Parsons, Alan, Project (アラン・パーソンズ・プロジェクト)
プログレをベースに、万人ウケするメロディのポップ・ヒットを飛ばしたグループ。Alan Parsons(1948年ロンドン生まれ)はアビーロードスタジオのエンジニアとしてBeatles(アビーロード)、Paul McCartney、Pink Floyd(狂気)等を手がけた人。Al Stewartの「Year Of The Cat」もそうだね。エドガー・アラン・ポオをコンセプトにしたアルバムを作ろうとEric Woolfson(ボーカルをとっていることが多い)から声をかけられたのが、グループ発足のきっかけ。Projectという名前の通り、2人以外はアルバム毎にメンバーをアサインする仕組み(Steely Danと同じかな)。元Pilotのメンバーも参加している(彼らのアルバムをAlan Parsonsがプロデュースしていた)。
2873以外は「Best Of Alan Parsons Project」(Arista,2007)に収録。
02873 (The System Of) Doctor Tarr And Professor Fether (タール博士とフェザー教授の療法) 76年37位
エドガー・アラン・ポオがテーマ? また、マニアックなのがTop40に入ってきたなあというのが第一印象だったが、音は結構ポップ。後期に比べれば、ややおどろおどろしい部分はあるけれど。ボーカルはJohn Miles。
02874 I Wouldn’t Want To Be Like You (君は他人) 77年36位
ポオの次はアシモフ。アルバム「I Robot」より、Aristaに移って最初のヒット曲。間奏のギターを聴いても、実によくできたポップス。
02875 Damned If I Do (沈黙) 79年27位
これだけ聴いてるとどこがプログレ?って感じのポップなナンバー。まあストリングスの使い方とかはプログレっぽいかな? アルバム(Eve)にはいかにもプログレっぽいインストが入っているが。この曲と2876のボーカルはLenny Zakatek。
02876 Games People Play (ゲームス・ピープル・プレイ) 81年16位
ポップスとしての洗練度はどんどん上がってきている。
02877 Time (時は川の流れに) 81年15位
2876と同じアルバム「運命の切り札」からのスローバラード。洗練されたというか、BGM化が進んでいるというか。
02878 Eye In The Sky (アイ・イン・ザ・スカイ) 82年3位
最大のヒット曲。「Time」と同一路線。更にBGM化が進み、と悪口を書こうかと思ったが、いい曲ではある。アルバムではインストの「Sirius」とつながっている。
02879 Don’t Answer Me (ドント・アンサー・ミー) 84年15位
プログレっぽいところから出てきたのだけれど、やたらポップでヒット連発という意味では、同じ英国出身のELOに近いなあと思った。間奏にサックスが入るんで、少し目先が変わります。
02880 Prime Time (プライム・タイム) 84年34位
相変わらずの路線。可も不可もなし。
最近のコメント