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2020年5月10日 (日)

Flack, Roberta (ロバータ・フラック)

 黒人女性でありながら、R&Bアーティストというより、ポップスの人と捉えられることが多い。私のようなポップスファンにとっては、どうでもいいことだが。何と言っても3曲のNo.1ヒットを持ち、どれもが名曲なのだから、大絶賛である。

 1939年ノースキャロライナ州生まれ。ハワード大学でピアノと声楽を学んだ才媛で、教師やナイトクラブでのピアノ演奏をしていた時に、ジャズ界の大物レス・マッキャンに見出された。ベスト盤はたくさん出ているが、1枚でTop40ヒット全部は揃いません。

 

05103 You’ve Got A Friend (きみの友だち) 71年29位

 初ヒットは、その後何度も共演するダニー・ハサウェイとのデュエット。調べたら、同じ大学の出身だった。曲はもちろんCarole King作、James Taylorでヒットした名曲のカヴァー。と、書いたがCarole KingTapestry)、James Taylor、そしてこの盤は71年のほとんど同じ時期に出ている。ジャンル不明感がいい。クレジットは、Roberta Flack & Donny Hathaway

 

05104 The First Time Ever I Saw Your Face (愛は面影の中に) 72年1位

 6週連続No.172年の年間チャート1位である。この曲を初めて聴いたのは多分、私が大好きなクリント・イーストウッド監督(40本全部観てる!)のデビュー作である「恐怖のメロディ(Play Misty For Me)」。サスペンス映画なのに、インターバルみたいなシーンがあって、そこで流れるんである。元々は69年の彼女のデビュー盤に入っていた曲で、クリント・イーストウッドが気に入って映画で使ったためにヒットしたと知ったのは後のことであった。更にオリジナルは57年の英国発のフォークソングだったことにもびっくり。名曲だけど、地味〜な曲で、映画で使われたからと言って、6No.1のヒットになったというのは意外。

グラミー賞のレコード・オブ・ジ・イヤーとソング・オブ・ジ・イヤーを受賞。アダルトコンテンポラリーチャートでも6No.1、ゴールドディスク。

 

05105 Where Is The Love (恋人は何処に) 72年5位

 5103と同じアルバム「Roberta Flack & Donny Hathaway」より。2人のデュエットではこの曲が1番好き。ダニーの声があったかくていいなあ。元々は5th Dimensionのために書かれたらしいが、それも合ってそう。クレジットは、Roberta Flack & Donny Hathaway

R&Bチャート、アダルトコンテンポラリーチャートNo.1、ゴールドディスク。

 

05106 Killing Me Softly With His Song (やさしく歌って) 73年1位

Img_0025  日本では、ネスカフェのCMソングのイメージ。名曲。殺される歌を歌っていたのが(殺されるじゃなくて、うっとりさせられると訳すのだろうが)、Don McLeanだと知って驚いた。5No.1Fugeesのカヴァーもいいです。画像は76年のカップリング・シングル。

5104と同様、グラミー賞レコード・オブ・ジ・イヤーとソング・オブ・ジ・イヤー、更にはベスト・トップ・ボーカル女性部門を受賞。ゴールドディスク。

 

05107 Jesse (我が心のジェシ) 73年30位

 この曲も大好き。もしかして一番好きかも。なんて寂しい曲なんだろう。この曲のヒットで、Janis Ianが再び注目されたらしいけど、Janis IanAt Seventeen!)も寂しくていいなあ。

https://www.youtube.com/watch?v=xPoZRJP1ZH8

 

05108 Feel Like Makin’Love (愛のためいき) 74年1位

 マイ・フェイバリット。この曲の独特のリズムというかノリというかが大好きです(音楽的素養がないのでうまく表現できないのだが)。ソウルでジャズでおしゃれでファンクで。私がほんとに好きなロバータはここまで。

R&Bチャート、アダルトコンテンポラリーチャートNo.1、ゴールドディスク。

https://www.youtube.com/watch?v=ySlLq9t2qgc

 

05109 The Closer I Get To You (私の気持ち) 78年2位

 ちょっと久しぶりのヒット。Donny Hathawayとのバラードだが、彼は翌年(報道によれば)自殺してしまう。そう思うと、悲しくなる。Donny HathawayTop40ヒットは全部Robertaとのデュエットなので、別に紹介することはないのだけれど、この人の声は好き。

クレジットはRoberta Flack with Donny HathawayR&BチャートNo.1、ゴールドディスク。

 

05110 If Ever I See You Again (いつかあなたと) 78年24位

 同名の映画(邦題「わが心のジェニファー」)からだが、どんな映画かは全く知らない。作曲はJoseph (Joe) Brooksだが、「You Light Up My Life(恋するデビー)」を作った人で、言われてみればとても似てる。もう少し調べたら、「わが心のジェニファー」も「You Light Up My Life(マイ・ソング)」も彼が監督で、前者は主演も彼だった。結構知らないことだらけだなあ。アダルトコンテンポラリーチャートNo.1

 

05111 Making Love (メイキング・ラヴ) 82年13位

 これも同名の映画から。これはバカラックやキャロル・ベイヤー・セイガーの曲だった。あまりピンとこないなあ。

83年にPeabo Brysonとの「Tonight, I Celebrate My Love」があるが、それは彼の項で。

 

05112 Set The Night To Music (ナイト・トゥ・ミュージック) 91年6位

 何と8年ぶりの最後のTop40ヒットは、偶然にも昨日紹介したStarshipがオリジナル。クレジットはRoberta Flack with Maxi PriestStarshipRobertaMaxi Priestという組み合わせがよくわからん。曲はDiane Warrenで、6位は出来過ぎだな。

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音楽 70年代 Flack, Roberta」カテゴリの記事

コメント

声はそんなに悪くないのだが歌い方に抑揚がなくて歌唱そのものにはあまり魅力を感じなかった(デュエットだとむしろうまくハマる感はあった)。
とは言えとにかく曲に恵まれた印象が強い。3曲のNo.1ヒットのどれもが超名曲なだけじゃなくて、それぞれが全く違うテイストなのは奇跡的ですらある。

◼︎The First Time Ever I Saw Your Face
ホントに地味で、地味なまま盛り上がることなく延々と続いて、最後の最後に消え入りそうに「Your face」の連呼でかろうじて盛り上がる展開が最高。
私はこの曲が一番好きかもしれない。

◼︎Killing Me Softly With His Song
これも「淡々と」感がとてもよろしい。ちょっとずつ変化をつけていろんなパターンを展開してくれるけど、どれも悪くない(無理矢理感がない)。

◼︎Feel Like Makin' Love
これも当たり前だがいい曲だ。3曲のNo.1の中では一番ポップでいかにもヒットしそう(と言うか『The First Time Ever I Saw Your Face』が異様に地味なのだが)。
比べるものでもないが、『Feel Like Makin' Love』と言うと私はBad Companyの方に強い思い入れがあるのだよなぁ。

最近Janis Ianにちょっとハマっていたので、「Jesse」のYouTubeにリンクしましたが、No.1になった3曲はどれも超名曲ですね。「The First Time Ever I Saw Your Face」は元々はフォークソングでした。例えば、こんな感じ。
https://www.youtube.com/watch?v=I6x3mRbZo3k
この曲をあのアレンジにしたRoberta Flackはスゴイと思います。ただ、シンガーとしてはDonny Hathawayの方が好きですね。Bad Companyは持っていない曲が結構あるのです。

『The First Time Ever I Saw Your Face』のフォーク・バージョンは聞いたことがなかった。
なるほど、これがああいう仕上がりになるのか!
ところでGladys Knightって、まだ出てませんよね?

Gladys Knightは近いうちにと思っていますが、1日では紹介しきれない大物なので…

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