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2020年6月28日 (日)

Knight, Gladys, & The Pips (グラディス・ナイト&ザ・ピップス)  2/2(1972-1988)

 Gladysがモータウン入りに反対した理由はメインアクトとして推してもらえないのではという危惧にあったらしい。ジョージアの田舎の出だからね。13曲ものTop40ヒットが生まれたわけだから、それは杞憂だったとも言えるが、Diana Rossと比べたらどうだと言われれば、懸念は当たったのかもしれない。Buddahに移ってからの活躍ぶりがスゴいから、なおさらそういう印象になるというのもある。でも、Jim Weatherlyとの初コンビはモータウン時代の5297なんだよね。

 5298までは昨日と同じ「Anthology」、53005306は「ベスト・ヒット18」に収録。

 

05295 Make Me The Woman That You Go Home To (愛を教えて) 72年27位

 Gladysらしい熱唱バラード。いいねえ。

 

05296 Help Me Make It Through The Night (ひとりぼっちの夜) 72年33位

 Kris Kristofferson作のカントリーバラードの名曲。71年にSammi Smithでヒットした。セリフで始まり情感たっぷり歌われるのは、「追憶」みたいだ。

 

05297 Neither One Of Us (Wants To Be The First To Say Goodbye) (さよならは悲しい言葉) 73年2位

 超名曲。これが大人のソウルだね。この曲はまだモータウンだが、ここから始まる彼女達の快進撃はスゴい。白人Jim Weatherlyの曲で、このコンビは更に2曲の名曲を生むことになる。グラミー賞最優秀ポップボーカルグループを受賞、RBチャートNo.1

 

05298 Daddy Could Swear, I Declare (ダディ・クッド・スウェア) 73年19位

 モータウン最後のTop40ヒット。バラードかダンサーかと言えば、バラードをとるが、この路線も捨てがたいんだよね。

 

05299 Where Peaceful Waters Flow (ふたりの歩み) 73年28位

 この年、ブッダに移籍しての初ヒット。次からがスゴすぎて、地味に聴こえるが、これもいい曲だよ。

 

05300 Midnight Train To Georgia (夜汽車よ!ジョージアへ…) 73年1位

 泣く子も黙る名曲。LAで夢破れた男について一緒にジョージアに帰る歌。後半のコール&レスポンスの盛り上がりは鳥肌もんである。Wikiによれば、Jim Weatherlyが最初「Midnight Plane to Houston」というタイトルで書いた歌なんだそう。

グラミー賞最優秀R&Bボーカルグループ受賞、ローリングストーン誌のベスト500では432位。RBチャートNo.1、ゴールドディスク。

https://www.youtube.com/watch?v=HwbmufPphP0

 

05301 I’ve Got To Use My Imagination (イマジネイション つきせぬ想い) 73年4位

Img_0288  次はファンキー。Gerry GoffinBarry Goldbergの曲で、プロデュースはStoriesの「Brother Louie」のKenny Kernerである(なんか似たとこがある)。なぜかシングル持ってました。RBチャートNo.1、ゴールドディスク。

 

05302 Best Thing That Ever Happened To Me (めぐり逢い) 74年3位

 三たび、Jim Weatherlyの名曲。オリジナルはRay Priceで元々はカントリーだったということか、知らなかった。Gladysのボーカルの素晴らしいこと、この上ない。52995302はアルバム「Imagination」より。RBチャートNo.1、ゴールドディスク。

 

05303 On And On (この愛をとこしえに) 74年5位

 映画『愛しのクローディン』の曲で、Curtis Mayfieldの作曲、プロデュース。

言われてみりゃ、これはカーティスだな。ゴールドディスク。

 

Img_0289 05304 I Feel A Song (In My Heart) (アイ・フィール・ア・ソング) 74年21位

 マイフェイバリット。昔からイントロが大好き。グラディス節、全開。最高位21位は納得できない。名曲揃いの中であえてYouTubeはこの曲。RBチャートNo.1

https://www.youtube.com/watch?v=xUaOgoMvGkc

 

05305 The Way We Were/Try To Remember (追憶) 75年11位

 前年、年間チャートNo.1に輝いたBarbra Streisandの映画主題歌「The Way We Were」のライブヴァージョン。熱唱。昔からよくわかっていないのだが、最初のセリフのところが「Try To Remember」なのか?

 

05306 Part Time Love (かりそめの恋) 75年22位

 ブッダでは最後のTop40ヒット。BreadDavid Gatesの曲だが、少し暗いかなあ。

 

05307 Love Overboard (ラヴ・オーヴァーボード) 88年13位

 レコード会社と揉めたり色々あって、何と12年ぶり(で最後)のTop40ヒットである。いきなり音が80年代後半だが、当たり前か。グラミー賞最優秀RBボーカルグループ受賞、RBチャートNo.1

この前の85年にDionne Warwick等との「愛のハーモニー」がヒット、この後、96年にBrandy等との曲がヒットしたが、それぞれの項で紹介。

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コメント

ホントに数多くの名曲を残した素晴らしいアーティストなのだが、なかなかハマることはなかった(『Midnight Train To Georgia』の後半の盛り上がりなんか最高だけど、曲自体は割にあっさり飽きちゃった記憶がある)。

◼︎The Way We Were/Try To Remember
しかし、この曲でノックアウトされた。
今さらながら、Gradysって史上稀に見るハイレベルなボーカリストだと痛感させられる。
とくに最後、転調して盛り上がる「We simply choose to forget」からの「押し」の連発には感動を超えて寒気がするほどの迫力が感じられる。

◼︎That’s What Friends Are For
↑という彼女のボーカルの凄さを再発見したのがDionne & Friendsのこの曲(まだ出てませんよね?)。
さっき「押し」と書いたが、Gladysの歌のうまさ(と言うか凄さ)が他の名ボーカリスト(まぁ、わかりやすく言えばWhitneyとかかな。私はそれほど惹かれなかったけど)達と決定的に違うのは、伸びやかなハイトーンじゃなくてどこまでも押していく圧倒的な声の圧力の魅力なんだと気づかされた。

ところで、Roberta Flackの時にGladysを思い出したきっかけが何だったのか、もう忘れてしまったのだけど、『The First Time Ever I Saw Your Face』のフォーク・バージョンから『Try To Remember』を連想したのかもしれない。
Brothers FourとかAndy WilliamsとかPerry Comoとか、いかにもアメリカの心にしみる曲ですね、

「I've got use my imagination」はリンリン&ランラン「恋のインディアン人形」の元歌ですね。ワタシはオシャレな~インディアン人形ォ~(笑)

かてぶしさん、「追憶」にきましたか。私はボーカルのことを上手く表現できないのですが、女性ボーカルではGladysはAretha、Janis、Patsy Clineあたりと並んで大好きです。Dionneもヒット曲がメチャメチャ多いのですが、そろそろ紹介する予定。

HIRAJO-Kさん、これ気づきませんでした。イントロからそっくりじゃないですか! さすが、筒美京平先生。偶然なのか、これもGerry Goffinですし。

5299の「Where Peaceful Waters Flow」もJim Weatherlyの曲でした。2年間で4曲も同じ人の曲を取り上げてヒットさせていたんですね。Jim Weatherlyは白人のシンガーソングライターで、むしろカントリー寄りの人なのが、面白いと思いました。

イントロのアンドリュー・スミスのドラムがすばらしい「夜汽車よ!ジョージアへ」ですが、ギターがジェフ・ミノロフ、ブラスはブレッカー・ブラザーズ、トロンボーンは後の「スター・ウォーズのテーマ」で全米№1を獲得する、ミーコ・モナルドと豪華版です。(あるラジオ番組で、この曲のあとで、「スター・ウォーズのテーマ」がオンエアされた時は笑っちゃいました)また、「めぐり逢い」のオリジナルはレイ・プライスと紹介されていますが(ウィキでも)、スティーブ・ローレンスのバージョンが先にリリースされています。彼の全米№1「ゴー・アウェイ・リトル・ガール」は、リリースはスティーブですが、レコーディングはボビー・ヴィーの方が先です。プロデューサーのケニー・カーナーも出てきました。若い方はご存知ないと思いますが、彼は元「キャッシュボックス」誌の編集長で、日本からの国際電話で最新のチャートを聞く番組で、彼が電話で対応していました。(日本側が小林克也)

夜明けのキャットさん、詳細な情報ありがとうございました。こんなところでMecoが出てくるとは、驚きました。

改めてベスト盤をいろいろ聴いているのですが、私はやはりBuddah時代が思い出深い。
Top40外だったけど『Money』は『Respect Yourself』風でカッコよかったなぁ、とか、『So Sad The Song』も好きだったなぁ、とか、『Baby, Don't Change Your Mind』はちょっとThe Stylistics風だよなぁ(と思ったらVan McCoy作でThe Stylisticsもやってた)、とか……。

■I Feel A Song (In My Heart)
> マイフェイバリット。昔からイントロが大好き。
へー。
私はイントロが歌謡曲っぽくて気に食わず、転調してからが好きだったけど。

■Part Time Love
上述した『So Sad The Song』とかこの曲とかも、割に気に入ってました。
> 少し暗いかなあ。
あまりそう思ったことはなかったけど、そう言われてみれば、これも結構歌謡曲っぽいかな?

私が持っているBESTにも皆入っていたので、改めて聴いてみましたが、「So Sad The Song」が好きかなあ。ホイットニーっぽいかなと思ったら、Michael MasserとGerry Goffinの曲なんですね。ホイットニー・ヒューストンの「Saving All My Love For You」やダイアナ・ロスの「Theme From Mahogany」のコンビです。

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