Rascals, The (Young Rascals, The) (ラスカルズ(ヤング・ラスカルズ))
60年代、ブルー・アイド・ソウルの代表的グループ。山下達郎が心酔していることで有名。
64年にニューヨークで結成。似た名前のグループがいたために最初はYoung Rascalsを名乗ったが、68年に元のRascalsに戻している。メンバーはFelix Cavaliere(キーボード、ボーカル)、Eddie Brigati(ボーカル、パーカッション、Cavaliereと2人でオリジナル曲を書いていた)、Gene Cornish(ギター)、Dino Danelli(ドラムス)。ベースがいない4人編成(Doorsと同じだ)。前の3人は「Peppermint Twist」をNo.1ヒットさせたJoey Dee & The Starlitersの元メンバー(全く結びつかないが)。名前からわかるように(?)、Cornish以外はイタリア系アメリカ人。71年にBrigatiとCornishが脱退、72年に解散。Buzz Feitenは最末期のメンバー。97年ロックの殿堂入り。
00670 Good Lovin’ (グッド・ラヴィン) 66年1位
1,2,3の掛け声とともに始まるノリのいいナンバー。コーラスもいいし、Cavaliereのハモンド・オルガンもいい。オリジナルはR&BグループOlympics(65年)。初期こそカヴァーの多かった彼らだが、Top40ヒットでは唯一のカヴァー。ブルー・アイド・ソウル・グループとしてはオリジナル中心であることは特筆すべき。
00671 You Better Run (ユー・ベター・ラン) 66年20位
「Good Lovin’」よりヘヴィー。ソウルっぽさとビート・グループの良さがうまくマッチしている。
00672 I’ve Been Lonely Too Long (ロンリー・トゥー・ロング) 67年16位
ホントにソウルが好きだったんだろうなと感じさせる。前の曲と同じコメントになるが、ソウル×ビート・グループ。
00673 Groovin’ (グルーヴィン) 67年1位
小鳥の声で始まり、ピアノとハーモニカとコンガをバックに歌われる不朽の名曲。ラテンっぽい。2週連続No.1の後、同じAtlantic(当時は黒人が中心だった)のAretha Franklinの「Respect」が2週No.1、再び2週No.1に輝いた。R&Bチャートでも3位になっており、Booker T. & The M.G.’sもカヴァーしてヒットさせる等、黒人にも受け入れられていたことがわかる(後にArethaもカヴァー)。ゴールドディスク。
00674 A Girl Like You (ア・ガール・ライク・ユー) 67年10位
この曲はあまりソウルっぽくないかな。ピアノとブラスがフィーチャーされたポップス。この曲と671、673、675はアルバム「Groovin’」に収録。
00675 How Can I Be Sure (高鳴る心) 67年4位
Brigatiがボーカルをとっている曲。ワルツ! アコーディオン(?)がいい感じ出している。72年にDavid Cassidyがカヴァー。
00676 It’s Wonderful (素晴らしき世界) 67年20位
これもあんまりソウルっぽくないな。当時流行りのソフト・ロック風。というか、後半の展開はサイケっぽい。
00677 A Beautiful Morning (ビューティフル・モーニング) 68年3位
この曲からYoungがとれて、クレジットはRascalsに。ソウルっぽさとサイケっぽさがうまくミックスした名曲。後半の一人掛け合いみたいなボーカルが好き。ゴールドディスク。
00678 People Got To Be Free (自由への讃歌) 68年1位
5週連続No.1の彼ら最大のヒット曲。68年春にキング牧師とロバート・ケネディが暗殺されたことをきっかけに書かれたそうだ。ブラス・ロックっぽい作り。エンディングは「ハロー・グッドバイ」みたいに、「ンチャ、ンチャ」言って終わります。ゴールドディスク。
00679 A Ray Of Hope (希望の光) 68年24位
テッド・ケネディ(ジョン・F・ケネディやロバード・ケネディの末弟)のために書かれた曲。インプレッションズ風のイントロは大好きなんだが、サビの展開が今いちかな。彼らは黒人の出ないフェスティヴァルには出演しなかったし、政治的にはリベラルな立場を貫いたグループだったようだ。
00680 Heaven (ヘヴン) 69年39位
ブラスロック。678〜680はアルバム「Freedom Suite」(自由組曲)より。2枚組で友人から借りた覚えがある。あまり印象に残ってはいないが。この曲以降は、作曲者がCavaliere1人になっており、その後のバンドの展開を想像させる。
00681 See (シー) 69年27位
ラスカルズ風ブルース・ロックって感じがいい。彼らにしてはハード。時折サイケっぽいフレーズが挟まる。
00682 Carry Me Back (キャリー・ミー・バック) 69年26位
彼ら最後のTop40ヒット。ゴスペルっぽいナンバー。


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