04581 Wake Up (Next To You) (ウェイク・アップ) 85年39位
唯一のTop40ヒットはRumour解散後で、Graham Parker And The Shot名義となっている。メロディがかなりCostelloっぽいな(どっちが先なのか、よくわからないが。)。ということで、嫌いなわけなし。間奏のサックスやずっとバックで鳴っているキーボードもgood。
Esther Phillips(1935-1984)は、40年代後半から50年代前半にかけてJohnny Otisの下でLittle Estherの名で人気を得た、テキサス州生まれの女性R&Bシンガー。その後、ドラッグで浮き沈みはあったが、実力派として知られた。私が知ったのは、「What A Deff’rence A Day Makes」だけれど、その独特の声は結構好みだった。
04579 Release Me (リリース・ミー) 62年8位 Engelbert Humperdinckのヒットで知られるが、オリジナルは54年のJimmy Heapの5位まで行ったカントリー・ヒット。カントリーだけど、実にソウルフルな歌声。この手は大好きなのだ。R&BチャートNo.1。
04580 What A Deff’rence A Day Makes (恋は異なもの) 75年20位 Dinah Washingtonの59年のTop10ヒットをカヴァーしたディスコ・チューン。しかし、何と34年Dorsey Brothers Orchestraのヒット曲(最高位5位)がオリジナルだった。この頃は「Baby Face」とか「Brazil」とか昔の曲のディスコ版てのが色々あったっけなあ。で、上にも書いたように、鼻にかかった独特の声が妙に印象的で好きだった。
ニューヨーク・ハーレム出身、リードボーカルDouglas Scott率いる4人組R&Bボーカル・グループ。69年結成、不朽の名曲「Thin Line Between Love & Hate」で知られる。
04577 Thin Line Between Love & Hate (シン・ライン・ビットウィーン・ラヴ&ヘイト) 71年15位
多分Prentedersのカヴァーで知ったんだと思う。昔から大好きな曲。Douglas Scottのボーカルは素晴らしい。R&BチャートNo.1、ゴールドディスク。
04578 Some Guys Have All The Luck (サム・ガイズ・ハヴ・オール・ザ・ラック) 73年39位
こちらはRod Stewartのカヴァーで有名。Robert PalmerやMaxi Priestもカヴァーしてる。Douglas Scottのボーカルは暖かみがあっていいねえ。
71年結成、フィラデルフィア出身6人組?R&Bバンド。ヒット曲は2曲ともインスト・ナンバー。「Do It Any Way You Wanna」は懐かしいねえ。
04575 I Likes To Do It (アイ・ライクス・トゥ・ドゥ・イット) 71年38位
Gamble & Huffのフィラデルフィア・インターナショナルと契約してのデビュー・シングル。キーボードをフィーチャーしたファンキーなインスト・ナンバー。インストと言いながら、ずっとHey, Heyとか歌ってるが。
04576 Do It Any Way You Wanna (ディスコ天国) 75年11位
この頃はなかなかカッコいいインスト・ナンバーがあったけど(「Movin’」とか、と書き出して他が思いつかないが)、これもその一つ。Leon Huffの作曲、プロデュース。それにしても、邦題は何とかならないか。Tavaresにも同じ邦題の曲があったな。R&BチャートNo.1、ゴールドディスク。
90年代の女性R&Bグループはよく聴いた。いちおしは何と言ってもTLCだったけど、En VogueとかXscapeとか。このSWVのデビュー盤「It’s About Time」も買った。売れ線の中では結構オーソドックスで個性がないような気もするが。ニューヨーク・ブルックリンで90年に結成、Coko、Taj、Leleeの3人組。Sisters With Voicesの頭文字だったのね。98年に解散も、05年に再結成。何と昨年15年ぶりにアルバムを出してたのには驚いた。
「Best Of SWV」に全曲収録。
04566 I’m So Into You (アイム・ソー・イントゥ・ユー) 93年6位
4570まではデビューアルバム「It’s About Time」に収録。プロデュースは確かテディ・ライリー。ニュージャックスイング、懐かしいなあ。ゴールドディスク。
04570 Anything (エニシング) 94年18位
2 Pacが主演した映画「Above The Rim」のサントラより(そっちも買ったが)となっているが、「It’s About Time」にも入ってた。「Get Up And Dance」をサンプリングとJoel Whitburnに書いてるが、誰の?
04571 You’re The One (ユー・アー・ザ・ワン) 96年5位
この曲と4572は2ndから。彼女等にしてはちょっとヘヴィーな感じ。何歌わせても、うまいけどね。R&BチャートNo.1、ゴールドディスク。
04572 Use Your Heart (ユーズ・ユア・ハート) 96年22位
フツーのバラードと思って聴いていると、途中からパーッと開ける感じが好き。初期ネプチューンズの手がけた作品 (4568もそう。彼らの最初期の作品は私の大好きな「Rump Shaker」)。
04573 Someone(サムワン) 97年19位
この曲と4574は3rdより。クレジットはSWV(Featuring Puff Daddy)。The Notorious B.I.G.の「Ten Crack Commandments」「The World Is Filled」をサンプリング。半分Puff Daddyの曲だね。ゴールドディスク。
「イージーライダー」のヒットにあやかった、若者ジム・ブロンソンがバイクで旅をするNBCのテレビ・シリーズ「Then Came Bronson」(さすらいのライダー)の主演俳優。ジョン・ヒューストン監督の「天地創造」(66年)でアダム役を演じた他、タランティーノ絡みの「フロム・ダスク・ティル・ドーン」(96年)や「キル・ビル」(03年)にも出てたらしい。40年カリフォルニア州生まれ。
04563 Long Lonesome Highway (ロング・ロンサム・ハイウェイ) 70年20位
「さすらいのライダー」のテーマ曲。日本でも深夜に放映されていたらしいが、アメリカのTVシリーズにはめっぽう弱いんで、全くわからない。曲の方はカントリーっぽいというか、ブルースっぽいフォーク? フワーッとした感じがいいな。何故か、私がiTunes Storeからダウンロードしたヴァージョンは、たった2分8秒しかなかった。
「Sea Of Love」はHoneydrippersのカヴァーで知った三連バラードの名曲。その一発屋として知られるのがPhil Phillipsで、26年(31年となっているのが多いが、Wikiはこうなっていた)ルイジアナ州生まれの黒人シンガー。大ヒットしたのに、印税が受け取れず、その後のレコードも売れなかったので、ディスクジョッキーになったらしい。
04560 Sea Of Love (シー・オブ・ラヴ) 59年2位
ロマンチックでいい曲だね。歌詞もわかりやすい。当時好きな女の子の気を惹くために書いた曲らしい(恋は実らなかったとか)。コーラスは何かとってつけたみたいだけど。典型的スワンプ・ロックと紹介されているが、それもよくわからない。Del ShannonのカヴァーもTop40入り、89年にアル・パチーノ主演の同名映画も作られた。R&BチャートNo.1、ゴールドディスク。
04555 (I Wanna) Testify ((アイ・ウォナ)テスティファイ) 67年20位
Pファンクの前史としてこんな曲がTop40入りしている。ジョージ・クリントンがドゥーワップ・グループ「The Parliaments」を結成したのは55年のことだから、苦節10年以上ということになる。もちろんPファンクと思って聴くと拍子抜けすると思う。契約の関係でグループ名が使えず、バックバンドの名前だったFunkadelicをWestboundで(その後Warner)、後にParliamentをInvictus(その後Casablanca)で使い分けるようになった。
04556 Tear The Roof Off The Sucker (Give Up The Funk) (ギヴ・アップ・ザ・ファンク) 76年15位
初めて聴いたParliament。最初は何が何だかわからなかったけど(未知のモノに触れた感じですね)、すぐにはまった。今聴くとわかりやすいファンクだったが。名盤「Mothership Connection」より。ゴールドディスク。
04558 One Nation Under A Groove – Part Ⅰ (ワン・ネイション・アンダー・ア・グルーヴ) 78年28位
この曲だけはFunkadelicとしてのヒット。タイトルを歌う部分以外は、どういう構成になっているのか、未だに良くわからない。そんなことは気にせず、とにかく音に身を任せていればいいんだろうが。ローリングストーン誌では474位。R&Bチャート6週No.1、ゴールドディスク。
04552 Ditty (ディティ) 93年10位
大好きだったZappの2ndに入っていた「Doo Wa Ditty (Blow That Thing)」をサンプリングしてることに尽きる。今は亡きRogerのトークボックスが懐かしいなあ。グラミー賞(ラップ・ソロ)にノミネートされたが、Dr.Dreの「Let Me Ride」に敗れた。プラチナディスク。
04550 I Couldn’t Say No (アイ・クドゥント・セイ・ノー) 83年32位
Carlene Carter(シンガーのCarl SmithとJune Carterの娘で、Nick Loweと結婚してた)とのデュエット。軽快で透明感あるカントリー・ポップなんだが、全く記憶になかった。何かに似てるなあと思っていたら、Fleetwood Mac(Stevie Nicks)だった。クレジットはRobert Ellis Orrall With Carlene Carter。
04549 Live Is Life (ライヴ・イズ・ライフ) 86年32位
♩ラ、ラー、ラーララ♩のコーラスと力強いボーカルが耳に残るポップ・ロック。レゲエ調のところからAce Of Baseを連想した。ヨーロッパではスポーツ・イベントで皆が声を合わせて歌う曲らしい。実際、ライヴなんで、観衆がコーラスのところを歌ってる。カナダでNo.1になった他、世界中でヒットした。
親の七光りと言われたもんだが、No.1ヒット3曲は大したもんだ。Beach BoysのBrian Wilsonの娘CarnieとWendy、Mamas & The PapasのJohn & Michelle Phillipsの娘Chynnaによる、グループ名はまんまのポップ・アダルト・コンテンポラリー・ボーカル・トリオ。89年ロサンゼルスで結成。
「The Best Of Wilson Phillips」に全曲収録。
04542 Hold On (ホールド・オン) 90年1位
グループ名を冠したデビュー・アルバムに4542〜4546が収録されている。3曲のNo.1も全部入っているわけで、ほとんどそれだけで終わってしまった印象がある。曲はキャッチーでよくできているけれど、あまり食指が動かない。Michael Jacksonの「Thriller」やAlanis Morissetteの「Jagged Little Pill」等に関わったGlen Ballardが共作。アダルト・コンテンポラリー・チャートNo.1、ゴールドディスク。
04543 Release Me (リリース・ミー) 90年1位
2曲続けてのNo.1。4542と全く同じ感想。相変わらずサビはキャッチーだけど。Beach BoysもMamas & The Papasも大好きなのに、何故だろう? この曲がグループ結成のきっかけになったらしい。アダルト・コンテンポラリー・チャートNo.1、ゴールドディスク。
04545 You’re In Love (ユーアー・イン・ラヴ) 91年1位
再びNo.1。同じことしか書けない。サビは相変わらずキャッチーだが。後半のギターはちょっと好きかな。シングルCDには日本でのライヴ(「Hold On」「Release Me」)が収録されている。アダルト・コンテンポラリー・チャートNo.1。
04546 The Dream Is Still Alive (ザ・ドリーム・イズ・スティル・アライヴ) 91年12位
デビュー・アルバムから5曲目のヒット。感想は同じだね。ファンの人、ごめんなさい。
04547 You Won’t See Me Cry (涙にさよなら) 92年20位
2ndアルバム「Shadows And Light」もそこそこ売れたのだが、シングルの成績は急落。キャッチーさが落ちたためかな。
04548 Give It Up (ギヴ・イット・アップ) 92年30位
2ndアルバムから最後のTop40ヒット。初めてのアップテンポも功を奏さず。
その後間もなく解散、2004年に再結成。昨年久しぶりにBeach BoysとMamas & The Papasのカヴァー集「Dedicated」を出した。
04541 Breakin’…There’s No Stopping Us (ブレイクダンス) 84年9位 「Ain’t Stoppin’ Us Now」と混同してたが、全然別の曲だった。ブレイクダンサーたちが主演した映画「Breakin’」(邦題「ブレイクダンス」)より。ヒップホップ・カルチャーとして、ラップ、DJ、ブレイクダンス、グラフィティが日本に紹介された頃のことを思い出す。音だけ聴いてると、あんましヒップホップっぽいノリではないような気が。英国では5位。
04540 A Little Bit Of Soap (悲しきソープ) 79年34位
ほのぼのした感じは4539と同様。どちらもPaul Davisがプロデュース。そう言われれば、共通するところがあるかな。こちらのオリジナルは61年Jarmelsのヒット。Paul Davis自身もカヴァーしている。邦題は何だかなあ。
モータウン傘下のソウル・レーベル所属、デトロイト出身の4人組R&Bボーカル・グループ。結成は66年、2曲のTop40ヒットはいずれもMarvin Gayeのプロデュース、共作。下にも書いたけれど、Dellsに匹敵する素晴らしさ。メンバーのFreddie GormanはMarvelettesの「Please Mr. Postman」やReflectionsの「Just Like Romeo & Juliet」等の共作者としても知られる。
04537 Baby, I’m For Real (ベイビー・アイム・フォー・リアル) 69年14位
私の大好きなDellsを思わせる絶品のコーラスもの。4人が代わる代わる力強いボーカルを聴かせてくれる(甘さに流れるのではなく、1人のリードボーカルが立つのでもなく)、こういうコーラスもいいね。R&Bチャート5週No.1。
04538 The Bells (ザ・ベルズ) 70年12位
4537に勝るとも劣らない、こちらもDellsに近い世界。だんだん盛り上がっていって、台詞へ、更に盛り上がっていく展開の素晴らしいこと。この曲が収録されているRhinoのコンピレーションの解説にはJames Brownのリメイクとあるのだが、未確認。
リアルタイムではないけれど、日本でも人気のあったグループなので、ラジオとかで流れていた記憶がある。66年カナダのカルガリで結成されたフォーク・ポップ・グループ。女性ボーカルDixie Lee Innesをフィーチャーした5人組。日本では「天使の兵隊」の次に出た「ミスター・マンディ」が最高位7位というヒットになっている。
04536 One Tin Soldier (天使の兵隊) 70年34位
Dennis LambertとBrian Potterが作った寓話仕立ての反戦歌、という話はサントラでカヴァーしたCovenのところで紹介した通り。曲調は違うけれど、Four Jacks And A Jillの「Master Jack」とかに近いものを感じる。LambertとPotterは70年代のDunhillサウンドで有名なプロデューサー・チームで、Four Topsのところで紹介したばかり。「ミスター・マンディ」をはじめ、彼女等に多くの曲を提供している。
04529 Kiss Him Goodbye (キス・ヒム・グッバイ) 87年12位 Steamの69年のNo.1ヒット「Na Na Hey Hey Kiss Him Goodbye」のカヴァー。凝ったアカペラを聴かせてくれる。オリジナル(何でNo.1になったんだか?)より、こっちの方がいいでしょ。次のシングルはTurtlesのやはりNo.1ヒット「Happy Together」だった。
04520 Let It Be (レット・イット・ビー) 70年1位
70年4月11日付けのビルボードでNo.1に。Beatles解散のニュースが流れたのが、4月10日だというから、Beatlesからファンへの最後の贈り物だった、のかな? 実際は同名のアルバムが出るのはもっと後だし。ローリングストーン誌では20位。プラチナディスク。
04521 The Long And Winding Road (ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード) 70年1位
Beatles20曲目、最後のNo.1ヒット。Phil Spectorがプロデュースしたアルバムのヴァージョン(ストリングスとコーラス付き)にPaulが憤慨した話は有名。でも、これで何十年と聴いてるからなあ。何十年後かに「Naked」が出るわけだが。プラチナディスク。
04522 For You Blue (フォー・ユー・ブルー) 70年1位
4521のB面。「Something」のところで書いたように、チャートインがシングル単位になったため、この曲も最高位1位と表記したが、実際はNo.1ヒットのB面曲ということでいいと思う。George作の軽いブルース。スライドギターはJohnだね。
04523 Got To Get You Into My Life (ゴット・トゥ・ゲット・ユー・イントゥ・マイ・ライフ) 76年7位
解散後初のTop40ヒットは「Revolver」に収録されていたPaul作のブラスロック? ブラスもボーカルもカッコいい! 当時10年前の曲ということになるが、何でシングルカットされたんだっけ? 後にEarth, Wind & Fireがカヴァー。ゴールドディスク。
04524 The Beatles’ Movie Medley (ビートルズ・ムービー・メドレー) 82年12位
「Star On」に始まるメドレー・ブームの余勢を駆って、こんなものまで出た。ところで、今までBeatlesを紹介できなかった理由は、この曲のせいである。何故なら、デジタル音源がないから。長年中古シングルを探していたのだが、ようやく見つけてCDに録音し、iPodに入れられたために、晴れてBeatlesのTop40ヒット全曲を紹介できたわけである。ちなみに、メドレーで使われている曲は、「Magical Mystery Tour」「All You Need Is Love」「You’ve Got To Hide Your Love Away」「I Should Have Known Better」「A Hard Day’s Night」「Ticket To Ride」「Get Back」。
04525 Free As A Bird (フリー・アズ・ア・バード) 95年6位
この曲と4526は、77年と79年にJohnによって録音されたデモに他のメンバーがボーカルと演奏を加えたもの。プロデュースはBeatlesプラスJeffrey Lynne! 今更だと思うが、グラミー賞最優秀ポップボーカルグループ賞受賞。ゴールドディスク。
04526 Real Love (リアル・ラヴ) 96年11位
再作ものではこっちの方が好みかな。細部にELOを感じるのは私だけ? 買ったけど、ほとんど聴いてない「アンソロジー」3部作でも正月は聴くかなあ。ゴールドディスク。
【今日のおまけ】Top40ヒット以外で、ローリングストーン誌のベスト500に選ばれた曲
23位「In My Life」
26位「A Day In The Life」
42位「Michelle」グラミー賞ソング・オブ・ジ・イヤー
83位「Norwegian Wood」
135位「While My Guitar Gently Weeps」
結構、昨日紹介した日本のファンのベスト10とも通じるものがあるね!
04495 Eight Days A Week (エイト・デイズ・ア・ウィーク) 65年1位
素敵なコーラスを聴かせてくれる。フェードインで始まるのが珍しいかも。ゴールドディスク。
04496 I Don’t Want To Spoil The Party (パーティーはそのままに) 65年39位
4495のB面。カントリータッチのJohnの曲。ハーモニーがステキ。
04497 Ticket To Ride (涙の乗車券) 65年1位
改めて聴くと、時代の先端を行っているヒット曲だったことがわかるなあ。リズムといい、ギターといい、コーラスといい。ローリングストーン誌のベスト500では384位。ところで、B面の「Yes It Is」はとんでもない名曲。もしかしてBeatles(John)の最高傑作?
04509 All You Need Is Love (愛こそはすべて) 67年1位
67年6月25日の史上初の衛星中継「Our World」で中継された曲。変拍子というのはこの曲で覚えた。フランス国家とか、「In The Mood」とか、「Yesterday」「She Loves You」とかが出てきたり、かなり洒落の聴いた曲だ。ローリングストーン誌では362位。ゴールドディスク。
04510 Baby You’re A Rich Man (ベイビー・ユーアー・ア・リッチ・マン) 67年34位
4509のB面。JohnとPaulの共作という意味では、「A Day In The Life」方式だ。変なトランペットはシンセサイザーだそうだ。
04511 Hello Goodbye (ハロー・グッドバイ) 67年1位
私にもわかる英語の歌詞。傑作としか言いようがないPaulの作品。子どもの頃から、最後の♩ンチャ、ンチャ♩が気になっている。ゴールドディスク。 3日目の明日は、解散に向かう68年以降と、解散後のシングルを紹介する。
【今日のおまけ】10月の東京新聞に載っていた「我が国で好まれているビートルズの楽曲BEST10」(EMIジャパン09年調べ)
①Let It Be (Paul)
②In My Life (John)
③Strawberry Fields Forever (John)
④A Day In The Life (John & Paul)
⑤Hey Jude (Paul)
⑥While My Guitar Gently Sweep (George)
⑦Something (George)
⑧Across The Universe (John)
⑨Yesterday (Paul)
⑨I Am The Walrus (John)
随分マニアックな選曲だけど、対象は誰なんだろう? JohnとGeorgeの健闘が光ります。
あけましておめでとうございます。このブログも足掛け6年。2013年はBeatlesでスタート! 彼らのTop40ヒットは51曲、ということで、Madonnaに続く3日にわたっての紹介。今更Beatlesの紹介してもしょうがないので、ウィキへのリンクだけ貼って、私とBeatlesの出会いについて少々。
初めて買ったレコードは、友達から買った「Let It Be」のシングル。B面の「You Know My Name」を聴いて、何だこりゃと思った覚えが。
初めて買ったアルバムは赤盤と青盤。これでBeatlesを知ったと言っても過言ではない。同世代の人はそういう人多いと思う。シングルカットされてなくても、この4枚に入ってた曲はシングルヒットしたように勘違いしてしまう。「In My Life」とか「Across The Universe」とか。
初めて買ったオリジナル・アルバムは「アビー・ロード」か、やっぱり友達から買った「サージェント・ペパーズ」か、どっちか。いまだにこの2枚は思い入れがあるなあ。それこそ子どもの頃買ったLPは1枚の重みが違うから、聴いた量がハンパないからね。
その頃から自分はジョンのファン。周りもたいていジョンの支持者で、ポールファンはあまりいなかったような気がする。一時評判悪かったし。一人だけジョージのファンがいて、「オール・シングス・マスト・パス」(3枚組買うのは大変だったろうなあ)を絶賛してた。リンゴは映画のキャラの印象。でも、当時Beatlesが皆揃ったアルバム「リンゴ」は愛聴盤だった。
04476 I Want To Hold Your Hand (抱きしめたい) 64年1位
記念すべきアメリカ初のNo.1ヒット。想像するに、この曲のイントロが流れた時に新しい世界が生まれたんではないか、それほど鮮烈な印象。中間のマイナーになる叙情的なとこもステキ。ところで、hold your handが何故抱きしめるになるんだろうと不思議に思った覚えがある。ローリングストーン誌のベスト500では16位。7週No.1のゴールドディスク。
04477 I Saw Her Standing There (アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア) 64年14位
4476のB面。Paulがリードをとるロックンロール。ローリングストーン誌では139位。
04478 She Loves You (シー・ラヴズ・ユー) 64年1位
♩Yeh, Yeh, Yeh♩ってコーラスで決まりだな。エンディングもステキ。ローリングストーン誌では64位。
04479 Please Please Me (プリーズ・プリーズ・ミー) 64年3位
英国での2枚目のシングル。この曲のハーモニーは昔から好き。ローリングストーン誌では184位。
04480 My Bonnie (My Boniie Lies Over the Ocean) (マイ・ボニー) 64年26位
米国上陸時はCapitol以外にもいろいろなレコード会社からシングルが出た。Swan、Vee-Jay、Tollie、Atco。この曲はMGMから。ハンブルグでのプロとしての初レコーディング(61年)だが、ロンドンのロック・シンガーTony Sheridanのバックバンドとして演奏しただけという代物である。クレジットはThe Beatles With Tony Sheridan。
04481 Twist And Shout (ツイスト・アンド・シャウト) 64年2位 & 86年23位
私が言うまでもないことだが、Johnの振り絞るボーカルがスゴい。Isley Brothersのヴァージョン(もカヴァーだけど)も有名。86年に再ヒットしたが、映画「Ferris Bueller’s Day Off」「Back To School」に使われたためらしい。って、映画のことは覚えていない。
04482 Can’t Buy Me Love (キャント・バイ・ミー・ラヴ) 64年1位
Paulのロックンロール。このタイトルも文法的にどうなのか?と思った覚えがある。最初にMoneyが略されていると思えばいいんだね。5週1位のゴールドディスク。ローリングストーン誌では289位。ところで、PaulでJohnの「ツイスト・アンド・シャウト」に対抗できるのは、やっぱり「のっぽのサリー」!
04483 Do You Want To Know A Secret (ドゥ・ユー・ウォント・トゥ・ノウ・ア・シークレット) 64年2位
Georgeがボーカルをとる、Johnの曲。Gerry & The Pacemakersとかに通じる叙情的ナンバー。
04484 Thank You Girl (サンキュー・ガール) 64年35位
4483のB面。英国では初のNo.1(3枚目のシングル)となった「From Me To You」のB面。ちなみに「From Me To You」はVee-Jayから「I Want To Hold Your Hand」より早くシングルが出たが、Hot100には入らなかったみたい(その時のB面はこの曲)。その後「From Me To You」は「Please Please Me」のB面で出て、最高位41位。と、チャートマニアっぽいこと書いてしまった。「Thank You Girl」の方はシンプルな初期ナンバーって感じ。
04485 Love Me Do (ラヴ・ミー・ドゥ) 64年1位
もちろん英国でのデビュー曲。1位になるほどかという気もする。Johnのハーモニカに尽きるかな?(Bruce Channelの「Hey! Baby」にインスパイアされたらしい。)アルバム・ヴァージョンのドラムスはセッション・ドラマーのAndy Whiteで、Ringoはタンバリンを叩いている。
04486 P.S. I Love You (P.S.アイ・ラヴ・ユー) 64年10位
私が好きな叙情系ナンバーの1つ。この手が一番マージー・ビートって感じがする(Beatlesの曲というより。私の勝手な解釈だが)。Paulが途中でつけるバックボーカルがいい。4485のB面。このアルバム・ヴァージョンもAndy Whiteのドラムスで、Ringoはマラカス。
04487 A Hard Day’s Night (ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!) 64年1位
映画のタイトルはRingoの思いつき。「Beatlemania」にならなくてよかった! イントロの♩ジャーン♩から始まる、すばらしいJohnの作品。♩Working like a dog. Sleeping like a log.♩の歌詞で韻を踏むということを知った。ローリングストーン誌では153位。ゴールドディスク。
04488 Ain’t She Sweet (いい娘じゃないか) 64年19位
4480と同じく、61年に録音されたもので、ボーカルはJohn、ドラムスはPete Best。1927年Ben BernieのNo.1ヒットがオリジナル。そんな感じは全然しないけど。
04489 And I Love Her (アンド・アイ・ラヴ・ハー) 64年12位
ちょっとラテン風味、Paulらしい愛すべきバラードの傑作。
04490 I’ll Cry Instead (ぼくが泣く) 64年25位
カントリーっぽさを感じるJohnの軽快なロックンロール。当時カントリーにはまっていたのはRingo。4487、4489とこの曲は映画「A Hard Day’s Night」より。
04492 Slow Down (スロウ・ダウン) 64年25位
こちらのオリジナルはLarry Williams。それにしてもJohnのボーカルのカッコいいこと! George Martinのピアノもがんばってる。4491のB面。
04493 I Feel Fine (アイ・フィール・ファイン) 64年1位
イントロのフィードバックは子どもの頃はミスをそのまま録音したと聞いていたのだけれど、わざわざ入れた音なんだそうだ。まあ、そんなことはともかく、実にリフのカッコイイJohnのロックンロールです。ゴールドディスク。
04494 She’s A Woman (シーズ・ア・ウーマン) 64年4位
4493のB面。Paulにしてはラフな感じの曲だな。元旦は以上19曲を紹介して終わりとするが、驚くべきことにこれらはすべて64年のヒット曲ということだ。明日は65年以降を紹介!
【今日のおまけ】Beatlesがベスト5を独占した日:64年4月4日
1位「Can’t Buy Me Love」2位「Twist And Shout」3位「She Loves You」4位「I Want To Hold Your Hand」5位「Please Please Me」
【もう1つおまけ】BeatlesがHot100に14曲をチャートインさせた日:64年4月11日
1位「Can’t Buy Me Love」2位「Twist And Shout」4位「She Loves You」7位「I Want To Hold Your Hand」9位「Please Please Me」14位「Do You Want To Know A Secret」38位「I Saw Her Standing There」48位「You Can’t Do That」50位「All My Loving」52位「From Me To You」61位「Thank You Girl」74位「There’s A Place」78位「Roll Over Beethoven」81位「Love Me Do」
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