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2013年4月14日 (日)

Bowie, David (デビッド・ボウイ)

 Bowieの10年ぶりの新譜が出たと随分話題になっていたので、思わず買ってしまった。私がBowieの新譜を買うのは20年ぶり! かつてBowieは私にとってアイドルだったけれど、ホントに好きだったのは「Ziggy Stardust」(屈折する星屑の上昇と下降、そして火星から来た蜘蛛の群)から「Heroes」(英雄夢語り)まで。このブログはアメリカのTop40ヒットを紹介するブログなんで、結構好きなヒット曲が欠落しちゃうんだよなあ。
 ところで、大島渚監督が亡くなってBowieが追悼コメントを出していたけれど、この2人は似てるんじゃないかな(と無理矢理言ってみる)。常にアヴァンギャルドで、作風がコロコロ変わるところが。新譜のジャケットで「Heroes」を使うセンスもどこか似てません? 大島監督も病に倒れた後、「御法度」で復活したけれど、Bowieも「The Next Day」で復活したし(「御法度」は結果的に遺作になってしまったので、あまりいいアナロジーじゃないな)。
 47年ロンドンのブリクストン生まれ。本名David Jones。Monkeesのメンバーと同名なのを嫌がって、Bowieにした話は有名。96年ロックの殿堂入り。2002年にBBCが大衆の投票で決めた「100人の偉大な英国人」(すごく変なランキング!)では29位。John Lydonが89位に入っているのには笑った。

04742 Space Oddity (スペース・オディティ) 73年15位
 今聴いても名曲。「2001年宇宙の旅」にインスパイアされたと言われるが、宇宙を浮遊しているような(多分トリップしちゃった歌なんだろう)フォークソング? メロディも設定も素晴らしい。カウントダウンとか、めちゃカッコいいし。軌道から離れたトム大佐(Major Tom)は80年に英国でNo.1になったこれも名曲「Ahes To Ashes」に麻薬患者として登場する。83年にはPeter Schillingの歌でも地球に戻ってくる。最初は69年にリリースされた曲。英国では何度かヒットしているが、75年に1位。

04743 Young Americans (ヤング・アメリカン) 75年28位
 R&Bに接近し、アメリカ市場を戦略的に狙ったこの曲までTop40ヒットがない。「Jean Genie」も「Rebel Rebel」も登場しない。アメリカの田舎者にはBowieは理解できなかったのであろう。David Sanbornのサックスが印象的でカッコいい。Luther Vandrossがバックボーカルだというのは知らなかった。「A Day In The Life」の一節が出てくることとか、「ニクソン大統領を覚えているか?」という歌詞とか、細かいところが気になったっけな。子供の頃は空耳で♩バカボーン♩とも聴こえてた。ローリングストーン誌のベスト500では481位。

04744 Fame (フェイム) 75年1位
 Bowie初のNo.1ヒットはファンク。John Lennonとの共作(ギタリストのCarlos Alomarも)だけど、どこがJohnなのか全然分からん。この曲を聴くと、何故かPink Floydの「Money」を思い出す。Fameを高音から低音で歌うところは面白いと思いました。ゴールドディスク。

04745 Golden Years (ゴールデン・イヤーズ) 76年10位
 「Young Americans」の続編的な「Station To Station」から。♩フワッ、フワッ、フワッ♩とハンドクラッピングに尽きる。

04746 Let’s Dance (レッツ・ダンス) 83年1位
 この曲の前にQueenと共演した「Under Pressure」がチャートインしたのだが、随分久しぶりのヒットに感じた。2曲目のNo.1だけど、結局またダンス物かよ。「Sound And Vision」や「Heroes」や「Ashes To Ashes」はどこへ行ったのか? プロデュースは絶頂期のChicのNile Rogers。当時は気に入ってたけれど、今聴くと何だかなあ。ゴールドディスク。英国でもNo.1。

04747 China Girl (チャイナ・ガール) 83年10位
 アルバム「Let’s Dance」より2曲目。これも当時は気に入っていたが。

04748 Modern Love (モダン・ラヴ) 83年14位
 「Let’s Dance」から3曲目。3曲の中ではこれかな。メロディにブリティッシュっぽさがあるんで。

04749 Blue Jean (ブルー・ジーン) 84年8位
 「Let’s Dance」の続編的アルバム「Tonight」より。ホント続編って感じ。この辺りで私はBowieへの興味を失ってしまった。ちなみに「戦メリ」は83年だった。

04750 This Is Not America (ディス・イズ・ノット・アメリカ) 85年32位
 ティモシー・ハットンとショーン・ペンが主演した「The Falcon And The Snowman」のテーマ曲で、Pat Methenyとの共作。クールな感じは結構好き。クレジットはDavid Bowie/Pat Metheny Group。
 この次にMick Jaggerと共演した「Dancing In The Street」があるが、これは彼の項で。

04751 Day-In Day-Out (デイ・イン・デイ・アウト) 87年21位
 このブログを書くために、アマゾンでアルバム「Never Let Me Down」を買った。結局アメリカではダンス物しか売れなかったということか(Space Odityを除く)。Bowieにしてはメロディが凡庸。

04752 Never Let Me Down (ネヴァー・レット・ミー・ダウン) 87年27位
 最後のTop40ヒット。「Let’s Dance」の延長線上って感じ。4751よりはいい。メロディがSylviaの「Pillow Talk」みたい。

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コメント

最近「Glastonbury 2000」と「Welcome To The Blackout: Live London '78」を立て続けに買って聴いているのですが、今度は「Live」まで発売ですか。

改めてここをのぞいてみたら、コメント消えちゃった口だったようですね。
『Space Oddity』のL/R分離の話とか『Fashion』が好きだった話とか書いた記憶がありますが。

今、振り返ると、私の中でのベストは『Sound And Vision』かな?
『Space Oddity』ももちろん『Sound And Vision』に遜色ない。
『Golden Years』もかなり好きだしライブ版の『Fashion』も譲れません。
『China Girl』はIggy Popの方がいいかな、って前も書いたっけ?

アルバムでは「Low」を聴いたとき(もっと言えばA面1曲めの『Speed Of Life』に針を落としたとき)の衝撃は忘れられません。
ソウル寄り路線で『Young Americans』『Fame』『Golden Years』と立て続けにアメリカのチャートを賑わせた後にこれか!
A面・B面であれだけ色を変えた作りも印象的だった(CDだとA面の最後の曲からB面の最初の曲に移る間のブレイクがないから効果が半減するような気がする)。
『Speed Of Life』〜『Breaking Glass』〜『What In The World』〜『Sound And Vision』と「バシ!バシ!」というドラムの音が強調された曲群の一気呵成の勢いに圧倒されたのが思い出されます。
一転してB面最初の『Warszawa』の重さも好きで、その後聴いたいろんなライブ・バージョンでも意外に忠実に再現されているのが気に入っています。

2013年は200件のコメントを消してしまったのですよ。半分は自分の返信としても、皆さんからのコメントを100件。そのショックもあってブログをやめてしまいました。
そんなことはともかく、Bowie。私も一番好きなアルバムは、Lowですね。次はZiggy Stardustかなあ。今となると、アメリカを狙ったダンス物にはあまり思い入れはありませんね。

「Ziggy Stardust」が名盤中の名盤であることに全く異論はなく、私も大好きです。
比較的早い時期の作品としては「Hunky Dory」も好きで、この2枚も買い直しました。

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