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2013年4月21日 (日)

James, Tommy, And The Shondells (トミー・ジェイムスとションデルス/シャンデルス)

 87年にTiffanyの「I Think We’re Alone Now」とBilly Idolの「Mony Mony」が相次いでNo.1になったが、どちらも今日紹介するTommy James & The Shondellsがオリジナル。こんなケースは他にはないのでは? Top10ヒット7曲、No.1ヒット2曲のあるグループだけれども、日本で話題になることはほとんどなさそう。基本はポップ・ロック・グループなんだろうが、ガレージぽかったり、後期はサイケだし、今ひとつ個性がつかめない。
 Tommy Jamesは47年にオハイオ州で生まれ、3歳でウクレレ、9歳でギターを手にした早熟少年だったらしい。11歳でミシガン州に引っ越し、12歳で学校の仲間とShondellsを結成、最初のレコードを出している。「Hanky Panky」は64年にレコーディングした曲で、ローカルヒットを記録。2年後にピッツバーグのDJが番組を流したのがきっかけでヒットにつながった。その時既にShondellsはなく、ピッツバーグで演奏していたラコントゥアーズという4人組にTommyが声をかけ、Shondellsになってもらった。
 Rhinoの「The Very Best Of Tommy James & The Shondells」に全曲収録。

04759 Hanky Panky (ハンキー・パンキー) 66年1位
 Tommyがニューヨークのルーレットレコードにマスターを売ったら、No.1ヒットになってしまったのがこの曲。再レコーディングしたわけではない。「Louie Louie」「96 Tears」と並び称される、低予算のガレージ・ロックのクラシック。今まであんまりそういう風に思っていなかったが(バブルガムだと思ってたんで)、改めて聴くと確かにそうだね。オリジナルはJeff BarryとEllie GreenwichがRaindropsとしてレコーディングしたB面曲というのも意外。ゴールドディスク。

04760 Say I Am (What I Am) (セイ・アイ・アム) 66年21位
 4579の続編っぽい感じ。Tommy JamesとBob Mack(「Hanky Panky」を発掘したDJ)のオリジナル。「Louie Louie」とかにも通じるいい曲だ。

04761 It’s Only Love (イッツ・オンリー・ラヴ) 66年31位
 この曲でバブルガムに舵を切ったんだな。自作ではなく、ソングライターのRitchie Cordell等の作品。

04762 I Think We’re Alone Now (君と僕の世界) 67年4位
 Tiffanyもカヴァーした典型的バブルガム・ロック。曲は4761と同じRitchie Cordell作。5人組だと思って、シングルのジャケを見たら、6人写ってる。何故?(RhinoのCDでも5人の写真と6人の写真があるから、途中でメンバーが増えたのかな?)

04763 Mirage (恋のシルエット) 67年10位
 これもCordell作(4765まで。4766は共作)のバブルガム。あまり面白いとは思えないな。

04764 I Like The Way (アイ・ライク・ザ・ウェイ) 67年25位
 60年代後半っぽい音になってきた。ソフトロックっぽいというか。

04765 Getting’ Together (ふたりのビート) 67年18位
 「Gimme Some Lovin’」みたいなイントロで始まる。ハンドクラッピングとハイハットがハッピーなポップ・ソング。

04766 Mony Mony (モニー・モニー) 68年3位
 Billy Idolのライヴの印象が強いな。Rhinoの解説によれば、パーティーロック。元々曲の構成がライヴっぽいんだな。英国ではNo.1。

04767 Do Something To Me (ドゥ・サムシング・トゥ・ミー) 68年38位
 バブルガムをハードに演っている印象。やっぱしライヴっぽい展開。

04768 Crimson And Clover (クリムズンとクローバー) 68年1位
 2曲目のNo.1は多分セルフ・プロデュースとなった1作目。サイケ路線に転換。ここでもインストで曲調を変えた展開をしているから、これはTommy Jamesの趣味なんだな。最後の方の声のエフェクトはどうやってるんだろう? 82年にJoan JettのカヴァーもTop10入り。意外な組み合わせだが、これはCordellつながり(Joan JettのプロデューサーがRitchie Cordell)。

04769 Sweet Cherry Wine (スイート・チェリー・ワイン) 69年7位
 サイケ路線第2弾。Rascalsっぽい曲だね。珍しくベトナム戦争へのプロテスト・ソングである。

04770 Crystal Blue Persuasion (クリスタル・ブルー・パスエイション) 69年2位
 私の言うところの60年代後半の夢見る系ソフト・ロック。マイ・フェイバリット! オルガンの音もステキ。

04771 Ball Of Fire (ボール・オブ・ファイアー) 69年19位
 Tommy Jamesは敬虔なクリスチャンらしいが、ゴスペルっぽさを感じる(4769にも)ポップス。

04772 She (シー) 69年23位
 Tommy James & The Shondellsとしては最後のTop40ヒット。というのも、疲れたTommyは70年にニューヨーク州に農場を買って引退してしまったから。まだ23歳だけど。その後、Alive & Kickingの「Tighter, Tighter」をヒットさせた後に、ソロとしてカムバックする。ソロとしてのヒットは明日紹介。

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