Kraftwerk (クラフトワーク)
Kraftwerkがその後のロックに与えた影響はスゴいものがある。テクノ→ハウスはもちろんだけど、ヒップホップの創始者の1人であるアフリカ・バンバータの「Planet Rock」は彼らの音楽を使用したものだし。私はテクノ系は苦手なんだけれども、Kraftwerkは結構好きで、「Man Machine」(人間解体)あたりまでは聴いてました。
70年にドイツのデュッセルドルフで結成の4人組。ドイツからこうしたアヴァンギャルドな音楽が生まれた理由は、戦争に負けたアメリカへの対抗心からとの説あり。日本のウィキが詳しいのでリンクしとく。
04116 Autobahn (アウトバーン) 75年25位
この曲がTop40に入ってきた時にはびっくりした。アウトバーンはもちろんドイツの高速道路のことだが、今聴くとアナログ・シンセサイザーの音がなんだか牧歌的な感じがする。たどたどしい?ボーカルも好み。
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コメント
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そうか、1曲しかチャートインしてないんですね。
>今聴くとアナログ・シンセサイザーの音がなんだか牧歌的な感じがする。
この曲って目新しいおもちゃを手にして「こんなこともできるよ!」って目を輝かしてます的な感じで、単なる描写音楽以上ではないと思ったけど、嫌いじゃなかった(というより好きでした)。
「全米トップ40」でも「音がぐるんぐるん回るんですよぉ」って紹介してて、だから何? それで何? と思った記憶があるけど、そういう意味でも「牧歌的」だったなぁ。
次のアルバム「放射能」も描写的だったけど少し独特の暗さが出てて、その次の「ヨーロッパ特急」で彼らのアイデンティティが確立した感じがしていた。
このへんは大好きでした。
で、そのあと「テクノポップ」路線の傾向が強くなったんだけど、「エレクトリック・カフェ」(再発時に「テクノ・ポップ」に改題されてたのは Wiki を見るまで知らなかった)あたりはよくできてて、それはそれで気に入っていました。
投稿: かてぶし | 2012年8月26日 (日) 20時31分
Kraftwerkは最初にやったもん勝ちでしょう。
あんな人たち、それまでいなかったわけですから。
実験音楽のことは何も知りませんが。
投稿: SAKURAM | 2012年8月27日 (月) 21時14分
今朝の朝日新聞に細野晴臣がフローリアン・シュナイダーを追悼したインタビュー記事が載っていたので、アルバム「The Man Machine」を聞いています。
> ぼくはアメリカのR&Bや南部のブルースを身体的に吸収していたので、リズムにおけるグルーブ感の揺れとコンピューターの均一性に違和感を覚えていました。クラフトワークはその点いたって単純なリズムで色々な呪縛から解放されていました。
そう言えば、前にNHKの番組で「コンピュータに入力した均一なリズムを0.何秒ずらすとグルーヴ感が生まれるかを実験したりしてた」と語っていた記憶があるな。
投稿: かてぶし | 2020年7月 2日 (木) 06時47分
私も朝日新聞の記事読みましたが、なかなかいい記事ですね。クラフトワークとジョルジオ・モロダーとYMOって、全部敗戦国じゃないか。「敗戦→アメリカへの反抗→アバンギャルドな音楽」説が裏付けられた?
投稿: SAKURAM | 2020年7月 2日 (木) 17時09分