Baker, LaVern (ラヴァーン・ベイカー)
アトランティックと言えば、Ray Charles、Drifters、Aretha Franklin、Wilson Pickett、(Staxを含めれば)Otis Redding、Sam & Dave等、50〜60年代のR&Bの躍進を支えたレーベルだけれど、50年代の女性シンガーとしてはRuth BrownとこのLaVern Bakerが双璧。強烈なボーカルとセクシーさが売りで、Elvisにとってもアイドルだったらしい。
29年シカゴ生まれ。53年にアトランティックと契約。69年に病気で入院したのをきっかけにフィリピンに滞在、22年にわたり当地でクラブを経営し、人気を博した。91年ロックの殿堂入り。97年死去。
03485 Tweedlee Dee (トゥイードル・ディー) 55年14位
ラテンっぽいノヴェルティR&B。泥臭いボーカルがいいです。Georgia Gibbsのカヴァーは2位まで行っている。白人のクリーンなヴァージョンの方が売れるのは当時のお約束。クレジットはLaVern Baker And The Gliders。
03486 I Can’t Love You Enough (アイ・キャント・ラヴ・ユー・イナッフ) 56年22位
これもちょっとラテン風味だね。
03487 Jim Dandy (ジム・ダンディ) 56年17位
この曲を知ったのは、Black Oak Arkansasのヴァージョン。軽快な(ボーカルは強烈な)ロックンロール・ナンバー。鈴木啓志氏は毒にも薬にもならないと書いていたけれど、楽しいよ。クレジットはLaVern Baker And The Gliders。「Jim Dandy Got Married」という続編も作られている。ローリングストーン誌のベスト500で343位、R&BチャートNo.1。ゴールドディスク?
03488 I Cried A Tear (君ゆえのなみだ) 58年6位
一転三連のR&Bバラード。鈴木啓志氏はこちらを褒めていた。ゴールドディスク。
03489 I Waited Too Long (あなたを待ちわびて) 59年33位
3488と同系統の三連のバラード。ちょっとポップスに振れていますが。何とNeil Sedaka作であった。
03490 Saved (セイヴド) 61年37位
次はアップテンポなロックンロールだけれど、コーラスがゴスペルっぽい。The Bandがカヴァー集「Moondog Matinee」に収録している。Leiber and Stoller作。
03491 See See Rider (シー・シー・ライダー) 63年34位
この曲はAnimalsのヴァージョンで知った。25年Ma Raineyの「See See Rider Blues」がオリジナル。この手が彼女の本領だった気がする。


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