KC And The Sunshine BandのHarry Wayne Caseyとのデュエット曲だが、高校の同級生だったのか。オリジナルは65年のBarbara Mason。元の曲がいいからヒットするのも当然で、ちょっとずるい気も。KCがこういった曲で2位というのも少し不思議。クレジットはTeri DeSario with K.C.。ゴールドディスク、アダルトコンテンポラリーチャートNo.1。
2000組目のアーティストはこの人たちだった。Barry DeVorzonは1934年ニューヨーク・ブルックリン生まれで、Barry & The Tamarlanesのリーダー、Perry Botkin, Jr.は33年マンハッタン生まれで、指揮者Perry Botkin, Sr.の息子、いずれも作曲家・プロデューサーである。チームは、カリフォルニアをベースに活動していた。
05707 Nadia’s Theme (The Young And The Restless) (妖精コマネチのテーマ) 76年8位
元々は72年の映画『Bless The Beast And Children(動物と子供たちの詩)』のために2人が書いたインストルメンタル曲だが(主題歌も2人が作り、Carpentersでスマッシュヒットしている)、その後テレビドラマ『The Young And The Restless』に使われて有名になり、更にABCテレビが76年モントリオール・オリンピックで10点を連発して一世を風靡した女子体操選手コマネチの映像のBGMに使用したことで、ヒットした。いやあ、懐かしいですねえ。ゴールドディスク。
Ronnie Dyson(1950-1990)は、60年代A&Mポップスを思わせる爽やかな曲をヒットさせたR&Bシンガー。50年ワシントンDCに生まれ、ニューヨーク・ブルックリンに育つ。ブロードウェイ・ミュージカル「ヘアー」や映画「Putney Swope」(日本未公開)に出演している。「Aquarius」の最初のところを歌っていたらしい。
03392 (If You Let Me Make Love To You Then) Why Can’t I Touch You? (ホワイ・キャント・アイ・タッチ・ユー?) 70年8位
オフブロードウェイ・ミュージカル「Salvation」より。この手の雨上がりの朝みたいな?爽やかで軽快なソウル・チューンは好みです。
03393 One Man Band (Plays All Alone) (ワン・マン・バンド) 73年28位
3392と甲乙付けがたい爽やかナンバー。サビもキャッチー。ドラムブレイクが多くのヒップホップ・アーティストにサンプリングされているらしいです。プロデュースはThom Bell。
60年代モータウンの最強ヒット・メーカーHolland=Dozier=Hollandの1人。代表作を挙げるのは不可能なほど多いが、Supremes、Four Topsの主だったところは皆彼らの作品。68年に独立し、インビクタス/ホットワックスを設立してからも、Honey ConeやFreda PayneやCharimen Of The Board等を手がけている。41年デトロイト生まれ。元々歌手な訳だが、ソングライター/プロデューサーとして大成功した後も、歌手活動にこだわり、最初のTop40ヒットが「Trying To Hold On To My Woman」だった。
03380 Trying To Hold On To My Woman (俺の女) 74年15位
モータウン等でのポップで明解な曲づくりとは全然違うけど、この70年代前半っぽい(「Me & Mrs. Jones」とかにも通じる)バラードも好きだな。それにしても、何て邦題!
03381 Fish Ain’t Bitin’ (フィッシュ・エイント・バイティン) 74年26位
魚が釣れない? こちらはミッドテンポ。モータウンとは遠いけれど、インビクタス/ホットワックスには近いかな。大好きというわけではないが、妙に耳に残る音。
03345 You Want It, You Got It (ユー・ウォント・イット・ユー・ガット・イット) 72年36位
デトロイトだけど、モータウンというよりもSpinnersっぽいかな? でも、Spinnersも元はモータウンか。と訳のわからないことを書いてますが、ふわふわした感じが独特。
03346 Baby Let Me Take You (In My Arms) (ベイビー・レット・ミー・テイク・ユー) 72年24位
このリフは何かにサンプリングされてなかったっけ?と思って調べたら、De La Soulの「Say No Go」だった。今ひとつとらえどころがないけれど、軽快さが身上かな。
01637 Sultans Of Swing (悲しきサルタン) 79年4位 この曲の登場は衝撃的だった。Dire Straitsにはいろんなヒット曲があるけど、やっぱりこの曲が極めつけ。マーク・ノップラーのストラトキャスターのかっこいいこと、この上なし。この次の「翔んでる!レディ」(Lady Writer)も好きだった。
01638 Money For Nothing (マネー・フォー・ナッシング) 85年1位 Dire Straitsで一番有名なのはこの曲だろう。ビデオクリップはMTVで一世を風靡した感がある。歌詞はMTVに出てる連中を揶揄したもんだけど。「悲しきサルタン」とはギターの音とか全然違うが、独特のセンスは彼らでしかあり得ない。Stingが共作、コーラスに参加している。グラミー賞ロック・ボーカル・グループ受賞。アルバムロックチャートNo.1。
01639 Walk Of Life (ウォーク・オブ・ライフ) 85年7位 キーボードが前面にフィーチャーされている。この曲聴くと、Bruce Springsteenを思い出す。
01640 So Far Away (君にさよなら) 86年19位 1638〜1640は大ヒットアルバム「Brothers In Arms」より。CDがバカ売れした最初のアルバムでもあった。ところで、Tina Turnerの「Private Dancer」はマーク・ノップラーの作品なんだよね。
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