Luscious Jackson (ルシャス・ジャクソン)

　昨日のLucy Pearlに続き、これも最高位36位かよ。何でいい曲がヒットしないんだろ。Luscious Jacksonは人名ではなく、というか元プロ・バスケットボール選手の名前で、4人組女性オルタナティブ・ロック・グループの名前。91年にニューヨーク・マンハッタンで結成。

04209　Naked Eyes (ネイキッド・アイズ)　97年36位
　60年代のガール・グループ風のメロディ(Jaynettsの「Sally, Go ‘Round The Roses」を思い出した)と脱力感を伴うローファイな感じのマッチングがなかなか心地よい。昨年再結成したとか。

LSG (LSG)

　Gerald Levert(元Levert)、Keith Sweat(New Jack Swing!)、Johnny Gill(元New Edition)というスーパースターによるR＆Bトリオ。SweatがLevertにGillと一緒に演りたいんだけどと話を持ちかけたみたいだ。2枚アルバムを出したが、Levertが06年に亡くなり、自然消滅。

04207　My Body (マイ・ボディ)　97年4位
　バラード歌わせりゃ、みたいな3人だから、安心のR＆Bバラード。王道過ぎてあまり食指は動かないのだが。R＆Bチャート7週No.1、プラチナディスク。

Lost Boyz (ロスト・ボーイズ)

　ニューヨーク・クイーンズ出身、Mr.CheeksがリードMCを務める 4人組ラップ・グループ。メンバーのFreekie Tahが99年、28歳の若さで射殺されてしまい、活動停止。Mr.Cheeksはソロに転向するが、最近は3人組で活動を再開。

04205　Renee (レネイ)　96年33位
　この淡々としたメロウな感じは結構好み。映画「Don’t Be A Menace」(ポップ・ガン)より、って全然知らないけれど、黒人のコメディ映画らしい。ゴールドディスク。

Lo-Key? (ローキー)

　ミネソタ州ミネアポリス出身ということは、Princeと同郷だ。5人組ファンク・バンドで、ツイン・ボーカル＋キーボード＋ベース＋ドラムスの編成。Jam & Lewisのレーベルから92年デビュー。ところで、All MusicのLo-Key?の紹介でStyleはFunkとJapanese Traditionとあるのだが、何のことだ？

04126　I Got A Thang 4 Ya! (アイ・ガット・ア・サング・フォー・ヤ)　92年27位
　唯一のヒット曲はどファンク！ではなくて、バラードなんで、本領がどこにあるのか、よくわからない。Princeファミリーって感じでもないし。R＆BチャートNo.1。

Lighter Shade Of Brown (ライター・シェイド・オブ・ブラウン)

　カリフォルニア州出身のチカーノ・ラップ・デュオ。チカーノはメキシコ系アメリカ人のことで、グループ名のブラウンはその肌の色。同じ頃、Urban Dance Squadに「Deeper Shade Of Soul」というヒット曲があったけれど、向こうもラテン・ソウルノリで近い世界だな。90年に結成、99年に解散。

04124　On A Sunday Afternoon (オン・ア・サンデイ・アフタヌーン)　92年39位
　Young Rascalsの「Groovin’」、Tommy James & The Shondellsの「Crystal Blue Persuasion」、Temptationsの「Just My Imagination」といった60年代後半の素敵な曲ばかりをサンプリング。いかにも日曜の午後って感じのゆったりした日なた感？が心地よい。Shiro & Huggy Boyをフィーチュアリング。

Lewis, Donna (ドナ・ルイス)

　2位9週って、そんなにこの曲ヒットしたっけ？　73年、ウェールズのカーディフ生まれの女性ポップシンガーでソングライター。

04115　I Love You Always Forever (ラヴ・オールウェイズ)　96年2位
　デビュー・シングルがいきなりの大ヒット。ソフトなメロディとデジタルでスペイシーなサウンドが上手くマッチしている。1位になれなかったのは「Macarena」のせい。アダルト・トップ40チャート8週No.1、ゴールドディスク。

Len (レン)

　カナダ出身のオルタナティブ・ロック・グループ。91年Costanzo兄妹を中心に結成。メンバーは他に3人か4人。「Steal My Sunshine」の一発屋。

04112　Steal My Sunshine (スティール・マイ・サンシャイン)　99年9位
　Andrea True Connectionの「More, More, More」をサンプリングしたオルタナティブ・ダンス・ポップ。Human Leagueの「Don’t You Want Me」にインスパイアされた曲らしいが、「More, More, More」のピアノのリフを使ったことに尽きるな。単調だけど、楽し〜。ケイティ・ホームズ主演の映画「Go」(全く知らない)に使われた。カナダでは1位。

Le Click (ル・クリック)

　典型的なユーロ・ダンスって感じだけど、覚えてない。93年にドイツ人プロデューサーFrank Farianによって結成された男女デュオ。

04111　Call Me (コール・ミー)　97年35位
　典型的なユーロ・ダンスって感想しか思い浮かばないなあ。何故ユーロ・ダンスのユニットって、女性ボーカル＋男性ラッパーの2人組なんだろう？　Blondieの曲とは無関係(それ以外に6人のアーティストが「Call Me」という曲をヒットさせているけど、全て別の曲)。

L.A. Guns (L.A.ガンズ)

　Guns N’ Rosesのいわば兄弟バンド。Guns N’ Rosesの方はHR/HMでは一番好きなバンドだったのに、こっちはほとんど聴いたことがない。まあ向こうにはヒット曲があったから聴くきっかけがあったってことだが。
　Tracii Guns率いるL.A. GunsとAxl Rose率いるHollywood Roseが合体してできたのがGuns N’ Rosesで、そこから再びTraciiが脱退して再結成したのがL.A. Guns。最初の結成は83年で、再結成後デビューしたのは88年。

04077　The Ballad Of Jayne (バラード・オブ・ジェーン)　90年33位
　唯一のTop40ヒットは、Guns N’ Rosesも演りそうなバラード。2ndより。Guns N’ Rosesの1stの目立ち方に比べると霞むけれど、乾いているというか、HR/HMバラード特有の甘ったるさがないからいいです。

Luniz (ルーニーズ)

　ドクター・ドレーに始まるGファンクの流れを受けていると思われるラップ・デュオ。95年カリフォルニア州オークランドで結成。

01708　I Got 5 On It (アイ・ガット・ファイブ・オン・イット)　95年8位
　英国で3位、ヨーロッパでも大ヒットしたラップ・ナンバー。ゲスト・ボーカルはTimex Social ClubのMichael Marshall。Dr.DreやSnoop Doggy Doggを思わせる不穏なバック・トラックは好み。その後の消息を聞かないが。プラチナディスク。