Simply Red (シンプリー・レッド)
今までにもスタイル・カウンシルやブロウ・モンキーズと80年代英国発のブルー・アイド・ソウルを紹介してきたが、今日はシンプリー・レッド。私は広く浅くの方なので、必ずアルバムを買っていたアーティストはあまり多くないが、シンプリー・レッドはその数少ない1つ(03年の「Home」までだが)。
84年マンチェスター出身のMick Hucknall(ミック・ハックネル)を中心に結成された。グループ名はハックネルのあだ名(赤毛より)、マンチェスター・ユナイテッド(チームカラー)、左翼から。メンバーは頻繁に入れ替わり、90年代以降はハックネルのソロ・プロジェクトと言われる。00124の時はドラマーとして屋敷豪太が参加している。現在もシンプリー・レッドは活動中。
00120 Holding Back The Years (ホールディング・バック・イヤーズ) 86年1位
大ヒットした1stアルバム「Picture Book」より。ハックネルのオリジナル。曲といい、ボーカルといい、パーフェクト。
00121 Money$ Too Tight(To Mention) (マネーズ・トゥー・タイト) 86年28位
1stアルバムより2曲目のヒット。オリジナルは82年のValentine BrothersのR&Bチャートでのヒット曲。「トーキン・アバウト・ザ・レーガノミックス」という歌詞が聞こえるので、政治的なハックネルのオリジナルと勘違いしてた。オリジナルもすごいカッコいいです。
00122 The Right Thing (ライト・シング) 87年27位
2ndアルバム「Men And Women」より。ファンキーです。後半転調してからが最高にいい。
00123 If You Don’t Know Me By Now (二人の絆) 89年1位
3rdアルバム「A New Frame」より。これは反則。元の曲が良すぎるよね。オリジナルはフィラデルフィア・ソウルのハロルド・メルビン&ザ・ブルーノーツ、72年にヒットした不朽の名曲。アダルト・コンテンポラリー・チャートでもNo.1に。
00124 Something Got Me Started (サムシング・ゴット・ミー・スターテッド) 91年23位
4枚目のアルバム「Stars」より。この頃からアメリカでは売れなくなり始めるのだが、逆に英国や他の国ではどんどん売れ始め、このアルバムは世界で2,300万枚以上売れたという。この曲も米国であまり売れなかった理由がよくわからないほど、イイよ。アルバムのタイトル曲も当時ほんとに好きでした。
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