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2020年12月13日 (日)

Haley, Bill, And His Comets (ビル・ヘイリーと彼のコメッツ)

 このブログはロックエラの全ヒット曲を紹介するという無謀な試みだが、この人たちがいなければ、そもそもロックエラは始まらなかったのではないかというほどのキーマン(正確に言えば、彼らが最初のロックンロール・アーティストだったわけではないが)。Bill Haley1925-1981)はミシガン州生まれ。元々はヨーデル歌手で、1944年にレコードデビュー。51年に録音した「Rocket 88」が白人アーティストによる初めてのロックンロールのレコードだったらしい。(以上、『ビルボード・ナンバー1ヒット』によれば)54年の「Rock Around The Clock」がロックンロール初の大ヒットであり(1週前にCrew-Cutsの「Sh-Boom」がそうだと書いたばかりだが…)、世界にロックンロールブームを引き起こしたことはあまりにも有名。87年にロックの殿堂入り。5810以外は全曲『What A Crazy Party : The Best Of The Decca Years』に収録。

 

05795 Shake, Rattle And Roll (シェイク・ラットル・アンド・ロール) 54年7位

 「Rock Around The Clock」でデビューしたのかと思ったら、53年の「Crazy Man, Crazy」(12位)が初ヒットで、この曲が2曲め。オリジナルはJoe Turner54年のR&B No.1ヒット。5799に近く、これがもっとヒットしていてもおかしくなかったのでは? ゴールドディスク。

 

05796 Dim, Dim, The Lights (I Want Some Atmosphere) (ディム・ディム・ザ・ライツ) 54年11位

 1曲ずつ解説するのはキツいだろうとは思っていたが、既に2曲めで書くことがない。基本皆同じだからな。

 

05797 Birth Of The Boogie (ブーギー誕生) 55年17位

 大仰なタイトルだな。これはかなりサックスがフィーチャーされたナンバー。

 

05798 Mambo Rock (マンボ・ロック) 55年18位

 5797B面。どこがマンボかわからんが。これを当時ペギー葉山がカヴァーしていたというのがスゴい。

 

05799 (We’re Gonna) Rock Around The Clock (ロック・アラウンド・ザ・クロック) 55年1位 & 74年39位

 8No.1、映画『暴力教室』のオープニングテーマで、この曲からロックンロールは始まったという圧倒的な印象。やっぱり他の曲とはキレが違うし、Around The Clockってギミックも効いたんだろうなあ。あとは上映反対運動も起きた映画『暴力教室』とのダブル効果か。ローリングストーン誌ではなぜか158位の低位。ゴールドディスク。この時既に30歳だから、主役の座がElvis等に移っていくのは仕方ないところ。テレビドラマHappy Daysのオープニングに使われて74年に再ヒット。

https://www.youtube.com/watch?v=ZgdufzXvjqw

 

05800 Razzle-Dazzle (ラッズル・ダッズル) 55年15位

 Razzle-Dazzleってのは、どんちゃん騒ぎって意味らしい。基本皆同じだが、そこが持ち味か。

 

05801 Two Hound Dogs (トゥー・ハウンド・ドッグズ) 55年15位

 5800B面。Hound Dogじゃなくて、Two Hound Dogs。単調さがいいかも。

 

05802 Burn That Candle (バーン・ザット・キャンドル) 55年9位

 ベスト10には入っているが、ちょっと停滞感を感じる。

 

05803 Rock-A-Beatin’Boogie (ロッカ・ビーティン・ブギー) 55年23位

 5802B面。オリジナルは53年のThe Esquire Boys。これはキャッチーでいいな。

 

05804 See You Later, Alligator (シー・ユー・レイター・アリゲーター) 56年6位

 オリジナルは55年のBobby Charles5799以来の大ヒットとなるが、これはわかりやすいからな。韻の踏み方もわかりやすいし。ゴールドディスク。

https://www.youtube.com/watch?v=1Hb66FH9AzI

 

05805 R-O-C-K (R-O-C-K) 56年16位

 人気DJであるAlan Freedの映画『Rock Around The Clock』に使われた曲。曲はなんかモタモタしていてイマイチ。この頃、Elvisの「Heartbreak Hotel」がNo.1になっている。

 

05806 The Saints Rock ‘N Roll (セイント・ロックン・ロール) 56年18位

 5805B面。「聖者の行進」のロックヴァージョン。企画ものとしか言いようがない。

 

05807 Rip It Up (リップ・イット・アップ) 56年25位

 Little Richardとの競作となった。カッコいい曲だけど、Little Richardの方が一枚上かな。

 

05808 Rudy’s Rock (ルディーズ・ロック/ルーディーズ・ロック) 56年34位

 サクソフォニストのRudy Pompilliからタイトルが来ているインストナンバー。でもなぜこれがシングルになったのだろうか?

 

05809 Skinny Minnie (スキニー・ミイニー) 58年22位

 彼らがホント勢いあったのは、5556年の2年間で、これは2年ぶりの実質最後のTop40ヒット。スローテンポで、これはこれでありなのだが、Bill Haleyらしさからはかけ離れている。

 

05810 Week End (ウィーク・エンド) 58年35位

 CometsThe Kingsmen名義で録音したインストで、クレジットもそうなっている(「Louie Louie」のKingsmenではない)。Bill Haleyと関係のない曲と思えば、ちょっとコミカルなインストとしては好き。

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コメント

「Rock around the clock」のオリジナルは、ウィキにも載っているソニー・デイ&ヒズ・ナイツですが、日本でも羽生奈々子がカバーし、邦題が「時計のまわりで踊ろう」。この曲のB面は「恋人よわれに帰れ」で、フランク永井のデビュー曲となっています。エドワード・ベアの投稿は「声が郷ひろみに似ている」ということです。また、坂井さんが以前に担当していたラジオ番組のアシスタントが、後のアニメ・ソングで活躍した大杉久美子(当時・環ルナ)で、彼女の「ブーガルー・タウン銀座」の作詞が湯川れい子さんというのも因縁めいていますね。

貴重な情報を色々ありがとうございます。時計のまわりで踊ろう、スゴいタイトルですね。

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