Stylistics, The (スタイリスティックス)
75年に日本で大ヒットした(最近はギャツビーのテーマ曲となっている)「愛がすべて」(Can’t Give You Anything But My Love)を聴いて、Stylisticsも終わったなあと当時思った覚えがある。アメリカではあまり売れず、その後もヒットを飛ばすことはなかった(英国ではNo.1に輝いたが)。ちょうどスウィートソウルからディスコへと大きく流れが変わっていった時期のことですね。
Stylisticsは68年フィラデルフィアで結成された5人組。Delfonicsを手がけたThom Bellのプロデュースによりフィラデルフィア・ソウルの代表的グループになった(Thom Bellは後はSpinnersだね)。売りは何と言ってもRussell Thompkins Jr.のファルセットで、甘〜い(甘すぎる)バラードを聴かせてくれた。04年ボーカルグループの殿堂入り。
02119 Stop, Look, Listen (To Your Heart) (ストップ・ルック・リッスン) 71年39位
2122までの4曲はデビューアルバム「スタイリスティックス登場」より。大ヒット曲に比べるとメロディは弱いと思うけど、変拍子は面白いと思う。
02120 You Are Everything (ユー・アー・エヴリシング) 71年9位
Diana RossとMarvin Gayeのカヴァーでも有名な名曲。そういえば、2119もカヴァーしてたね。それからMary J. Bligeが「Everything」でサンプリングしてる。ゴールドディスク。
02121 Betcha By Golly, Wow (ゴーリー・ワウ) 72年3位
これも甘〜い名曲で変拍子。Princeがカヴァー。ゴールドディスク。
02122 People Make The World Go Round (愛の世界) 72年25位
デビューアルバムの曲はみんないいけど、これが一番好きかな。映画音楽みたい。それにしてもThom Bellは変拍子が好きな人だなあ。
02123 I’m Stone In Love With You (愛のとりこ) 72年10位
今までと趣向をちょっと変えてきたけど、Stylisticsはとにかく甘〜く演った方がいいなあ。ゴールドディスク。
02124 Break Up To Make Up (涙の試練) 73年5位
ワルツ? いい曲だけど、もうちょっと凝ってもらった方が。ゴールドディスク。
02125 You’ll Never Get To Heaven (If You Break My Heart) (ネバー・ゲット・トゥー・ヘブン) 73年23位
この曲だけはDionne Warwickの64年のヒットのカヴァー。あっそうか、Thom Bellってバカラックから来てるんだ、多分。
02126 Rockin’ Roll Baby (ロッキン・ロール・ベイビー) 73年14位
彼らにしては珍しいミドルテンポ。軽〜いO’JaysかSpinnersみたい。最後のコーラスを聴いて何故かT.Rexを思い出した。
02127 You Make Me Feel Brand New (誓い) 74年2位
アメリカでの最大のヒット曲。これは珍しくツインリード。彼らの場合、ソロみたいのが多いから、目先が変わっていいと思う。甘すぎるけど、でもやっぱしいいなあ。Boys Ⅱ MenやSimply Redも演ってます。ゴールドディスク。
02128 Let’s Put It All Together (祈り) 74年18位
これだけはThom Bellのプロデュースではない。でも、Van McCoyでディスコに振り切る前だから、悪くはないと思う(ディスコ全部嫌いってことでは全然ありません。念のため)。それにしても彼らの「Can’t Help Falling In Love」だけは許せない。あれは名曲への冒涜だよ。



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