03598 Kookie, Kookie (Lend Me Your Comb) (クーキー・クーキー(櫛を貸して)) 59年4位
当時のクーキーの人気を知らないと、何もわからないノヴェルティ・ソング。Byrnesはほぼしゃべってるだけだし。クレジットはEdward Byrnes And Connie Stevensとなっていて、お相手のConnieも当時新進の女優。ゴールドディスク。
Jim Ed Brownと彼の姉妹MaxineとBonnieによるカントリー・ボーカル・トリオ。ナッシュヴィル・サウンドと呼ばれる洗練された音づくりは、カントリーというよりフォークっぽいかな。55年にアーカンソー州で結成。解散を決めて出した「The Three Bells」がNo.1ヒットになり、67年まで活動を続けた。その後もJimはソロシンガーとしてカントリー・チャートで活躍。
03595 The Three Bells (谷間に三つの鐘が鳴る) 59年1位
Jimがハイスクール時代に合唱部のレパートリーとしていた曲で、オリジナルは45年のフランスのシャンソン「Les Trois Cloches」で、エディット・ピアフ等で有名。英語の詞がつけられ、52年にフランスのグループLes Compagnons De La Chansonによってアメリカでもヒットしている(14位)。Fleetwoodsにも通じる(向こうも男性1人、女性2人のグループだ!)きれいなコーラス。歌詞ではJimmy Brownの一生が描かれているが、リーダーの名前に合わせたのか? 偶然の一致なのか? カントリー・チャート10週No.1、ゴールドディスク。
03596 Scarlet Ribbons (For Her Hair) (赤いリボン) 59年13位
3595と同路線。♩ポン、ポポポン♩のコーラスが美しい。こちらのオリジナルは50年のJo Stafford(最高位14位)。
03597 The Old Lamplighter (オールド・ランプライター) 60年5位
オリジナルは46年Sammy Kaye’s OrchestraのNo.1ヒット。3曲とも路線は一緒。カントリーがベースなんだろうが、良質なポップスのコーラス・グループって感じ。クレジットはThe Browns Featuring Jim Edward Brown。
Roy Brown(1925-1981)はニューオーリンズ出身のR&Bシンガーでピアニスト。ポップ・チャートでは一発屋だが、ニューオーリンズR&Bのパイオニアの一人であり、ロック・エラの到来とともに人気を失ってしまったが、ロックンロールへの影響も大きい。Elvisの歌い方はRoy Brownに似ている。Elvisを始め多くのアーティストがカヴァーしている「Good Rocking Tonight」(Honeydrippersの「Rockin’ At Midnight」も同じ曲)は彼の作品。
03556 Let The Four Winds Blow (レット・ザ・フォー・ウインズ・ブロウ) 57年29位
Fats Dominoの作品。Elvisっぽい軽快なR&B/ロックンロール。
Jimmy Bowenは37年ニューメキシコ州生まれのロカビリー・シンガーで、西テキサス州立大学でBuddy Knox、Don Lanier、Dave “Dicky Doo” AlldredとThe Rhythm Orchidsを結成した。Bowenは後にDean Martin等のプロデューサーとなり、84年にはMCAレコードのナッシュヴィル支社長に納まっている。
03553 I’m Stickin’ With You (私は貴方に首ったけ) 57年14位
当初はBuddy Knoxがボーカルをとる「Party Doll」(Buddy Knox With The Rhythm Orchids名義)とカップリングされたが、雰囲気は似てる。そちらはNo.1ヒットになったが、こちらは14位どまり。「Be-Bop-A-Lula」風だが、今イチ切れがない。ベースが目立つのはJimmy Bowenがベーシストだったからだろうな。BowenとKnoxの共作。
Archie Bleyer(1909-1989)はChordettesやEverly BrothersやAndy Williams等をヒットさせたケイデンス・レコードの創立者。ニューヨークに生まれ、49年から54年にかけてラジオ&テレビのショー「Arthur Godfrey And His Friends」のアレンジャーで音楽ディレクターを務めたことで有名になる。54年には番組に出演したChordettesのメンバーJanet Ertelと結婚。2人の娘のJackieはEverly BrothersのPhilと結婚することになる。
03536 The Naughty Lady Of Shady Lane (裏町のおてんば娘) 54年17位
これはまたクラシカルなボーカル物だな。Ames Brothersもヒットさせている(3位)。日本では江利チエミがカヴァーしていたようだ。英語の歌詞を見ると、おてんば娘の正体は生後9日の赤ちゃんというオチ。
同じ54年にブロードウェイ・ミュージカル「パジャマ・ゲーム」の「Hernando’s Hideaway」(最高位2位)のヒット曲もあり。
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