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2021年1月10日 (日)

Dylan, Bob (ボブ・ディラン)

 ノーベル文学賞受賞者。ディランは聴かず嫌いのところがあった。もちろん「風に吹かれて」や「時代は変わる」のような有名な曲は子どもの頃から知っていたし、テレビで観た『激しい雨』のカッコよさにシビれてライブ・アルバム「ハード・レイン」をよく聴いていたこともあった。しかし、どうしても歌詞がわからないという思い込みがあって、遠ざけていたのだ。それが、何がきっかけか忘れたが、一度聴きだしたら止まらなくなって3ヶ月ぐらいディランしか聴かない時期があるほど、ハマってしまった。いまだに詞はよくわからないが、ディランはクセになるカッコよさに尽きると思う。12月に、全楽曲をユニバーサルに3億ドルで売却したというニュースにはびっくりした。これもカッコいいなあ。詳しい紹介はWikiにリンクしておしまい。

 全曲、今春出た来日記念盤(来日しなかったけれど)「日本のシングル集」に収録。

 

05935 Subterranean Homesick Blues (ホームシック・ブルース/サブタレニアン・ホームシック・ブルース) 65年39位

 『ポッパーズMTV』でこの曲のMVを観て衝撃を受けた。今ではフリップを使った映像というのはよくあるけれど、今からだと55年も前に、歌詞をフリップに書いて次々と見せることを思い付くって、何てカッコいいんだろう。アルバム「Bringing It All Back Home」の1曲目。ローリングストーン誌のベスト500では332位。

https://www.youtube.com/watch?v=MGxjIBEZvx0

 

05936 Like A Rolling Stone (ライク・ア・ローリング・ストーン) 65年2位

 ニューポートフォークフェスティバルでエレキギターを手にステージに上がって、従来のフォークファンから非難を浴びた話はあまりに有名だが、ディランがなぜそうしたかはすごくわかりやすい。60年代前半は生ギターでフォークがカッコよかったけれど、60年代半ばになるとエレキでロックがカッコよくなったってだけだよね。

 そのフェスティバル出演の直前に出したアルバム「Highway 61 Revisited」の1曲目。ローリングストーン誌のオールタイム・グレイテスト・ソング500では1位に輝いた。何百回聴いても他に比べるもののない曲。シングルなのに6分を超える。ディランのボーカルとハーモニカ、アルクーパーのハモンドオルガンがカッコいいです。キャッシュボックスでは1位になったが、ビルボードでは2位どまり、その時の1位はHelp!。ちなみにその時の3位はBeach Boysの「California Girls」だよ、スゴい時代だ。

 

05937 Positively 4th Street (淋しき街角/寂しき4番街) 65年7位

 「追憶のハイウェイ61」と同じセッションでレコーディングされたが、アルバムには収録されず。5936の続編みたいなイメージがする。ローリングストーン誌のベスト500では203位。

 

05938 Rainy Day Women #12 & 35 (雨の日の女) 66年2位

 5940まではナッシュビルで録音されたアルバム「Blonde On Blonde」より。その1曲目。ブラスが入ってたり、バックに叫び声が入ってたり、ディランが笑いながら歌ってたり、ラフな感じがいい。何かストリートを行進してるみたい。ところで、1235って何?

 

05939 I Want You (アイ・ウォント・ユー) 66年20位

 Dylanにしては珍しくヒット曲って感じがするのが好き。ハーモニカもギターも素敵。あまり話題にならない曲だけれど、マイフェイバリット!

https://www.youtube.com/watch?v=-iIS6ZZ9RVA

 

05940 Just Like A Woman (ジャスト・ライク・ア・ウーマン/女の如く) 66年33位

 何でこんな曲が作れて、こんな風に歌えるんだろう? 天才。やっぱり「Blonde On Blonde」が一番好きだな、ホント名曲揃い。ローリングストーン誌のベスト500では230位。

 

05941 Lay Lady Lay (レイ・レディ・レイ) 69年7位

 映画『真夜中のカーボーイ』のために作られたけれど、間に合わなかったらしい。Nilssonの「うわさの男」の代わりに流れたはずだったのか? Dylanの声が変わったとよく言われるけれど、私はこの曲の演奏が好き。パーソネル見ると、Pete DrakeCharlie Danielsの名前も。

 

05942 George Jackson (ジョージ・ジャクソン) 71年33位

 今までDylanを紹介できなかったのは、この曲を持っていなかったため。廃盤になった3枚組のCDとかには入ってたんで、ずっと探していたのだが、今春発売された「日本のシングル集」に収録されたので、ようやく揃った。George Jacksonはこの年の夏に刑務所を脱獄しようとして射殺されたブラックパンサー党の指導者。A面はビッグ・バンド・ヴァージョン、B面は同じ曲のアコースティック・ヴァージョンで、後者がDylan1人なのに対して、前者はバンドで演っているということらしい。

 

05943 Knockin’On Heaven’s Door (天国への扉) 73年12位

 Dylanも出演したサム・ペキンパー監督、クリス・クリストファーソン主演の映画『Pat Garrett and Billy the Kid(ビリー・ザ・キッド/21才の生涯)』より(未見)。シンプルだけど、Dylanにしてはわかりやすいメロディの曲だね。ギターはByrdsのロジャー・マッギン。ローリングストーン誌のベスト500では190位。

 

05944 Tangled Up In Blue (ブルーにこんがらがって) 75年31位

 ホントの意味でのリアルタイムは「血の轍(Blood On The Tracks)」から。その1曲目。「ブルーにこんがらがって」って、邦題史上一番カッコいいタイトルじゃないか? つけたのは、片桐ユズル。Joni Mitchellの「Blue」にインスパイアされたらしい。曲の方もギターかき鳴らして歌ってるだけなのに、何でこんなにカッコいいんだ? ローリングストーン誌のベスト500では68位。

 

05945 Hurricane (Part 1) (ハリケーン) 76年33位

 スカーレット・リヴェラのフィドルを全面にフィーチャーしたアルバム「欲望(Desire)」もよく聴いた。その1曲目。無実の罪で囚われていた黒人ボクサー・ハリケーンの歌。激唱の8分半。シングルではA面とB面でPart12に。

 

05946 Gotta Serve Somebody (ガッタ・サーヴ・サムバディ) 79年24位

 最後のTop40ヒット。Dire Straitsのマーク・ノップラーって、Dylanだったんだなとある時気づいたのだけれど、その彼のギターとゴスペルっぽい女性コーラスをバックに、Dylanのボーカルがじっくり堪能できる。グラミー賞で最優秀ロック男性ボーカルを受賞。

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コメント

86年にトム・ペティ&ハートブレイカーズを従えて来日したときのコンサートに行きました。配属から大阪だったので大阪城ホール。「風に吹かれて」すらなかなか判別できない演奏で往生しました。いまではそんなもんと分かっていますが。レコードは「ビートルズ」「ブルース・スプリングスティーン」「太田裕美」とともに別格コーナーに奉っているレジェンドですが、コンサートは私はいいや。みうらじゅん先生からは修行が足らんと言われそうですが。ブートレグシリーズで「Like a Rolling Stone」全テイクが入っているやつはすごいです。あの曲、最初は三拍子だったのを、ディランさんがセッション途中で「4拍子にしよう」。それにマイク・ブルームフィールドやアル・クーパーも入ったミュージシャンたちがすぐに応えてテイクを重ねて完成形へ。何度聴いてもシビレます。

何の曲を演っているかわからないと、よく聞きますよね。CD1枚全部「Like a Rolling Stone」ってヤツですね。そんなマニアとは知りませんでした。いい加減なことばかり書いて、失礼しました。

私は彼の「Rolling Thuder Revue」のボックス・セット(14枚組)を昨年5月アマゾンで購入(4474円)しました。今朝見たらさらに下がって3971円になっていました。

なぜこんな値段で売っているのでしょう?

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