« Loggins, Kenny (ケニー・ロギンス) | トップページ | Thomas, Carla (カーラ・トーマス) »

2020年5月24日 (日)

Redding, Otis (オーティス・レディング)

 オーティス・レディングを知ったのは、私のロックの原点「モンタレー・ポップ・フェスティバル」での狂熱ライブだったか、超名曲「ドック・オブ・ザ・ベイ」だったか。

 オーティスには2つの側面があったように思う。1つは60年代サザン・ソウル(とその最も有名なレーベル・スタックス/ヴォルト)の代表格として、もう1つはソウルやロックの垣根を超える革新者としてである。死後にNo.1になった「ドック・オブ・ザ・ベイ」はコアなソウルファン?には評判が悪いけれど(共作者のスティーブ・クロッパーを除いては周囲も戸惑ったらしいが)、本人は新境地が開けると満足していたそうだ。黒人としてモンタレーに出演してフラワームーブメントの聴衆を熱狂させ、英国の『メロディメーカー』誌の読者投票で8年間君臨していたエルビスを抜いて男性歌手No.1に輝く(いずれも67年のこと)といった事件を見ても、オーティスは時代の先導者だった。もし飛行機事故で亡くなっていなかったら、どんな世界を見せてくれたのか? 残念でならない。

 41年ジョージア州生まれ。59年頃から活動を始め、スタックスでのデビューは6210月。671210日に飛行機事故のため、バックバンドのBar-Kaysのメンバーとともに26歳の若さで亡くなったから、5年で燃え尽きてしまったことになる。89年ロックの殿堂入り。516251655166以外はRhinoの「The Very Best Of Otis Redding」に収録。ただし、私の場合は一時スタックスにはまっていて、「The Complete Stax Volt Singles」なる9枚組×3箱=27枚というセットを購入している(但し、51655166はレーベルが違うので、これでも揃わない)。

 

05156 I’ve Been Loving You Too Long (愛しすぎて) 65年21位

 8枚目のシングルで初のTop40ヒット。名盤「Otis Blue」より(5158まで)。Stonesもカヴァーした名曲で、Otisでは一番好きな曲だな。Jerry Butlerとの共作。ローリングストーン誌のベスト500では110位。

https://www.youtube.com/watch?v=rI_zG2eWGE4

 

05157 Respect (リスペクト) 65年35位

 Aretha Franklinの代表曲としてあまりにも有名(67年のNo.1ヒット)。Otisの自作だが(ほとんど彼は自作)、1曲彼女に取られちゃったと言ったらしい。全然別の曲になっているけど、Otisのバージョンもいいね!

 

05158 Satisfaction (サティスファクション) 66年31位

 Stonesもびっくりのカヴァー。彼自身はこの曲は知らなくて、Booker T. & The MGs(バックは皆彼らが演っている)のギタリスト、スティーブ・クロッパーに教えられてレコーディングしたらしい。モンタレーでも歌ってるけど、ブライアン・ジョーンズも聴いたのかな?(ジミヘンを米国の聴衆に紹介したのは彼)

 

05159 Fa-Fa-Fa-Fa-Fa (Sad Song) (ファ・ファ・ファ) 66年29位

 Staxはホーンセクションもいいんだよね。

 

05160 Try A Little Tenderness (トライ・ア・リトル・テンダーネス) 66年25位

 Three Dog Nightのカヴァーを先日紹介したばかりだけれど、ずっとOtisのオリジナルと勘違いしていた。1933年に6位まで行ったTed Lewisの曲だが、とても同じ曲とは思えない。アレンジはOtisなのか、プロデューサーのIsaac Hayesなのか。だんだん盛り上がっていく構成がいい。5156と並ぶ熱唱と名演。ローリングストーン誌で204位。

 

05161 Tramp (トランプ) 67年26位

 Carla ThomasとのStax2大スターによるデュエット。オリジナルはLowell Fulson。クレジットはOtis & Carla

 

05162 Knock On Wood (ノック・オン・ウッド) 67年30位

 Eddie Floydがオリジナルで、後にAmii StewartNo.1になったソウル・クラシック。5161と同じCarla Thomasとのアルバム「King & Queen」より。迫力ある掛け合いで5161より好み。

 

05163 (Sittin’On) The Dock Of The Bay (ドック・オヴ・ベイ) 68年1位

 永遠の名曲。録音された3日後にOtisは亡くなってしまったと知ると、ますます物悲しく聴こえる。しかも人生振り返ってる歌だし。最後の口笛は歌詞ができていなくて、とりあえず入れたのが残ったというのは本当か? アメリカで史上初のPosthumous(死後の)No.1ヒット。その他の事例はJanisのところにまとめておいた。

ローリングストーン誌の28位。R&BチャートNo.1、ゴールドディスク。

https://www.youtube.com/watch?v=rTVjnBo96Ug

 

05164 The Happy Song (Dum-Dum) (ハッピー・ソング) 68年25位

 5159Sad Songで、こちらはHappy Songだと思ったら、どちらもSteve Cropperとの共作で、5159のアンサーソングということらしい。

 

05165 Amen (エーメン) 68年36位

 Impressionsが取り上げてヒットしたゴスペルのスタンダード。Impressionsと比べると泥臭い感じ。

 

05166 Papa’s Got A Brand New Bag (パパのニュー・バッグ) 68年21位

 死後リリースされた、66年ロスアンジェルスのロックの殿堂「Whisky A Go-Go」でのライヴより。もちろんオリジナルはJB。バックはMGsではなく、ロードバンドなのだそう。

« Loggins, Kenny (ケニー・ロギンス) | トップページ | Thomas, Carla (カーラ・トーマス) »

音楽 60年代 Redding, Otis」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« Loggins, Kenny (ケニー・ロギンス) | トップページ | Thomas, Carla (カーラ・トーマス) »

無料ブログはココログ
2020年10月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

カテゴリー

最近のトラックバック