Sinatra, Nancy (ナンシー・シナトラ)
もちろんFrank Sinatraの娘である。シナトラの娘だからアメリカ人なのだが、何故か60年代ロンドンのイメージがある。「007は二度死ぬ」(You Only Live Twice)のテーマを歌ってたからか?
40年ニュージャージー州生まれ。59年に父シナトラとテレビ番組のホストを務めて芸能界デビュー(ゲストはエルヴィス!)。でも曲が売れ出したのは、離婚後の66年から(日本ではその前から売れていたらしいが)。かっこいいし、曲もいいし、昔からお気に入り。リアルタイムで体験したかったものです。
00610 These Boots Are Made For Walkin’ (にくい貴方) 66年1位
強くてセクシーな女というイメージは、この曲でできた。この頃映画「The Wild Angels」(ワイルド・エンジェル)でPeter Fondaと共演したのも、彼女のイメージを決定づけたようだ。
彼女のほとんどの曲はプロデュースとソングライティングがLee Hazelwood、アレンジがBilly Strangeという強力コンビによる。イントロのベースラインが印象的。ベトナム戦争でアメリカ兵士のアンセムとなり、キューブリックの「フルメタル・ジャケット」にも使われている。ゴールドディスク。
00611 How Does That Grab You, Darlin’? (冷たい愛情) 66年7位
「These Boots Are Made For Walkin’」の二番煎じ感が強すぎるように思う。むしろB面の映画主題歌「The Last Of The Secret Agents?」(邦題:爆笑スパイ大作戦)に注目。未見だが、スパイ物コメディで彼女も出演している。こーいうの、ホント似合うと思う。「オースティンパワーズ」とか連想しちゃう。
00612 Friday’s Child (フライデイズ・チャイルド) 66年36位
これもスパイ物のテーマ曲みたいだな。特にギターのフレーズが。
00613 Sugar Town (シュガー・タウンは恋の町) 66年5位
私がNancy Sinatraを初めて知ったのは多分この曲。彼女にしてはソフトな曲調が今までとは違う。ハーマンズ・ハーミッツみたい。これはこれで大好きだが。B面はLee Hazelwoodとの初デュエット「Summer Wine」。こっちも名曲です。ゴールドディスク。
00614 Somethin’ Stupid (恋のひとこと) 67年1位
父娘のデュエット曲として史上唯一のNo.1ヒット。クレジットは「Nancy Sinatra & Frank Sinatra」。よく考えると、父娘が歌うラブ・ソングってのもおかしいが、昔から大好きな曲です。フランク・シナトラ最後のTop10ヒット。これもゴールドディスク。
00615 Love Eyes (あなたの瞳) 67年15位
カントリー&ウェスタンっぽい曲調。途中からスパイ物テーマ曲風に。不思議な曲ではある。
00616 Jackson (ジャクソン) 67年14位
クレジットは「Nancy Sinatra & Lee Hazelwood」。Lee Hazelwoodとのデュエット曲で最初のTop40ヒットだが、Leeの曲ではなく、カントリー・ソングのカバー。全編にハープが使われた陽気なナンバー。この曲のB面が「You Only Live Twice」。こっちもいい曲だが、Top40には入らず。
00617 Lightning’s Girl (稲妻の女) 67年24位
シタールっぽくギターを使っている。Sgt.Pepper's風。
00618 Lady Bird (レディ・バード) 67年20位
Nancy Sinatra & Lee Hazelwoodで2曲目。Leeの低い声も耳に残る。彼女の場合、悪い曲が1つもない。Petura Clark、Dusty SpringfieldとNancy Sinatraは、60年代のディーヴァだね。
00619 Some Velvet Morning (ビロードのような朝) 68年26位
これもNancy Sinatra & Lee Hazelwood。最後のTop40ヒット。途中で3/4拍子と頻繁に切り替わる摩訶不思議な曲。ギリシャ神話に出てくる女性フェドラについて歌われているらしいが。
その後、家庭第一ということで、ほとんど音楽活動をやめてしまったのは残念。最近カムバックしたけれど。その1つのきっかけが彼女の大ファンだったモリッシー(!)だったというのには驚き。



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