White, Barry (バリー・ホワイト)
70年代に一世を風靡したのが、このBarry White。オーケストラをバックに低〜い声で歌うというか囁くピロートーク的芸風。鈴木啓志氏が東のヴァン・マッコイ、西のバリー・ホワイトと書いていたが、確かにそんな感じ。60年代の音楽業界で実力を蓄え、ノーザンソウルの影響を強く受け、70年代にイージーリスニング・ディスコ(なんて言葉はないけど)で花開いたところまで一緒。
44年テキサス州で生まれ、ロスアンジェルスで育つ。11歳の時にJesse Belvinの「Goodnight My Love」でピアノを弾いていることは最近知った。Bob & Earlの「Harlem Shuffle」のアレンジとか、5th Dimensionの前身Versatilesとかに関わってもいたらしい。69年女性3人組のLove Unlimitedを結成(その1人と結婚)、そのバックを務めたのが「愛のテーマ」のLove Unlimited Orchestra。03年死去。
02191 I’m Gonna Love You Just A Little More Baby (つのりゆく愛) 73年3位
基本的にどの曲も同じ。タイトルが妙に長いのも共通してる。聴いてて思ったのは、多分Isaac Hayesの影響。Shaftとかに似てるもの。R&BチャートNo.1、ゴールドディスク。
02192 I’ve Got So Much To Give (アイヴ・ゴット・ソー・マッチ・トゥ・ギヴ) 73年32位
デビューアルバムのタイトルトラック。構造は同じだけど、他の曲と違ってスローナンバー。
02193 Never, Never Gonna Give Ya Up (忘れられない君) 73年7位
典型的バリー・ホワイト節。サビがキャッチーで、バックでチャカチャカいってる感じとかが。ジャケ載せるけど、歌声で期待、容姿にがっくりという点ではChristopher Crossと双璧か。ゴールドディスク。
02194 Can’t Get Enough Of Your Love, Babe (あふれる愛を) 74年1位
相変わらずボソボソ言って始まる、典型的バリー・ホワイト節。No.1ヒットでありながらTop40にわずか9週というのは最短記録なんではないか? R&BチャートNo.1、ゴールドディスク。
02195 You’re The First, The Last, My Everything (マイ・エヴリシング) 74年2位
まあみんな典型的なんだが。ストリングスのブリッジがアクセントになってる。英国ではNo.1、R&BチャートNo.1、ゴールドディスク。
02196 What Am I Gonna Do With You (愛の炎) 75年8位
ビロンロンロロンって歌ってたイメージがあったんだけど、さすがにそうは歌ってないか。あっという間にヒットチャートから姿を消すのも、彼の曲の共通点だったな。R&BチャートNo.1。
02197 I’ll Do For You Anything You Want Me To (アイル・ドゥ・フォー・ユー) 75年40位
飛ぶ鳥落とす勢いもついに止まったか。ちょっとノーザンっぽいんだけどね。ところで、B面の曲名が「Anything You Want Me To」なんだが、別の曲なんだろうか? 2195のB面は「More Than Anything, You’re My Everything」、他の曲の場合もA面の曲名の一部みたいな、いい加減なタイトルばかりなんだが。
02198 Let The Music Play (愛のステップ) 76年32位
「愛のテーマ」に近いかな。邦題に「愛の○○」ってのが妙に多いな。
02199 It’s Ecstasy When You Lay Down Next To Me (エクスタシー) 77年4位
久々の大ヒットって印象だった。ヒット曲では唯一自作ではないし、路線をやや変えた感じ。ストリングスや歌声は変わらないけど、ベースがファンクっぽい。R&BチャートNo.1、ゴールドディスク。
02200 Oh What A Night For Dancing (百万ドルの恋) 78年24位
熱唱型バラードは彼にしては珍しい。この後20th Century(20世紀)レコードを離れ、自身のヒット曲は途切れるけれど、90年にはQuincy Jonesのヒット曲「The Secret Garden」に参加している。
02201 Practice What You Preach (愛の伝道者) 94年18位
久々のTop40ヒット。Barry Whiteその人みたいな邦題だな。愛の使者って言われてたんだっけ? 何年経ってもぶっとい低音の台詞から入るのは変わらず。曲はしっとりしたバラードだけど、Barry Whiteならではを感じない。この手はちょっと苦手。ヒットチャートには入らなかったが、99年の「Staying Power」ではグラミー賞を受賞している。R&BチャートNo.1、ゴールドディスク。



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