Peter, Paul & Mary (ピーター・ポール&マリー)
60年代最も有名だったフォーク・グループ。61年にニューヨークのグリニッジ・ヴィレッジで結成される。メンバーはPeter Yarrow(ピーター・ヤーロウ)、Paul Stookey(ポール・ストゥーキー)、Mary Travers(メアリー・トラヴァース)。通称PPM(PP&M)。
私は小学生の時、日本のフォークソングが大好きで、初めて買ったLPも「六文銭メモリアル」というレコードだった。六文銭のリーダーの小室等は以前にPPMフォロワーズというグループをやっていたのだけれど、子供の頃に彼らの音楽を聴いていたことが、自然とPPMの音楽への親近感につながっているのだと思う。PPMの曲を聴くと、心の奥底から懐かしさを感じるのだ。
00041 Lemon Tree (レモン・トゥリー) 62年35位
デビューヒット。原曲はブラジルの民謡。小室等はこの曲を聴いたことがPPMにハマるきっかけだったらしい。
1stアルバム「Peter, Paul & Mary」は7週No.1になり、3年以上アルバムチャートにとどまり、200万枚以上を売る大ヒットアルバムになった。
00042 If I Had A Hammer (The Hammer Song) (天使のハンマー/ハンマーを持ったら) 62年10位
同じく1stアルバムより。Pete Seeger(ピート・シーガー)とLee Haysの曲。ピート・シーガーは「勝利を我らに」「花はどこへ行った」等のプロテスト・ソングをたくさん作った人で、この曲もそう。PPMと言えば、常に公民権運動やベトナム反戦とともにあったグループで、この曲も63年のワシントン大行進で歌われた。
ところで、この曲の邦題は「天使のハンマー」(漣健児の訳詞)と記憶していたのだが、「ハンマーを持ったら」という邦題もあったようだ。
00043 Puff (The Magic Dragon) (パフ) 63年2位
パフという名前の魔法の竜と男の子は一緒に遊んでいたのに、男の子は成長しパフの元を離れていくという、ちょっと悲しい、素敵な歌。「おかあさんといっしょ」とかでも取り上げられていたと思う。PPMでは初めて知った曲。
ピーター・ヤーロウが学生時代に作曲。ドラッグの歌という噂もあったらしいが、そんなことはないでしょう。
00044 Blowin’ In The Wind (風に吹かれて) 63年2位
ボブ・ディランが作ったあまりにも有名な曲(2ndアルバム「フリーホィーリン」の1曲目)。PPMがカバーして大ヒットしたことで、世界中に知られることになる。PPMのマネージャーのAlbert Grossman(アルバート・グロスマン)は、ボブ・ディランのマネージャーとしても有名。
その後、ディランのバージョンを聴いた後では、どうしても人畜無害感はしてしまうけど。
00045 Don’t Think Twice, It’s All Right (くよくよするなよ) 63年9位
これもディランのカバーで、「フリーホィーリン」より。50年代後半にエルヴィスを筆頭にロックンロールが誕生、隆盛を極め、64年にビートルズがアメリカに上陸するのだけれど、60年代前半はロックはむしろ下火になっていた時期で、フォークが最先端を行っていた時代だった。だから、ディランはフォークをやったんだね。
00046 Stewball (スチューボール) 63年35位
19世紀のトラディショナルをベースとした曲。
00047 Tell It On The Mountain (山の上に告げよ) 64年33位
聖書のモーゼについて歌われている。ここまでの4曲は3rdアルバム「In The Wind」より。このアルバムもNo.1になった。
00048 For Lovin’ Me (フォー・ラヴィン・ミー) 65年30位
ゴードン・ライトフット作。5枚目のアルバム「A Song Will Rise」より。
00049 I Dig Rock And Roll Music (ロック天国) 67年9位
ビートルズ以降のロックの時代に生き残った唯一のフォーク・グループがPPMだったのかもしれない。これはPPMのロック讃歌? 8作目のアルバム「Album 1700」より。
最初に書いた「六文銭メモリアル」でこの曲をカバーしていて知った曲。
00050 Too Much Of Nothing (素敵なロックン・ロール) 67年35位
9作目「Late Again」より。これもディランの曲。
00051 Day Is Done (デイ・イズ・ダーン) 69年21位
10作目「Peter,Paul & Mommy」(チルドレン・ソング集)に収録されていた曲。
00052 Leaving On A Jet Plane (悲しみのジェット・プレーン) 69年1位
その時の気分にもよるのだけれど、もしかするとあらゆる曲の中で私が一番好きな曲かもしれない。恋人に別れを告げて旅立つ歌。私は英語はあまりできないのだけれど、この曲はわかりやすくて、ジーンとくる。時代的に、もしかするとベトナム戦争へ行く兵士の歌なんだろうか?
若きジョン・デンヴァー作。2年前のアルバム「Album 1700」に収録されていたが、DJがよくかけるようになり、シングルカットされ、PPM唯一のNo.1ヒットとなった。71年にPPMは解散するが、78年に再結成、現在まで活動を続けている。


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