Matchbox Twenty (マッチボックス・トゥエンティー)
この10年くらい好きでよく聴いたグループというと、Black Eyed Peasとちょっと前からだがレッチリ、そしてこのMatchbox Twenty。元々はロックと言えばブリティッシュ派だったのに、いつの間にかアメリカしか聴かなくなっている。ブリティッシュはOasis、Blurあたりまでだ。何故だろう。
Matchbox Twentyはフロリダ州オーランド出身、Rob Thomas率いる5人組。うまく表現できないのだが、アメリカンロックの一番いい部分を引き継いだロック・バンドって感じがする。96年にアルバム「Yourself Or Someone Like You」でデビュー、アメリカで1000万枚以上売る大ヒットとなる。以降2枚のアルバムを出して活動休止状態だったが、2007年ベスト・アルバムを発表。
99年にはRob Thomasが作曲(共作)、ボーカルを担当したSantanaの「Smooth」が12週No.1に輝き、グラミー賞3部門を受賞。
00590 Push (プッシュ) 97年5位(Airplay) 590から593は、いずれも1stアルバム「Yourself Or Someone Like You」より。すべてシングルカットはされていない。このアルバムはホントよく聴いた。その中でもこの「Push」と「Real World」は名曲だと思う。モダンロック・チャートではNo.1。ちなみに、この時のクレジットは「Matchbox 20」。
00591 3 AM (3AM) 97年3位(Airplay) それほど有名でなかったMatchbox Twentyを何故買ったのか、よく覚えていないが、これは拾い物だと思った記憶はある。オルタナティヴ・ロックという言われ方をするけど、未だに定義がよくわからない。Joel Whitburnの本を見ていて気づいたのだが、「Push」がTop40にチャート・インしていた週数が46週、「3 AM」は54週! じわじわじわじわ人気が出ていったってことなんだろうね。
00592 Real World (リアル・ワールド) 98年9位(Airplay) 曲は基本的にみなRob Thomasが作っているが、スゴい才能だと思う。奇をてらったところが全くなくて、ストレートなロックなのに、どれもいいもの。独断で言うと、最後のロック・バンドだったのかも(過去形じゃないか)。この曲はギターのリフが気に入ってる。
00593 Back 2 Good (バック・トゥ・グッド) 99年24位 このアルバムはホント捨て曲なしなんだが、どちらかというと「Push」とか「Real World」みたいなパンチの効いた曲の方が好みではある。
00594 Bent (ベント) 00年1位 2ndアルバム「Mad Season」より。最高傑作。イントロからいいし、サビへの盛り上がりもいいし、完璧。この曲だけはシングルカットされたみたいだ。ゴールドディスク。
00595 If You’re Gone (イフ・ユーアー・ゴーン) 00年5位 同じく「Mad Season」から。Matchbox Twentyの良いところに程よい叙情性があると思うけど、この曲はその路線。アダルト・コンテンポラリー・チャートでNo.1。
00596 Disease (ディジーズ) 02年29位 596から598は3rdアルバム「More Than You Think You Are」から。これはMick Jaggerと共作したナンバー。でも、Matchbox Twenty節に何の揺るぎもなし。
00597 Unwell (アンウェル) 03年5位 いい曲書くなあ。どの曲にも温かさを感じる。いい人たちなんだろうなあ。アダルト・コンテンポラリー・チャートNo.1。
00598 Bright Lights (ブライト・ライツ) 03年23位 Rob Thomasのピアノの弾き語りから始まり、だんだん盛り上がっていく。古き良きアメリカンロックと新しい風が程よくマッチしている。
00599 How Far We’ve Come (ハウ・ファー・ウィヴ・カム) 07年11位 3rdアルバム発表後に活動休止状態になり、Rob Thomasは05年にソロ・アルバムを出すが、07年にベスト・アルバム「Exile On Mainstream」(タイトルでお気づきでしょうが、Mick Jaggerとも共作してるし、彼等の音からたまにストーンズを感じることはある)を発表。17曲中6曲が新作。その内の1曲。彼らにしてはアップテンポなナンバー。やっぱいいわ。プロデュースはSteve Lillywhite! ニュー・アルバム待ってるよ。
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