「Floored」は200万枚以上を売り上げた。
00113 Every Morning(エヴリ・モーニング) 99年3位
3rdアルバム「14:59」より。このアルバムは300万枚以上売れた。この曲もモダン・ロックチャートで1位に。
プールを上から俯瞰したCDジャケットだったこともあり、夏っぽいなあという印象。Cメロもいいね。この曲以降シングルヒットは皆叙情的なまったり路線(アルバムの中にはハードな曲もあるけど)。
どうでもいいけど、「Shut the door baby, don’t say a word」というフレーズが何度も出てくるんだが、「二人でドアを閉めて〜、二人で名前消して〜」を思い出しちゃうんだよね。
00114 Someday(サムデイ) 99年7位
これも3rdアルバム「14:59」より。まったり路線。夏の想い出って感じ。
00115 Falls Apart(Run Away)(フォールズ・アパート) 00年29位
3rdアルバムから3曲目。イントロはハードにくるかなと思うけど、やはりまったり路線。最後繰り返してから終わるところがいいかな。
00116 When It’s Over(ホエン・イッツ・オーヴァー) 01年13位
4枚目のセルフ・タイトル・アルバムより。叙情的まったり路線。スクラッチはきっちり入っているけど。
こう聴いてくると、最初のヒット「Fly」のラディカルさが特異だったことがわかる。その後の曲もいい曲ぞろいなんだけど、新機軸が欲しいのも正直なところ。
現在のところ、7年前のこの曲が最後のTop40ヒットだが、今年久々にニューアルバムが出るという話もある。


最近のコメント