Captain & Tennille (キャプテン&テニール)
Beach Boysのツアーとかに参加していたキーボーディストのDaryl Dragon(Mike LoveがCaptainと名付けた)とシンガー/ピアニストのToni Tennilleの夫婦デュオ。Carpentersと同じA&Mと契約し、一時は出す曲出す曲みんなヒットしていた。典型的なアダルト・コンテンポラリーのアーティストだけど、結構好きな曲があった。
02018 Love Will Keep Us Together (愛ある限り) 75年1位
年間チャートNo.1、グラミー賞レコード・オブ・ジ・イヤー受賞という華々しいメジャー・デビュー。イントロのキーボードが印象的。アレンジの妙か、他には類を見ない曲だな。作曲はNeil Sedaka(とHoward Greenfiled)で、ちょうど彼がカムバックしたアルバムに入っていた。当時スペイン語ヴァージョンもヒットしたが、同じアーティストの同じ曲の別ヴァージョンが同時にヒットチャート入りしたのは初めて(この後多分Righteous Brothersがある)。ゴールドディスク、アダルト・コンテンポラリー・チャートNo.1。
02019 The Way I Want To Touch You (君こそすべて) 75年4位
こちらが本当はインディーズでのデビュー曲。Tennilleのオリジナル。コーラス・アレンジが好き。これもゴールドディスク、アダルト・コンテンポラリー・チャートNo.1と言うか、2022まで5曲連続でそうだった。
02020 Lonely Night (Angel Face) (ロンリー・ナイト(天使の横顔)) 76年3位
虫だか鳥だかの声で始まる。これもNeil Sedakaの曲だけど、何でこういう曲が作れるんだろう?という不思議な展開。かなり好み。
02021 Shop Around(ショップ・アラウンド) 76年4位
もちろんオリジナルはMiracles。こう聴くと、この人たちはアレンジがスゴいんだなというのがわかる。
02022 Muskrat Love (マスクラット・ラヴ(恋のデュエット)) 76年4位
マスクラットって日本語では何ねずみなんだろう? ねずみの声をシンセで演っているのがかわいい。オリジナルはWillis Alan Ramseyの「Muskrat Candlelight」という曲だけど、Americaのヴァージョンが有名。マイ・フェイバリット!
02023 Can’t Stop Dancin’ (キャント・ストップ・ダンシン) 77年13位
Captain & Tennilleもディスコかよ! 彼らの本領ではないわな。曲がRay Stevensというのは驚き。
02024 You Never Done It Like That (こんなのってはじめて) 78年10位
三たびNeil Sedaka。2026と同様歌詞がちょっときわどいかな。
02025 You Need A Woman Tonight (ユー・ニード・ウーマン) 79年40位
彼らの曲としては不発に終わったが、これもいい曲だよ。何故この曲だけヒットしなかったのか?
02026 Do That To Me One More Time (愛の証し) 79年1位
A&Mがアダルト・コンテンポラリーに冷たくなったせいで?、Donna SummerやKissで当てていた新興Casablancaに移籍。見事No.1になったが、彼らを推していた社長のニール・ボガートの死もあり、これが最後のTop40ヒットとなる。最初と最後がNo.1ヒットというのも珍しいかも。
スローバラードだけど、ちょっとひっかかりがなさすぎるかな。タイトルは直訳すると「もう1回やって」、あっそれで邦題は「愛の証し」なのか。ゴールドディスク。
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