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2020年5月30日 (土)

Orlando, Tony, & Dawn (トニー・オーランド&ドーン)

 70年代前半のポップスと言えば、ドーンだね。元アイドルシンガーで音楽出版社に勤めていたTony Orlandoがプロデューサー(元Tokensのメンバー)に頼まれて、渋々「Candida」のボーカルを吹き込んだのが始まり。バックコーラスは黒人女性のTelma HopkinsJoyce Vincentだが、録音は別だったため、Tonyとは会ってもいない。ジャケットには4人の白人男性が写っているが、そこにはTonyさえ含まれておらず、架空のグループだった。ところが、「Candida」「Knock Three Times」が大ヒットして、欧米で人気が出たため、ツアーをすることになり、Tonyが渋るTelmaJoyceを説得してグループが結成された。以上は「ビルボード・ナンバー1・ヒット」の記述より。人間何が幸いするか、わからないもんだ。3曲のNo.1ヒットを出し、74年から76年まで毎週テレビ番組を持つグループになるわけだから。77年に解散。その後、Telmaは女優になったらしい。

 と書いた後で、英語のWikiを見たら、「Candida」や「Knock Three Times」の録音にはTelmaJoyceは参加していないみたい。ツアーの時に以前仕事で知り合ったTonyが誘ったようだ。

 51895190以外は「The Definitive Collection」に収録。Tony Orlandoのソロヒットは別に紹介する予定。

 

05177 Candida (恋するキャンディダ) 70年3位

 Tony Orlandoの前に吹き込まれた(ボツになった)ボーカルがDriftersみたいだったとの記述を見つけた。単なるバブルガムではなく、ちょっとラテン風味のDriftersのような名曲だと思う。ゴールドディスク。

https://www.youtube.com/watch?v=uJrBdSwjsUQ

 

05178 Knock Three Times (ノックは3回) 70年1位

 5177と同一路線だが、こっちの方がバブルガム寄りかな。階下に住む女性に向かって、返事がYesなら天井を3回、Noなら配管を2回叩いてと歌ってるんだが、シチュエーションがよくわからない。全くどーでもいい話をすると、当時大信田礼子の「ノックは無用」という歌があって、題名を対で覚えてました。3週連続No.1のゴールドディスク。

Img_0284

05179 I Play And Sing (拍手はいっぱい) 71年25位

 なぜかシングル持ってたんで、ジャケット載せたけど、この期に及んで6人組ってことになってたのかね? わけわからん。曲の方はライヴでもないのに、邦題通り拍手ばっかり出てくる曲。



05180 Summer Sand (海辺で遊ぼう) 71年33位

 この曲までのクレジットは単にDawnとなっていて、多分TelmaJoyceは歌っていない。作曲はIrwin LevineLawrence Russell Brownだが、Dawnの場合、このコンビが一番多い(51785182もそう)。

 

05181 What Are You Doing Sunday (恋は日曜日に) 71年39位

 この曲からクレジットはDawn Featuring Tony Orlandoに。あまりヒットしてない曲でも、Dawnの曲はポップでいい曲が多いな。と思ったら、英国では3位まで行ってました(51785182は英国でも1位)。

 

05182 Tie A Yellow Ribbon Round The Ole Oak Tree (幸せの黄色いリボン) 73年1位

 日本では『幸福の黄色いハンカチ』の元ネタとして有名な、実話を基にした曲。主人公は小切手の偽造で3年間刑務所に入っていて、バスに乗ってジョージアの故郷に帰ってきたらしい。何度聴いてもハッピーエンドの盛り上がりはいいねえ。This is ポップス!

ロックエラでカヴァーが史上2番目に多い曲らしい(1988年の本の記述だが。1位はYesterdayらしい)。4週連続No.173年の年間チャートNo.1、アダルト・コンテンポラリー・チャートNo.1、ゴールドディスク。

https://www.youtube.com/watch?v=_dggAQk5peA

 

05183 Say, Has Anybody Seen My Sweet Gypsy Rose (嘆きのジプシー・ローズ) 73年3位

 二匹目のドジョウとしては上出来だった。奥さんだったダンサーを探す歌。アダルト・コンテンポラリー・チャートNo.1、ゴールドディスク。

 

05184 Who’s In The Strawberry Patch With Sally (いちご畑のサリーちゃん) 73年27位

 この曲から何故かクレジットはTony Orlando & Dawnに変更。原題も邦題も長いのはお約束。流石に3匹目のドジョウは?

 

05185 Steppin’Out (Gonna Boogie Tonight) (恋のブギ・ウギ・パーティ) 74年7位

 流石に路線変更。オールドタイムな雰囲気が素敵! ここまで同じコンビが作ってるんで、曲調はそんなに変わっていないけれど。

 

05186 Look In My Eyes Pretty Woman (恋する瞳) 75年11位

 ちょうど全米トップ40をちゃんと聴き始めた頃にヒットしていた曲なんで、ミョーに懐かしい。ホント久しぶりに聴いた。デニス・ランバートとブライアン・ポッターの曲だったんだ! 彼らは、オリジナルキャストの「天使の兵隊」とかグラスルーツの「恋は二人のハーモニー」とかハミルトン・ジョー・フランク&レイノルズの「恋のかけひき」とかフォートップスの「エイント・ノー・ウーマン」とか、いい曲たくさん作ってます。

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05187 He Don’t Love You (Like I Love You) (恋のシーソー・ゲーム) 75年1位

 エレクトラに移籍しての第1弾(今まではベル)。3曲目のNo.1。なぜ、He Dontなのか、当時悩んだ。オリジナルがJerry Butlerの「He Will Break Your Heart」だと随分後で知ってビックリ(彼とCurtis Mayfield等の共作)。展開は面白いけれど、3No.1は出来過ぎかな?

アダルト・コンテンポラリー・チャートNo.1、ゴールドディスク。

 

05188 Mornin’Beautiful (モーニン・ビューティフル) 75年14位

 Dawnらしいほんわかした曲だが、サビの展開が今一つに思う。

 

05189 You’re All I Need To Get By (君は僕のすべて) 75年34位

 Marvin GayeTammi Terrellの有名デュエット曲のカヴァー。Dawnじゃ、デュエットじゃないじゃん。って、Arethaもカヴァーしてヒットさせてた。

 

05190 Cupid (キューピッド) 76年22位

 次もカヴァー。オリジナルはSam CookeTony Orlandoの原点って、この辺(ほんわかしたR&B)にあるのかなと思った。もう少しヒットしてもよかったと思うが、翌年解散してしまうわけで、アーティスト・パワーがダウンしていたのかなあ。

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コメント

もともとロックを聴きたくて洋楽番組を探すようになったので、ライトなアメリカンポップにはあまり興味がなかった。
彼らの場合、エロそうなラテン親父がバックコーラスの女性たちをはべらせるスタイルが最初からカッチリ決まっていて(ほら、バックかと思いきや結構洒落たことやってるじゃないですかぁ!的な楽しみも全くないんで)、そういう意味でもスルーしていました。

◼︎Tie A Yellow Ribbon Round The Ole Oak Tree
たぶんリアルタイムで聴いたのはこの曲から。
とにかくよく耳にして、いい加減ウンザリしたのだけど、まぁいい曲ではあると思う。
タイトルの「Ole Oak Tree」は、ずーっと「Old Oak Tree」だと思ってました(同じことみたいだけど)。

◼︎Who’s In The Strawberry Patch With Sally
確かに3匹目なんだけど、シンプルなバブルガムで割に好きだった。
イメージとしては「Sesame Street」に出てきそう。

◼︎Mornin’ Beautiful
すっかり忘れていたけど、私は「Dawnらしいほんわかした曲」というよりむしろ彼らには珍しくサラッとした爽やかな小品、という印象を持っていた。
甘ったるくないので、彼らの曲としては好きだった部類かな。

ポップスファンとしては、忘れられないグループです。

つい勢いで?「The Definitive Collection」を買ってしまいました。

◼️Summer Sand
> 多分TelmaとJoyceは歌っていない。
コーラス部分はいつも通りに聞こえるけど、別人ってことですか?

◼️What Are You Doing Sunday
サビのところなんか、ABBAがやっても似合いそうだなと思いました。

「Summer Sand」までクレジットがただのDawnであること(「What Are You Doing Sunday」からDawn Featuring Tony Orlandoに変わる)、ジャケットに6人の写真を使っていることからの推測です。ただし、「What Are You Doing Sunday」の次のシングル「Runaway/Happy Together」(Top40入りせず)からTelmaとJoyceはレコーディングに参加したとの記述もありました。

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