Jay & The Americans (ジェイとアメリカンズ)
60年代を通じてヒット曲を出し続けたニューヨーク・クイーンズ出身のポップ・ボーカル・グループだが、ノリ的には古き良き50年代って感じ。リードボーカルJohn “Jay” Traynorを含む5人組だったが、Traynorが脱退、David BlattがJay Blackと名乗って引き継いだ。メンバーはイタリア系アメリカ人で、ラテンっぽさが売り。
02003 She Cried (涙のさよなら) 62年5位
この曲だけは初代Jayが歌っている。カンツォーネ風? プロデュースはLeiber & Stroller。Shangri-Lasが「He Cried」のタイトルでカヴァー。
02004 Only In America (オンリー・イン・アメリカ) 63年25位
Leiber & StrollerとWeil & MannがDriftersに歌わせようと作った曲だと、萩原健太氏の本に書いてあった。「貧しい俺だって大統領になれるのはアメリカだけだ」というのを黒人が歌うという企画だったそうだが、さすがにこの時代では無理だったようだ。
02005 Come A Little Bit Closer (もっと寄りそって) 64年3位
Monkeesのソングライティングで有名なTommy Boyce & Bobby HartとWes Farrelの作品。Drifters×「La Bamba」みたいな感じ。まさにBeatles上陸の一方で、この曲が大ヒットしていたんだなあ。ロックの対極にあるような音楽だが、よくできてる。
02006 Let’s Lock The Door (And Throw Away The Key) (レッツ・ロック・ザ・ドア) 65年11位
2005に似たラテンノリのコーラス。作者のWes Farrell(2005の共作者)は「Hang On Sloopy」を書いた人。
02007 Cara, Mia (カラ・ミア) 65年4位
巨匠Mantovaniのヒット曲のカヴァー。昔だったら一番苦手だったろうに、よくできてるなあと今では感心する。65年の音とは思えないが。でも4 Seasons風かな。プロデュースはGerry Granahan。
02008 Some Enchanted Evening (魅惑の宵) 65年13位
49年初演のミュージカル「南太平洋」のスタンダードのカヴァー。ロックの隆盛の一方で、こういう曲がしっかり売れてたんだなあと改めて思う。音楽聴いてるのは若者ばかりじゃないし、イタリア系アメリカ人も大勢いたんだから、当たり前か。
02009 Sunday And Me (サンデイ・アンド・ミー) 65年18位
Neil Diamondの初期の作品。ラテンノリの熱唱とコーラスという基調は全く変わらず。
02010 Crying (クライング) 66年25位
Roy Orbisonの61年の大ヒットのカヴァー。Jay Blackの声が彼に似ていたことがカヴァーにつながったらしいが、確かに2007や2008の熱唱を聴くと近いものを感じる。ホント名曲。
02011 This Magic Moment (ディス・マジック・モーメント) 69年6位
オリジナルはDriftersの60年のヒットだが、オリジナルを超えるヒットを記録している。Righteousほどではないが、薄〜いブルーアイドソウルって感じ。ゴールドディスク。
02012 Walkin’ In The Rain (ウォーキン・イン・ザ・レイン) 70年19位
もちろん原曲はRonetts。これが最後のTop40ヒットとなるが、さすがに70年代に生き残ることは出来ない音だった。ところでこのグループの後期の準メンバーに若きWalter BeckerとDonald Fagen、つまりSteely Danがいたというのには驚いた。


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