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2012年7月 8日 (日)

Kinks, The (キンクス)

 最初期のソリッドなビート・ロック、叙情性あふれるバラード、そしてミュージックホール風と、様々に変化しながら生き延びたブリティッシュ・インヴェイジョンの雄。とは言っても、日本ではWhoと並んでちっとも売れなかったグループではある。何か頼りないけど、味のあるRay Daviesのボーカルも素敵だった。
 64年にRayとDaveのDavies兄弟によってロンドンで結成された4人組。ちなみに2人は8人兄弟の長男と次男だが、上に6人の姉がいた。65年にステージ上で乱闘騒ぎを起こし、4年間米国でのツアーが禁止されたために、英国ではヒットを飛ばし続けた一方で、米国での低迷を招く。その後、人気を落としたが、70年代後半にニューヨークに移住、米国で復活に成功する。しかし、今度は英国で全く曲が売れなくなったのは皮肉なものだ。90年ロックの殿堂入り。96年解散。日本のウィキが詳しいので、リンクしときます。
 4002以外は「The Ultimate Collection」に収録。この2枚組ベストはすばらしくて、1枚目は英国でのシングルが年代順に全て?(Dave Daviesのソロ含む)入っており、もう1枚にはその他の代表曲(Jamがカヴァーした「David Watts」、Pretendersで有名な「Stop Your Sobbing」、アメリカでのみヒットした3997、3998等)が並んでいる。おすすめ!

03993 You Really Got Me (ユー・リアリー・ガット・ミー) 64年7位
 泣く子も黙るロックのスタンダード。必殺のリフ。Van Halenのカヴァーでもおなじみ。ローリングストーン誌のベスト500では82位。英国ではNo.1。

03994 All Day And All Of The Night (オール・オブ・ザ・ナイト) 65年7位
 Doorsの「Hello, I Love You」はこの曲の盗作と言われたけれど、まあそうなんだろうな。3993に勝るとも劣らないかっこよさ! 英国では2位。

03995 Tired Of Waiting For You (ウェイティング・フォー・ユー) 65年6位
 ビートロック+叙情性。この頃のKinksのヒット曲は名曲ぞろい。これも英国でNo.1。

03996 Set Me Free (セット・ミー・フリー) 65年23位
 YouTubeはあえてメランコリックなこちらを。マイ・フェイバリット! 

03997 Who’ll Be The Next In Line (お次は誰) 65年34位
 ちょっとトロピカルっぽい? Unit Four Plus Twoの「Concrete And Clay」とかに通じるものがある。

03998 A Well Respected Man (ウェル・リスペクテッド・マン) 66年13位
 この頃からKinks(Ray Davies)らしい屈折した感じがだんだん出てくる。真面目なサラリーマンをからかった歌。

03999 Dedicated Follower Of Fashion (キザな奴) 66年36位
 お次はおしゃれ野郎を皮肉った歌。ミュージックホール風。

04000 Sunny Afternoon (サニー・アフタヌーン) 66年14位
 記念すべき4000曲目がこの名曲になるとは! 多分没落貴族のことを歌った歌。レイジーな昼下がり。これもミュージックホール風。英国ではNo.1。
 ところで、翌年出た「Waterloo Sunset」は不朽の名曲。アメリカでは売れなかったけれど、英国では2位。ローリングストーン誌で42位。

04001 Lola (ローラ) 70年9位
 久々のヒット曲はおかまの歌。70年代後半にFENでよくかかってた覚えがある。コカコーラとローラで韻を踏んでいるのは子どもにもわかりました。事故で男性器を移植するという訳わからないコメディ映画「Percy」のサントラ収録曲。ローリングストーン誌で422位。英国で2位。

04002 A Rock ‘N’ Roll Fantasy (ロックンロール・ファンタジー) 78年30位
 イギリスを見限って、アメリカへ。アリスタに移籍しての2枚目のアルバムからの復活ヒット。Ray Daviesらしいほんわかした世界だなあ。あっ、ロックンロール・ファンタジーの中で生きるなって歌か。Bad Companyに同名異曲のヒットあり。

04003 Come Dancing (カム・ダンシング) 83年6位
 久しぶりのTop10ヒットは、3997以来の?トロピカル・ソング。これは英国でも売れたみたい。

04004 Don’t Forget To Dance (思い出のダンス) 83年29位
 最後のTop40ヒット。やっぱりRay Daviesらしいほんわかした曲だなあ。

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コメント

奇しくも、the ultimate collection(2枚組、44曲集録)を買ったばかり。例によって放置してありましたが、このエントリーを見たので、これから聴きます!ご紹介いただいた曲は一曲を除いて収録されてます。
You really got meのリフは永遠不滅!

河村さん、お久しぶりです。
私も同じ「the ultimate collection」を最近購入してよく聴いています。
もちろん「You really got me」はサイコーなのですが、「Waterloo Sunset」をはじめ、他にもいい曲が沢山あります。
また、よろしくお願いします。

ロンドンオリンピックの閉会式にRay Daviesが出てきて、「Waterloo Sunset」を歌ってた。感激!

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