Isley Brothers, The (アイズレー・ブラザーズ)
70年代ファンクで好きなのはOhio PlayersとKool & The Gangと前に書いたけど、彼らを忘れてたよ。アイズレー・ブラザーズ! 50年代から00年代まで6デケイド(西暦の10年間)すべてにヒット曲を持つ唯一のアーティストというとんでもないグループだけど、やっぱり何と言っても70年代だよね。どファンクやってよし、メロウなのやってよし、そして忘れてならないのはポップなR&B路線。70年代のアイズレーはとにかく最強!
簡単に経歴を振り返ると。50年代にオハイオ州でゴスペルグループとして結成される。メンバーはO’Kelly、Rudolph、Ronaldの3兄弟。73年に下の兄弟Ernie、Marvin、従兄弟のChris Jasperが参加、この6人編成が最強のファンク・ロック・バンド体制。86年O’Kellyが亡くなり、97年に病気で離脱したMarvinも今年亡くなってしまった。この10年以上のメンバーはRonaldとErnieの2人。
02074 Twist And Shout (ツイスト・アンド・シャウト) 62年17位
Beatlesのカヴァーであまりにも有名。アイズレーのオリジナルだとばかり思っていたら、最初にレコーディングしたのはTop Notesというグループだそうだ。この前59年に「Shout」というヒットがあるが、これまたスゴいよ。
02075 This Old Heart Of Mine (Is Weak For You) (ジス・オールド・ハート・オブ・マイン) 66年12位
モータウン(タムラ)では傍流だったんで、Top40ヒットはこの曲だけだが、これがいい曲なんだな。H-D-Hの作品。後にRod Stewartがカヴァーして有名に。Jimi Hendrixがバックにいたのは、これのちょっと前かな。それがErnieのギターへと引き継がれていくわけだが、それはもうちょっと後のこと。
02076 It’s Your Thing (イッツ・ユア・シング) 69年2位
前の2曲も実によいわけだが、快進撃は自分たちのレーベルT-Neckを作り、自作曲で勝負し出したこの曲から。ファンキー!!! ベースは既にErnieが弾いている。彼ら唯一のグラミー賞受賞曲で、ローリングストーン誌で420位。R&BチャートNo.1、ゴールドディスク。
02077 I Turned You On (アイ・ターンド・ユー・オン) 69年23位
♩Sock It To Me!♩ ハンパないかっこよさ。
02078 Love The One You’re With (ラヴ・ザ・ワン・ユアー・ウィズ) 71年18位
全曲カヴァーのアルバム「Givin’ It Back」よりStephen Stillsの曲。こういうポップでグルーヴの効いたのができるセンスがたまらない。コーラスも最高。ちなみにこのアルバムでは、Neil Youngの「Ohio」とか、Dylanの「Lay Lady Lady」とか、JTの「Fire And Rain」とか演ってます。カヴァー集のアイデアは当時ブッダ・レコードのトップだったNeil Bogartの発案だそう。
02079 Pop That Thang (ポップ・ザット・サング) 72年24位
再びファンク路線へ。個人的にはこの曲だけちょっと今いち。
02080 That Lady (Part 1) (ソウル・レイディ・No.1) 73年6位
6人が正式メンバーとなった最初のアルバム「3+3」より。超名曲。Ernieの駆けまくるギターとChrisのキーボード、Ronaldのエロいボーカル、すべてがいい。Isleyにしかできないファンク・ロック。ちなみに64年「Who’s That Lady」のセルフ・カヴァー。ローリングストーン誌では348位。ゴールドディスク。
ところで、同じアルバムに入ってる「If You Were There」(シュガーベイブの「ダウンタウン」の元ネタ?)もポップで素晴らしい。
02081 Fight The Power Part 1 (ファイト・ザ・パワー(パート1)) 75年4位
これこそアイズレーのどファンク。ベースラインで決まり! No.1に輝いたアルバム「The Heat Is On」より。R&BチャートNo.1、ゴールドディスク。
02082 For The Love Of You (Part 1 & 2) (フォー・ザ・ラヴ・オブ・ユー(パート1&2)) 75年22位
2081と同じアルバムから、こちらは超メロウ。「Between The Sheets」へと連なるエロティック路線?の先駆け。たまりません。
02083 Livin’ In The Life (リヴィン・イン・ザ・ライフ) 77年40位
このどファンクは不発に終わったが、雑巾叩きつけるような音が印象的だったなあ。
02084 Don’t Say Goodnight (It’s Time For Love)(Part 1 & 2) (ドント・セイ・グッドナイト(パート1&2)) 80年39位
R&BチャートNo.1のメロウ路線。あんまりこの手が多すぎて食傷気味になったのも確かだけど。この後、若い3人は一時独立し、Isley, Jasper, Isleyを結成、85年に「Caravan Of Love」(後にHousemartinsがカヴァー)のヒット曲を飛ばす。
02085 Contagious (コンタジアス) 01年19位
久しぶりに来たなあ。プロデュースはR. Kellyで、エロつながりか。女性ボーカルはChante Moore。クレジットはIsley Brothers Featuring Ronald Isley。
ここで紹介した以外に、Ronaldをフィーチャーしたヒット曲が90年代にあるわけだが、それは各アーティス(Rod Stewart、R. Kelly、Warren G)の方でいずれ書くつもり。近況だが、脱税で懲役食らってたRonaldが今年出所、ツアーを演ったとか。



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