Blood, Sweat & Tears (ブラッド・スエット&ティアーズ)
昨日のチェイスに引き続き、ブラス・ロック。シカゴと並ぶブラス・ロックの雄BS&T。67年にAl Kooperを中心にニューヨークで結成される。1stアルバム発表後、アル等が抜け、ボーカルのDavid Clayton-Thomas等が加入。2ndアルバム「Blood, Sweat & Tears」(邦題:血と汗と涙。そりゃそうだが)を発表、全盛期を迎える。この時のメンバーは9人、ギター、ベース、ドラムスに加え、サックス、トロンボーン2、トランペット2が基本(キーボード弾いたり、フルート吹いたりも)。
BS&Tが活躍したのは3年弱だが、80年代に再結成され、今でも現役のようだ。但し、メンバー・チェンジは頻繁で、参加メンバーは100人を超える。ところで、ブラス・ロックと言うのは和製英語でしょうか? BS&Tとかもジャズ・ロックとは言うようだけど。
00437 You’ve Made Me So Very Happy (ユーヴ・メイド・ミー・ソー・ベリー・ハッピー) 69年2位 この曲から3曲連続最高位2位、すべてゴールドディスク(すべて2ndアルバム収録)と飛ぶ鳥を落とす勢いだったようだ。この曲はモータウンの女性歌手Brenda Hollowayのカバー。ブラス・ロックというとロック+ジャズって感じがするけど、BS&Tを聴いてもわかるように、かなりソウルです。
00438 Spinning Wheel (スピニング・ホィール) 69年2位 BS&Tの代表作と言えば、これでしょう。和田アキ子もカバーしたソウルフルでダイナミックなナンバー。最後は19世紀初めにオーストリアで作られた曲(英語だと「Did You Ever See A Lassie?」:女の子見たかい?)で終わる。アダルト・コンテンポラリー・チャートNo.1。YouTubeはウッドストック!
00439 And When I Die (アンド・ホェン・アイ・ダイ) 69年2位 ローラ・ニーロ作、彼女のデビュー・アルバムに収録されていた曲。アル・クーパーが抜けた後で、ボーカルとしてローラ・ニーロもオーディションされたとか。
00440 Hi-Di-Ho (ハイ・デ・ホ) 70年14位 この曲と441はアルバム「Blood, Sweat & Tears 3」より。キャロル・キングが在籍したグループThe Cityの「That Old Sweet Roll」がオリジナル。The Cityが好きな人は結構多いようですね。
00441 Lucretia Mac Evil (マック・エビル) 70年29位 デヴィッドのオリジナル。ブラスのカッコよさはこれが1番。ファンキーです。
00442 Go Down Gamblin’ (ゴー・ダウン・ギャンブリン) 71年32位 アルバム「Blood, Sweat & Tears 4」より、これもデヴィッド作。この後、デヴィッド等中核メンバーが脱退、人気は失速。最後のTop40ヒットだが、ここまでの曲と比べると、魅力は薄いなあ。
最近のコメント