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2012年9月30日 (日)

Steely Dan (スティーリー・ダン)

 このブログも4年以上続けていると、最近は思い入れのあるアーティストや曲を紹介することもあまりない。全てのヒット曲を紹介するという趣旨で始めたのだから、仕方ないが。でも、今日は久々に思い入れのあるアーティスト。LPは全部買ったのだけれど(80年までね)、デジタルで持ってなかったんで、紹介が遅れてしまった。
 67年にニューヨークでDonald FagenとWalter Beckerが出会ったことが発端。72年にロサンゼルスで6人組として出発するが、次第に彼ら2人(とプロデューサーのゲイリー・カッツ)がスタジオミュージシャンをとっかえひっかえ連れてきてレコーディングするプロジェクトに。後にDoobieに加入するJeff BaxterやMichael McDonald、TotoのJeff Porcaroもメンバーだったことがある。2000年には20年ぶりのアルバムを出し、現在も活動しているが、もう興味は湧かないなあ。01年ロックの殿堂入り。なお、バンド名がウイリアム・バロウズの「裸のランチ」に出てくるバイブレーターの名前から、というのは嘘らしい。
 全曲「The Very Best Of Steely Dan」(2枚組)に収録。

04220 Do It Again (ドゥ・イット・アゲイン) 72年6位
 デビュー・アルバム「Can’t Buy A Thrill」より記念すべき初ヒット。ラテン風味。最初から完成度高い。間奏のギター→キーボードが大好きだけれど、ここに既に後のSteely Danっぽさがあるね。

04221 Reeling In The Years (輝く季節) 73年11位
 イントロからギター全開のロックだけれど、Steely Danとしか言いようのないこのスタイルはやっぱしジャズから来てるのかなあ。

04222 Rikki Don’t Lose That Number (リキの電話番号) 74年4位
 私が初めて聴いたのはこれ。邦題が「さわやか革命」という訳のわからない3rd アルバム(原題のPretzel Logicも意味不明だが)より、彼ら最大のヒット。相変わらず不思議な、でも心地いいメロディ展開だ。マイケル・オマーティアン(Rhythm Heritage)のピアノがステキ。イントロはファンキージャズピアニスト、ホレス・シルヴァーの「Song for My Father」の流用である。

04223 Black Friday (ブラック・フライデー) 75年37位
 未だにこの曲だけはピンと来ない。4枚目の「Katy Lied」(嘘つきケイティ)もあまり聴かなかったしな。Top40には入らなかったけれど、5枚目の「The Royal Scam」(幻想の摩天楼)の「The Fez」(トルコ帽もないのに)は絶品。ほとんどインストだけど、♩トルコ帽なしでは俺はやらないよ♩と歌ってる(トルコ帽が何のことかはご想像ください)。

04224 Peg (ペグ) 78年11位
 Steely Danと言えば、やはり「彩(エイジャ)」。今は亡き山口小夜子さんの真っ黒なジャケが印象的だった。最初のシングル「Peg」の軽快でおしゃれでカッコいいこと。マイ・フェイバリット! バックボーカルはMichael McDonald。De La Soulが「Eye Know」でサンプリングしてたのもよかった。ところで、シングルヒット以外ではタイトルナンバーの「Aja」が出色の出来。当時はミュージシャンが誰かなんて全然知らずに聴いていたわけだが、スティーヴ・ガッドのドラムスに、ウェイン・ショーターのサックスだったのね。

04225 Deacon Blues (ディーコン・ブルース) 78年19位
 至福の音楽だあ。特にサビのとこが大好き。この曲から採ったんだろうけれど、Deacon blueなんてバンドもありました。

04226 FM (No Static At All) (FM) 78年22位
 これは「Aja」ではなくて、映画「FM」より。嫌いなわけないけど、「Aja」の曲に比べるとね。Timothy B. Schmitがバックボーカル。

04227 Josie (ジョージー) 78年26位
 「Aja」から3曲目。大好きだけれど、1曲ずつコメントするのは結構大変なことに気づいた。やっぱSteely Danは間奏が一番楽しめるかも。

04228 Hey Nineteen (ヘイ・ナインティーン) 80年10位
 活動中断前の最後のアルバム「Gaucho」より。「Aja」ほどの思い入れはないのだけれど、相変わらず完成度は高い。

04229 Time Out Of Mind (タイム・アウト・オブ・マインド) 81年22位
 「Gaucho」から最後のTop40ヒット。Dire StraitsのMark Knopflerがギターを弾いているが、彼が弾いた意味があるのかという目立たなさ。

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コメント

はい、私も当然好きです。

なんだか最初は「ウェストコースト・ロックでドゥービーのライバル」みたいな紹介のされ方をして、でもどんどんメンバーが抜けて「Aja」でクロスオーバー・サウンドに変身して成功、というふうに扱われたのを覚えてるけど、コアの部分って始めから全然変わってないと思う(最初からハイ・クォリティ)。

■Rikki Don’t Lose That Number
>私が初めて聴いたのはこれ。
私もそうです。
たまらなくカッコいいイントロが印象的。
こんなのロック(ましてやウェストコースト・ロック)じゃないよなぁ。

■Do It Again
悪くはないけどちょっと単調。
とくにボーカルに余裕がなくって、そこが残念。

■Black Friday
>未だにこの曲だけはピンと来ない。
私は嫌いじゃない。完成度高し。
当時確かFMで電話インタビューをやっていて、この曲についてははっきり「商売のためにヒットソングを書いた。稼がないといけないからね」と(たぶん)Donaldが語っていたのを覚えている。
でもあまりにもかっちりと「ヒットソング」に仕上げてしまって、かろうじてTop40に入っただけで終わったのはちょっと目論見が外れたんだろうか。

■Peg
>最初のシングル「Peg」の軽快でおしゃれでカッコいいこと。
同意。
当時のチャートでは異彩を放っていたというか、ちょっと次元が違う感じだった。
ただし、個人的にはMichael McDonaldのバック・ボーカルはちとうるさい。

確かにSteely Danをウエスト・コースト・サウンドって言われると違和感ありますね。
おっしゃる通り、Steely Danのコアの部分は1stから変わっていないです。
Donald Fagenは最初はボーカルに自信がなかったらしいですね。
で、他にボーカリストがいたのですが、「Do It Again」はFagenです。
「Black Friday」って、ヒットさせるつもりで書いた曲だったんですか? 知りませんでした。

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