Daniels, Charlie, Band (チャーリー・ダニエルズ・バンド)
自分の興味の対象外のカントリー・ロック・バンドと思っていたが、今回「悪魔はジョージアへ」を聴き返してぶっ飛んだ。ハードでファンキーでプログレッシブ!
Charlie Danielsは36年ノースキャロライナ州生まれのフィドル・プレイヤー。ギターやバイオリンも弾くが、フィドルとバイオリンはどこが違うのか? 60年代後半にはナッシュヴィルで有名なセッション・ミュージシャンとなり、Dylanの「Nashville Skyline」「Self Portrait」「New Morning」(主にベースを弾いているようだ)やRingoの「Beaucoups Of Blues」等に参加している。72年Charlie Daniels Band(5人組か6人組)を結成。Allman Brothers Band等とともにサザン・ロックの雄として脚光を浴びる。映画「アーバン・カウボーイ」にも出演。
02265 Uneasy Rider (アンイージー・ライダー) 73年9位
「イージーライダー」のパロディと言うことなのか、ノベルティ・ソング扱いになっている(歌詞がよくわからん)。まだこの時点ではゆったりしたカントリー・ロックって感じ(というか、この手の音楽は何と呼ぶのがいいんだろう? ブルーグラスっぽい? トーキングスタイル?)。クレジットはCharlie Daniels。
02266 The South’s Gonna Do It (ザ・サウス・ゴナ・ドゥー・イット) 75年29位
かなりフィドルが前面に出てきて、ちょっとハードに。曲名は「The South’s Gonna Do It Again」と記憶していたのだが、Joel Whitburnではこうなっていた。
02267 The Devil Went Down To Georgia (悪魔はジョージアへ) 79年3位
上にも書いた通り。Focusの「悪魔の呪文」も真っ青。悪魔と人間の魂をかけたフィドル合戦の曲らしいんだが、確かにそんな感じ。Primusのカヴァーあり。グラミー賞カントリー・ボーカル・グループ部門受賞、プラチナム・ディスク、カントリー・チャートNo.1。
02268 In America (イン・アメリカ) 80年11位
大ヒットした「悪魔はジョージアへ」に似たノリ。
02269 The Legend Of Wooley Swamp (ウーリー・スワンプの伝説) 80年31位
基本的に同じ路線なんだが、サビのところはWhoを思い出した。
02270 Still In Saigon (スティル・イン・サイゴン) 82年22位
政治的にはいかにも保守派ってイメージだが、この曲は「Born In The U.S.A.」や「19」等の先駆けらしい。Fleetwood Mac(もっと似た人たちがいそうだが)を思い出すポップさが、ちょっと意外。
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