Blondie (ブロンディ)
70年代後半にロンドンとニューヨークでパンクが生まれ、ニューヨーク・パンクとして名前が聴かれたのが、パティ・スミス、テレヴィジョン、ラモーンズ、そしてブロンディ等だった。そんなアンダーグラウンド出身のバンドが全米で4曲ものNo.1ヒット(英国では6曲)を生み出すんだから驚きだ。
74年ニューヨークで結成、Deborah Harry(ボーカル)と恋人Chris Stein(ギター)を中心とする6人組。絶頂期はわずか2年間だが、パンク、ニューウェイブから始まって、ディスコ、レゲエ、ラップとさまざまな音楽を取り入れてヒットさせた雑食ぶりはスゴい。これはデボラ・ハリーの感性だったのか、プロデューサーMike Chapmanの才覚だったのか?
当時デボラはいったい何歳なのかという話があったが、45年生まれだから、既に30代半ばだったことになる。82年に解散も、97年に再結成、99年(54歳!)に「Maria」がイギリスでNo.1になるという化け物ぶり。ちなみに英国で70、80、90年代すべてNo.1ヒットを持つ唯一のアメリカのグループだとか。06年ロックの殿堂入り。
00392 Heart Of Glass (ハート・オブ・グラス) 79年1位
3rdアルバム「Parallel Lines」(恋の平行線)から。この曲でブロンディは世界中に知られるようになった。ブロンディというと、どうもドラム(Clement Burke)の印象が強いんだけど、何故だろう? 特に後半はドラムを聴いていると気持ちいいんだよね。ゴールドディスク。
00393 One Way Or Another (どうせ恋だから) 79年24位
3rdから英国ではロネッツみたいな「Sunday Girl」がNo.1になっているが、米国ではこの曲。ヒット曲の中では1番パンクっぽいし、デボラもロックンローラーっぽく歌ってる。
00394 Dreaming (ドリーミン) 79年27位
4枚目のアルバム「Eat To The Beat」から。デボラの歌は相変わらず一本調子だけど(393を除く)、これも個性かな。やっぱドラムが気になるな。ブロンディってどこがパンクなんだと思ってたんだが(393を除く)、このシンプルなポップさがパンクなのかもしれないなあと気づいた。
00395 Call Me (コール・ミー) 80年1位
ドナ・サマーで当てたドイツのディスコ・プロデューサーGiorgio Moroderがリチャード・ギア主演の映画「アメリカン・ジゴロ」のテーマ曲として書き、デボラが歌詞を書いた。モロダーは最初スティーヴィー・ニックスに話を持っていったが、断られたらしい。それにしても、6週No.1は売れ過ぎだわな。映画の主題歌で年間チャート1位になったのは、ルル「いつも心に太陽を」(67年)、バーブラ・ストライザンド「追憶」(74年)以来3曲目。ゴールドディスク。
00396 Atomic (銀河のアトミック) 80年39位
4枚目のアルバムから。英国では1位になったが、アメリカでは不発。ポップスとしては間奏が妙に長くてちょっと変な曲。今回ブロンディを聴き直して確信しました。ブロンディはドラムですね。今さら?
00397 The Tide Is High (夢みるNo.1) 80年1位
5枚目のアルバム「Autoamerican」から、ジャマイカのレゲエ・グループParagonsのカバー。レゲエのカバーのNo.1ヒットは、クラプトンの「I Shot The Sheriff」以来かな? ゴールドディスク。
00398 Rapture (ラプチュアー) 81年1位
同じく「Autoamerican」より。多分ラップで初のNo.1ヒット。ラップ初のTop40ヒットはシックのトラックを使っていたけど、この曲も明らかにシックがソース。後半の展開とか、結構アヴァンギャルド。ゴールドディスク。
00399 Island Of Lost Souls (誘惑の楽園) 82年37位
6枚目のアルバム「Hunter」は不発。そこからのシングルが最後のTop40ヒットになった。ラテンっぽいナンバーで、キッド・クレオール&ザ・ココナッツを思い起こさせる。


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