Gaye, Marvin (マービン・ゲイ) 2/3(1967-1969)
この時期のトピックは何と言ってもTammi Terrellとのデュエットの成功。悲しいことに、彼女はショーの最中にMarvinの腕に倒れ込み、脳腫瘍のため70年に他界してしまう。もう1つのトピックは7週連続No.1という彼最大のヒットとなった「悲しいうわさ」だね。
5974以外は全曲、昨日と同じ「Anthology」に収録。
05966 It Takes Two (イット・テイクス・トゥー) 67年14位
2人目のパートナーはKim Weston。キャッチーなメロディのモータウンらしいダンサーで、いいね。クレジットはMarvin Gaye & Kim Weston。
05967 Ain’t No Mountain High Enough (エイント・ノー・マウンテン・ハイ・イナフ) 67年19位
そしてTammi Terrellとのデュエットの初ヒット。Ashford & Simpsonの作曲。70年にDiana RossがソロでNo.1にしてるんで、そっちの印象の方が強いけど。クレジットはMarvin Gaye & Tammi Terrell。
05968 Your Unchanging Love (ユア・アンチェンジング・ラブ) 67年33位
デュエット曲にはさまれているけれど、これはソロ。昨日も紹介したアルバム「Moods Of Marvin Gaye」から4曲めのTop40ヒット。Holland–Dozier–Hollandによる「How Sweet It Is」の続編みたいな曲だな。
05969 Your Precious Love (ユア・プレシャス・ラブ) 67年5位
再びMarvin Gaye & Tammi Terrell(5970も)でAshford & Simpson作。私の大好きなドゥーワップ・スタイル。Tammiも可愛いし、いいなあ。Harvey Fuquaもバッキングボーカルに参加。
05970 If I Could Build My Whole World Around You (君との愛に生きて) 67年10位
5967、5969とこの曲はMarvin Gaye & Tammi Terrellの初アルバム「United」より。また、この曲がスイングしてて素晴らしいのだよ。
https://www.youtube.com/watch?v=8ZkOm_LogpI
05971 You (ユー) 68年34位
ここでちょっと路線が変わるんだよね。「悲しいうわさ」へと続く静かなファンク? バックボーカルはGladys Knight & The Pips。
05972 Ain’t Nothing Like The Real Thing (恋はまぼろし) 68年8位
5972〜5974はTammiとのデュオ第2弾「You’re All I Need」より(クレジットは全てMarvin Gaye & Tammi Terrell。作曲はAshford & Simpson)。この曲は多分Donny & Marie Osmondのヴァージョンで知ったのだと思う。キャッチーな歌い出しで決まり。R&BチャートNo.1。
05973 You’re All I Need To Get By (ユアー・オール・アイ・ニード) 68年7位
これはTony Orlando & Dawnのカヴァーで知ったのかな。他にもArethaやMethod Manの盤もTop40入りしている。R&BチャートNo.1。
05974 Keep On Lovin’Me Honey (キープ・オン・ラヴィン・ミー・ハニー) 68年24位
デュエットの中ではファンクとは言わないけれど、ちょっと激しさがある。
05975 Chained (チェインド) 68年32位
5971とこの曲と5976はアルバム「In The Groove」より。これはTemptationsっぽいファンクだね。
05976 I Heard It Through The Grapevine (悲しいうわさ) 68年1位
初めてのNo.1ヒットは7週連続の大ヒットに。前年にGladys Knight & The Pipsで2位までいった曲だけど、全然別の曲になっていてスゴい。正直に言うと、Gladysのダンサブルな方が好きだけど。曲はNorman WhitfieldとBarrett Strong。ローリングストーン誌のベスト500で80位、R&Bチャートでも7週No.1。
https://www.youtube.com/watch?v=hvWtZNEdwJA
05977 Good Lovin’Ain’t Easy To Come By (グッド・ラビン) 69年30位
Marvin Gaye & Tammi Terrellの3枚めのアルバムから最後のTop40ヒット。Tammiの病気のため、Valerie Simpsonが歌ったとの説もある。悲しいね。
05978 Too Busy Thinking About My Baby (ハートがいっぱい) 69年4位
5976と同じくNorman Whitfield、Barrett Strong等によるナンバーで、先にTemptations、Jimmy Ruffinがレコーディング。従来のモータウンのポップさと当時らしいファンクっぽさのどっちつかずになっているような気がするのだが。でも、R&Bチャート6週No.1か。
05979 That’s The Way Love Is (恋とはこんなもの) 69年7位
オリジナルはIsley Brothersで、Norman WhitfieldとBarrett Strongの曲。これも5978と同じような感想になってしまうのだが、結構ヒットしているんだよね。
いよいよ明日は「What’s Going On」へ。
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