音楽 60年代 S

2009年11月 1日 (日)

Status Quo, The (ステイタス・クオー)

 イギリスではスゴく売れるのにアメリカではさっぱり、というアーティストがいる。Shadowsはイギリスで5曲のNo.1ヒットを持つが、アメリカではヒット曲は皆無である。Cliff Richardには何と10曲の英国No.1があるが、76年に「Devil Woman」が6位になる前は米国でのTop40ヒットは2曲のみだった。5曲の全英Top10ヒット(内2曲がNo.1)のSuzi Quatroも全米でのTop40ヒットはデュエットの1曲のみ。今日紹介するStatus Quoもイギリスでは20曲以上のTop10ヒットのある国民的バンドだが、アメリカでは一発屋である。何故だろう? ちなみにStatus Quoとはラテン語で現状という意味。
 67年ロンドンで結成の5人組。40年以上ハードロック・ブギーバンドとして活躍している。94年にはマンチェスター・ユナイテッドと演った「Come On You Reds」がNo.1に。ちなみに私はリヴァプール・ファンですが。

01262 Pictures Of Matchstick Men (マッチスティック・メン) 68年12位
 ブギーバンドとして確立する前の曲(英国でも最初のヒット曲)であり、完全にサイケロック。ボーカルにイコライザーがかかってるし。この路線が行き詰まって、ブギーに転身したわけである。これを聴いてもStatus Quoとはわからない。

2009年10月18日 (日)

Syndicate Of Sound (シンディケイト・オブ・サウンド)

 カリフォルニア州サンホセ出身の5人組ガレージロック・バンド。64年結成、70年解散。James Brownが気に入り、前座に起用したことも。

01226 Little Girl (リトル・ガール) 66年8位
 サイケデリック・ロックの先駆者と言われるが、この曲はシンプルでポップ。ギターのリフがとても気に入ってます。

2009年10月16日 (金)

Sunshine Company, The (サンシャイン・カンパニー)

 サンシャイン・ポップというジャンルがある。60年代後半のBeach BoysやMamas & The Papas、5th Dimension等が例に挙げられているので、基本ソフトロックと同じようなものと考えていいだろう。昨日紹介したParadeもその1つなのだが、彼らのヒット曲「Sunshine Girl」あたりが語源なのか? Harpers Bizarreにも「Come To The Sunshine」のヒットがあるし。確かにSunshineという感じは音楽の傾向をよく表していると思う。で、今日はグループ名がSunshine Company。ロスアンジェルス出身の女性シンガー1人を含む5人組。

01223 Back On The Street Again (バック・オン・ザ・ストリート・アゲイン) 67年36位
 67年、Summer Of Love! 地味にいいソフトロック。Ventures、MarkettsT-BonesのプロデューサーJoe Saracenoがプロデュースしてる。

2009年10月11日 (日)

Seeds, The (シーズ)

 昨日のCount Fiveに引き続き、サイケデリック・ガレージロック! 65年ロスアンジェルスで結成されたSky Saxon率いる4人組。この人たちも結構評価が高いようだ。Sky Saxonが今年6月に亡くなると、Smashing Pumpkinsとかが追悼コンサートをやったみたいだ。

01214 Pushin’ Too Hard (プッシン・トゥ・ハード) 67年36位
 音はStonesっぽい。Sky Saxonのボーカルが独特で耳に残る。

2009年10月 9日 (金)

Standells, The (スタンデルズ)

 この前まで60年代のガールグループばかり紹介していたが、これからは60年代のガレージロックバンドがいろいろ出てくる予定。一昨日のCastawaysに続いて今日はStandells。62年ロスアンジェルスで結成された4人組。後のLittle FeatのLowell GeorgeやWalker BrothersのGary Leedsが参加していたこともある。60年代パンク・クラシックスと位置づけられているみたい(パンクという言葉は昔からあったんだろうか?)。

01212 Dirty Water (ダーティー・ウォーター) 66年11位
 初期ストーンズやアニマルズを思わせる。当然好み。作曲とプロデュースは元Four Preps(音は全くかけ離れているのだが)のEd Cobb。ボストンを舞台にした歌で、現在でもBoston Red Soxが勝つと流れるとか。

2009年9月26日 (土)

Sommers, Joanie (ジョニー・ソマーズ)

 今日はガール・グループではないけれど、Rhinoのコンピレーション「The Best Of The Girl Groups」に入ってたんで、Joanie Sommers。名曲「Johnny Get Angry」の一発屋。41年ニューヨーク州生まれのカリフォルニア育ち。60年代にはペプシのジングルを歌ってて有名だったらしい。TV出演多数。

01144 Johnny Get Angry (内気なジョニー) 62年7位
 バカラックとよく組んだ作詞家ハル・デヴィッドと作曲家シャーマン・エドワーズの作品。アイドルものだけど、かなり好きな曲。ピアノの使い方を始め、アレンジがカッコいいんで。間奏のカズーはちょっとやりすぎのように思うが。アルバムではジャズボーカルの人らしいが、聴いたことなし。

2009年9月 7日 (月)

Spanky And Our Gang (スパンキー&アワ・ギャング)

 60年代後半というと最初に思い浮かぶのが(リアルタイムではないけど)、AssociationやMamas & The Papasといったソフト・ロック、コーラス・グループ。今日のSpanky And Our Gangもそういった類い。ちょっとバブルガムっぽい感じもあるが。66年に女性ボーカルSpankyことElaine McFarlane+男性5人によりシカゴで結成。コーラスの美しさは絶品。山下達郎氏ご推薦! メンバーの死亡もあり、69年には解散。

01119 Sunday Will Never Be The Same (想い出の日曜日) 67年9位
 1119〜1121はJerry Rossプロデュースの1stアルバムより。元々はMamas & The PapasやLeft bankeに提供された曲のようだ。メロディがキャッチーだし、いい曲だわ。途中の展開も好き。

01120 Making Every Minute Count (幸せをかぞえよう) 67年31位
 Association風。どの曲もポップなんだけど、一筋縄では行かない構成ですね。

01121 Lazy Day (青空は恋の色) 67年14位
 これはちょっとSeekersみたい。曲の展開が面白いし、何よりお洒落。

01122 Sunday Mornin’ (サンデイ・モーニン) 68年30位
 この曲と1123はプロデュースがStu ScharfとBob Doroughに替わった2ndアルバムより。5th Dimensionを思わせるコーラス大作?

01123 Like To Get To Know You (ライク・トゥ・ゲット・トゥ・ノー・ユー) 68年17位
 ジャジー。Spankyのボーカルが入ってくるところからがいいですね。Spankyは元々ジャズ・コーラス畑の人みたい。ところで、Spankyは80年代にはNew Mamas & The Papasに参加している。

2009年8月18日 (火)

Sledge, Percy (パーシー・スレッジ)

 「男が女を愛する時」があまりにも有名なPercy Sledge。あまりうまい歌手とは言われないけど、その暖かい声のバラードは大好き。40年(か41年)アラバマ州レイトン生まれ。看護士をしながらローカル・バンドで歌っていたPercyが地元のDJであるQuin Ivyに見出され、マッスル・ショールズで録音したのが「When A Man Loves A Woman」。彼は一貫してカントリー・フレイヴァーのサザンソウルのバラディアー。リズム重視の70年代になるとフェイドアウトしていった。

01082 When A Man Loves A Woman (男が女を愛する時) 66年1位
 文句なしの名曲。印象的なオルガンはSpooner Oldham。前からProcol Harumの「青い影」に似てると思ってたんだが、ピーター・バラカンによると「青い影」の原曲として有名なんだそうだ(バッハじゃなくて?)。
 87年には映画「プラトゥーン」に使われたり、英国でリーヴァイスのCMに使われたり(チャートでも2位になった)した。91年にはMichael Boltonがカヴァーして再びNo.1になっている。R&BチャートNo.1、ゴールドディスク。

01083 Warm And Tender Love (ワーム・アンド・テンダー・ラヴ) 66年17位
 1082と同系統の曲。彼の曲はどれもみな同系統である。同系統でも全然問題なしだが。オリジナルはニューオーリンズのJoe Heywood。

01084 It Tears Me Up (イット・ティアーズ・ミー・アップ) 66年20位
 Dan PennとSpooner Oldham作。Percy Sledgeはこのコンビの作品を多く取り上げている。彼のヒット曲の中では一番サザンソウルっぽいかな。

01085 Love Me Tender (ラヴ・ミー・テンダー) 67年40位
 彼はカヴァーが結構多いのだが、これはもちろんElvisの超有名曲。オリジナルが有名すぎて、微妙なテンポがどうもしっくりこない。

01086 Take Time To Know Her (恋は時間をかけて) 68年11位
 通の間では1082以上の名作とされる。確かにいい曲。彼のヒット曲は最初からみなQuin IvyとMarlin Greeneのプロデュース。

2009年8月 1日 (土)

Steam (スティーム)

 60年代から70年代にかけてはプロデューサーやソングライターがスタジオ・ミュージシャンを集めてレコーディングした実在しないグループが沢山あって、ヒットが出るとツアー用にメンバーが集められた。今までもこの手をいろいろ紹介して来たが、今日のSteamもその1つ。仕掛人は前年にLemon Pipers(は実在のグループだったが)で「Green Tambourine」のNo.1ヒットを出したPaul Leka。かつてのバンド仲間とシングルのB面用に録音した曲が再び1位になってしまった。

01063 Na Na Hey Hey Kiss Him Goodbye (ナナ・ヘイ・ヘイ・キス・ヒム・グッバイ) 69年1位
 変なタイトルだが、元々「Kiss Him Goodbye」というタイトルの短い曲を長くしたため、歌詞のないパートにNa Na Hey Heyという言葉を当てて歌っただけといういい加減な話。何か安っぽい曲だが、ゴールドディスクを獲得。83年にはBananaramaがカヴァーして英国でヒットさせたり、シカゴ・ホワイトソックスの応援歌になったり、今やスタンダード・ナンバーである。

2009年7月10日 (金)

Swinging Blue Jeans, The (スウィンギング・ブルー・ジーンズ)

 ブリティッシュ・インヴェイジョンのグループの1つ。Beatlesと同様リヴァプール出身の4人組。何と言っても典型的ロックンロール・ナンバー「Hippy Hippy Shake」が有名だが、後にLinda Ronstadtが1位にする「You’re No Good」とか、バカラック作曲の「Don’t Make Me Over」等、スローなナンバーに持ち味があったみたい。

01002 Hippy Hippy Shake (ヒッピー・ヒッピー・シェイク) 64年24位
 Beatlesも演っているThis is ロックンロールって感じのナンバー。オリジナルはChan Romeroという人。英国では2位までいった。それにしてもBeatlesにそっくりだなあ。

2009年6月 8日 (月)

Sam & Dave (サム&デイヴ)

 オーティス・レディングがライブで一緒になるのを嫌がったと言われるダブル・ダイナマイト、史上最強のソウル・デュオ!(というか、創始者というべきかも)
 61年にSam MooreとDave Praterがマイアミで知り合って結成。64年にAtlanticと契約、Jerry WexlerがStaxに送り込み、ブレイク。Isaac HayesとDavid Porterによるソング・ライティング、バックはBooker T. & The M.G.’sMar-Keysという超強力メンバーに支えられ、生汗飛び散るコール&レスポンス(観たことないけど)のパフォーマンス。めちゃカッコいいです。
 Top40ヒットはあまりないが、66〜68年はR&Bチャートを席巻している。68年AtlanticとStaxの関係が切れたあたりから人気にかげりが見え始め、71年解散。Daveは88年自動車事故のため死去。92年ロックの殿堂入り。

00928 Hold On! I’m A Comin’ (ホールド・オン) 66年21位
 Sam & Daveと言えば、やっぱりこれでしょう。タイトルからしてエッチ系かと思ったら、全然そうではなく、トイレに入ってたDavid PorterがIsaac Hayesに呼ばれて「ちょっと待って、今行くから」と答えたことから出来た曲だそうだ。歌詞は男の友情系? それでも当時はタイトルを「Hold On! I’m Comin’」から変えているのだが、Aが入ると意味がどう変わるんだろう?
 などと、つまらないことでスペースを取ってしまったが、曲の方は完璧! ホーンのリフとボーカルのカッコいいこと。曲の展開もスリリング。R&BチャートNo.1。95年になってゴールドディスク認定というロングセラー?

00929 Soul Man (ソウル・マン) 67年2位
 「Hold On! I’m Comin’」と甲乙付け難い出来。Blues Brothersのカヴァーでも有名。「Soul」というタイトルのついた曲で初めてアメリカでNo.1になり(Cash Box誌)、その後ソウルというジャンルが定着したという歴史的名曲。
 これもR&BチャートNo.1で、ゴールドディスク。最近全く触れてなかったんだけど、Rolling Stone誌の500 Greatest Songs of All Timeで458位!に選ばれている。でもこのランキング、一体どうやって決めたんだろう?

00930 I Thank You (アイ・サンキュー) 68年9位
 ちょっとゴスペルっぽいというか、キーボードがアクセントになっているし、バックコーラスも入っているし、今までとはちょっと違う感じ。後にZZ Topがカヴァーしている。

2009年5月28日 (木)

Surfaris, The (サーファリーズ)

 60年代前半の日本はベンチャーズに代表されるエレキ・インスト・グループがブームで、その中でさまざまなサーフ・ミュージックのインスト・グループも人気があったようだ。その中でも多分最も有名な曲がSurfarisの「Wipe Out」だと思う。もちろんBeach Boysに代表されるサーフ・ミュージックのもう1つの側面である歌ものは別にしてだが。
 62年カリフォルニア州で結成された5人組。「Wipe Out」を聴くとわかるように、リーダー格はドラムスのRon Wilson。ところで、Top40ヒットがなくて書く機会がないので、無理矢理ここに書くけれど、私が個人的に最も好きなサーフ・インスト・グループは多分この分野の嚆矢であるDick Dale & His Del-Tones! 彼等の「Miserlou」はタランティーノの「パルブ・フィクション」に使われ、Black Eyed Peasが「Pump It」でサンプリング(共演も)したことで有名だが、鳥肌モン。「Let’s Go Trippin’」や「The Victor」もメチャいいです。

00916 Wipe Out (ワイプ・アウト) 63年2位&66年16位
 サーフ・インストの代表的ナンバー。サーフボードがくだける音?、笑い声に続いて「Wipe Out」とひと言、そしてドラムソロに入るイントロは印象的。後はエレキ大会(テケテケ)&ドラムロール大会(ドンドコ)。何故かこの曲も同じヴァージョンが2回流行ってる。後に映画「Dirty Dancing」に使われたり、ラップのFat Boysがカヴァーしたりもした。
 ところで、当初この曲は歌ものの「Surfer Joe」のB面で出たが、こっちも名曲。おすすめ!

2009年4月28日 (火)

Strong, Barrett (バレット・ストロング)

 モータウンの創始者Berry Gordyの友人であり、モータウンと最初に契約し、最初のヒットを出したのが、Barrett Strongである。41年ミシシッピー州に生まれ、デトロイトに移る。自身のヒットは「Money」のみだが、Norman Whitfieldと組んで数多くのヒット曲を書いた。「悲しいうわさ」(Marvin Gaye、Gladys Knight & The Pips)、「黒い戦争」(Edwin Starr)、「時には微笑を」(Undisputed Truth)、「パパ・ウォズ・ア・ローリング・ストーン」(Temptations)等。

00860 Money (That’s What I Want) (マネー) 60年23位
 Beatlesのカヴァー(「With The Beatles」のラスト)でも有名なモータウン・クラシックス。ジョンのヴァージョンが良すぎるんだが、原曲を聴いても名曲なのがわかる。ニューウェイブ時代のFlying Lizardsの変なカヴァーも忘れ難い。

John!


2009年4月14日 (火)

Sakamoto, Kyu (坂本九)

 「Sukiyaki」は日本人唯一の全米No.1ヒット。どころか、Top40ヒットも他にはピンク・レディーしかいない。但し、そちらは英語なので、日本語では唯一のヒット曲である。Singing Nunの「Dominique」のところで、外国語(英語ではない言葉)のNo.1ヒットを挙げたが、2つ抜けていた。「Rock Me Amadeus」(ドイツ語)と「La Bamba」(スペイン語)である。
 坂本九は41年川崎生まれ。9番目の子供だったんで、九(読みはひさし)。経歴はWiki参照。85年日航機の事故で亡くなった。

00823 Sukiyaki (上を向いて歩こう) 63年1位
 永六輔作詞、中村八大作曲。「上を向いて歩こう」が世界的にヒットしたきっかけは英国のパイ・レコード社長Louis Benjaminが来日した時に気に入って、Kenny Ball & His Jazz Menにインストで録音させたヴァージョンがベスト10に入ったことである。その時社長がつけた題名が「Sukiyaki」である。ニューズウィークのコラムニストは、「Moon River」を日本で「Beef Stew」というタイトルを付けて売るようなものだと書いている。
 米国で売れたのは、ワシントンのDJであるRichard Osborneがオリジナル盤を入手してラジオでかけたのがきっかけ。結局世界で1300万枚を売るヒットになるのだが、その理由はもちろん曲がいいのに加えて、坂本九の独特の歌い方にあると思う。以前ビジー・フォーのグッチ裕三が「上を向いて歩こう」のハ行だけを強調して歌ってたのが、おかしくてしょうがなかったが、そういうことですね(どういうことだ?)。イントロや口笛も泣けます。
 坂本九は同じ年に「China Nights」(支那の夜)を58位のスマッシュ・ヒットにしている。その後「Erimo」(襟裳岬)とかも出すが、売れなかった。「Sukiyaki」には英語の歌詞が付けられ、Taste Of Honey(81年3位)、4 P.M.(95年8位)等、数えきれないカヴァー・ヴァージョンがある。日本が生んだスタンダード・ポップスです。
 アダルト・コンテンポラリー・チャートNo.1、何故かR&Bチャートでも18位まで行っている。ゴールドディスク。

2009年3月21日 (土)

Singing Nun, The (シンギング・ナン)

 歌う尼さん。Singing Nunは、シスター・リュック・ガブリエル(本名ジャニン・デッカーズ、33年生まれ)というベルギーの尼僧。修道院で使うために、彼女と尼僧4人のコーラス隊が12曲を録音して、数百枚プレスしたのを、試しにヨーロッパでリリースしたら、世界的なヒットになってしまったという嘘のような話。アメリカではシングルもアルバムも同時に1位になったが、これは史上初のことだったらしい。ヨーロッパでは、Soeur Sourire(Sister Smile)の名前でリリースされている。デビー・レイノルズ主演で「歌え!ドミニク」という映画にもなった。
 その後の彼女については、ちょっと悲しすぎるので、ここには書かない。知りたい人はwikiを見てください。

00762 Dominique (ドミニク) 63年1位
 この曲はドミニカン修道院の創立者を称えた歌らしい。ギターを弾きながら歌うフォークソングって感じなんだが、「♪ドミニクニカ…♪」っていう尼さんのコーラスは1度聴いたら忘れられないほど、耳に残る。
 ところで、アメリカって国は基本的に英語の歌しかヒットしないんだが、「Dominique」は数少ない例外で、フランス語で歌われている。外国語のNo.1ヒットには、他に「Volare」(イタリア語)、「Macarena」(スペイン語)、「Sukiyaki」(日本語)がある(他にもあるかもしれないが)。

2009年3月16日 (月)

Silkie, The (シルキー)

 ビートルズをカヴァーしたヒット曲というと、Earth, Wind & Fireの「Got To Get You Into My Life」、Aerosmithの「Come Together」、Wilson Pickettの「Hey Jude」、Richie Havensの「Here Comes The Sun」。まだまだあるだろうけど、Silkieの「You’ve Got To Hide Your Love Away」もその1つ。但し、他の曲と違うのは、ビートルズのリンゴを除く3人がプロデュースや演奏に関わっていること。Brian Epsteinつながりでそういうことになったようだ。
 Silkieは63年英国で結成された4人組フォーク・グループ。女性ボーカル+男性3人という構成はSeekersと同じ。PPMみたいな感じで、ディランのカヴァーをよく演っていたらしい。

00757 You’ve Got To Hide Your Love Away (悲しみはぶっ飛ばせ) 65年10位
 オリジナルはアルバム「Help!」に入っていた。赤盤にも入ってたんで、よく聴きました。ジョンがディランの影響を最も受けた曲とよく言われるが、名曲です。ジョンの「Hey!」ってのがカッコいい。このカヴァーはジョンのお気に入りだったらしいが、オリジナルと比べるとウーン。PPMのディランのカヴァーと同じことかもしれないが、私の場合PPMは下手するとディランのオリジナルより先に聴いてるので、そんな違和感はない。「悲しみはぶっ飛ばせ」はジョンの声以外あり得ないんで。

2008年11月23日 (日)

Shocking Blue, The (ショッキング・ブルー)

 団塊の世代とかにとっては想い出深い洋楽グループなのではないか。「Venus」はアメリカも含め、世界的なヒットとなったが、その他の曲はむしろヨーロッパや日本で売れた。オリコンでは「ヴィーナス」と「悲しき鉄道員」(Never Marry A Railroad Man)が2位になっている他、「明日に向う道」(Long And Lonesome Road)、「悲しき恋心」(My Blossom Lady)等、多くの曲がヒットしている。エキゾチックなサウンドが日本人好みなんだろう。
 67年オランダで結成された、女性ボーカルMariska Veres(マリスカ・フェレス、ハンガリーとドイツのハーフ、美人!)とRobbie van Leeuwen(ロビー・ファン・リーベン、ギター、曲を書いている)を中心とする4人組。アメリカのプロデューサーJerry Rossが新たに創設したレーベルColossusで契約したオランダのグループ(ダッチ・サウンドと言われていた)の1つ。ちなみに後はGeorge Baker Selection(曲はLittle Green Bag)とTee Set(Ma Belle Ami)で、すべてヒットしている。74年に解散。

00433 Venus (ヴィーナス) 69年1位
 今となっては86年のBananaramaのカバーの方が有名かも。こちらもアメリカで1位になっている。「Venus」は、59年にFrankie Avalonでも1位になっているが、これは同名異曲。同名異曲のNo.1は、これ以外に12組もある(アーティスト名はリンク先でわかるようにします)。
 「All 4 Love」(92年&94年)、「Best of My Love」(75年&77年)、「Big Girls Don't Cry」(62年&07年)、「Family Affair」(71年&01年)、「Good Vibrations」(66年&91年)、「Honey」(68年&97年)、「I'm Sorry」(60年&75年)、「Jump」(84年&92年)、「My Love」(66年&73年&06年)、「One More Try」(88年&91年)、「The Power of Love」(85年&94年)、「Wild, Wild West」(88年&99年)。
 チャート・マニア的トリビアが長くなったが、「Venus」はイントロのギターから耳に残るダンサブルなポップ・チューン。そして、何と言ってもマリスカ・フェレスのパワフルなボーカル。

2008年11月20日 (木)

Spiral Starecase (スパイラル・ステアケース)

 永遠のポップスの名曲「More Today Than Yesterday」1曲で記憶されるポップ・ロック・グループ。64年にカリフォルニアのサクラメントで結成された5人組。グループ名は映画「The Spiral Staircase」(らせん階段:1945年のサスペンス映画。75年にジャクリーン・ビセット主演でリメイクされた)のスペルを変えたもの。

00422 More Today Than Yesterday (モア・ザン・イエスタデイ) 69年12位
 60年代のソフト・ロックだが、ブラスが絡んでソウルっぽいフィーリングもあって、ホントにいい曲。心もウキウキって感じかな。プロデュースはSonny Knight。見た目は69年って感じがしない。

2008年8月 2日 (土)

Smith (スミス)

 最初に断っておくが、モリッシー、ジョニー・マーのスミスじゃないよ。あっちはThe Smiths。こっちはSmith。
 69年にロスアンジェルスで結成されたポップ・ロックバンド。私にとって憧れの60年代後半のサブカルチャーにアメリカン・ニューシネマがあるが、その代表作の「イージー・ライダー」。ステッペン・ウルフの「ワイルドで行こう」を始め、ロックがガンガンかかるわけだが、その中でThe Band(ザ・バンド)の名曲「The Weight」を演ってる。ザ・バンドの許可が下りなかったのだろうか?

00056 Baby It’s You (ベビー・イッツ・ユー) 69年5位
 スミス、唯一のトップ40ヒットはガール・グループThe Shirelles(シュレルズ)のカバー。ハモンド・オルガンをバックに、紅一点のボーカルGayle McCormickがリードを取っている。結構迫力あっていいよ。
 スミスはルー・アドラーが作ったダンヒルレコードだけど、他にもママス&ザ・パパス、グラス・ルーツ、スリー・ドッグ・ナイトなど、私の好きなグループがたくさんいて、これからだんだん紹介していきますね。

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