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2013年2月 3日 (日)

Rodgers, Jimmie (ジミー・ロジャース)

 ジミー・ロジャースと言えば、カントリー・ミュージックの父と呼ばれたが、それは30年代に活躍した人で、今日紹介するアーティストとは別人。33年ワシントン州生まれのポップ・フォーク・シンガーでギタリスト。ちなみに、Jimmy Rogersというブルースマンもいるので、ややこしい。Chuck Millerに見出され、Arthur Godfreyのオーディションで1位を獲得したのが、デビューのきっかけ(と思ったら、オーディションで優勝したのはデビューより後みたい)。59年にはNBCテレビで自身のバラエティショーを持つ等、人気のあった人だが、音楽界でどう位置づけられるのか、よくわからない。67年に警官から暴行を受け、ひん死の重傷を負うが、九死に一生を得る。この事件の真相は未だに謎らしい。
 Rhinoの「The Best Of Jimmie Rodgers」に全曲収録。

04586 Honeycomb (ハニーカム〜蜂蜜むすめ) 57年1位
 デビュー曲でNo.1ヒット。オリジナルは54年のGeorgie Shawだが、それを彼自身がカントリー・ポップ風にアレンジしている。コーラスや手拍子も含めて、とても軽快。R&BチャートNo.1、ゴールドディスク。

04587 Kisses Sweeter Than Wine (蜜よりも甘いキス/ワインよりも甘いキッス) 57年3位
 こちらのオリジナルは、モダンフォークの元祖The Weaversで51年に19位まで行ったヒット曲。いろんな人がカヴァーしてるけど、私は多分P.P.M.で知ったんじゃないかな。しっとりいい感じ出してる。ゴールドディスク。

04588 Oh-Oh, I’m Falling In Love Again (また恋をした/オ・オー・アイム・フォーリング・イン・ラブ・アゲーン) 58年7位
 「Honeycomb」と同じ線を狙った感じ。♩Oh-Oh♩ってとこが、アクセントになってる。これもゴールドディスク。

04589 Secretly (シークレットリー) 58年3位
 次はスローで勝負してきたが、彼らしい軽快さはちゃんとあって、いい曲だと思う。Lettermenがカヴァーしている。4曲連続でゴールドディスク。

04590 Make Me A Miracle (メイク・ミー・ア・ミラクル) 58年16位
 4589のB面。この辺の曲(4588、4589、4590、4591、4593)は皆、Al Hoffman、Dick Manning、Mark Markwellの3人が作っている。これは4587の路線だね。

04591 Are You Really Mine (アール・ユー・リアリー・マイン) 58年10位
 今までの曲と比べると、ちょっと甘さが立っているのがちょっと。水準は高いと思うけど。

04592 Bimbombey (ビンボンベイ) 58年11位
 やはりこの軽快さが彼の真骨頂。「Honeycomb」とかと比べると完成度は劣るが。

04593 I’m Never Gonna Tell (アイム・ネバー・ゴナ・テル) 59年36位
 チャートの成績が低迷し始めるが、やはりキャッチーさが落ちてきている。この曲までは全てHugo & LuigiのHugo Perettiオーケストラの演奏。

04594 Ring-A-Ling-A-Lario (リンガ・リンガ・ラリオ) 59年32位
 てこ入れだったのか、演奏はJoe Reismanオーケストラに替わる(4597まで)。軽快さは同じなのだが、少し単調かな。

04595 Wonderful You (ワンダフル・ユー) 59年40位
 4594のB面。彼にしては少し重めのバラード。

04596 Tucumcari (トゥクムカリ) 59年32位
 トゥクムカリはニューメキシコ州の街の名前。かなりカントリー&ウエスタンっぽい曲だ。

04597 T.L.C. Tender Love And Care (T.L.C.〜恋の合言葉) 60年24位
 コーラスの感じとか、当時としても古く聴こえたんじゃないかなあ。ところで、この曲のB面の「Waltzing Matilda」は核戦争を描いた名作映画「渚にて」のテーマ曲である。

04598 It’s Over (イッツ・オーバー) 66年37位
 6年ぶりのTop40ヒット。その辺の経緯はわからない。全面アコギをフィーチャーした彼自身のオリジナルで、後にElvisがカヴァーしたことでも知られる。

04599 Child Of Clay (チャイルド・オブ・クレイ) 67年31位
 最後のTop40ヒット。完全に、60年代半ばのフォーク・ソングって感じ。いつの間にか変身に成功していたってことか。この後、冒頭に触れたひどい目に遭うが、1年後にカムバックを果たす。

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