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2012年6月25日 (月)

Beach Boys, The (ビーチ・ボーイズ) 2/2(1966-1988)

 昨日に引き続き、今日はBeach Boysの後編。Beatlesも66年にツアーをやめてしまい、スタジオに引きこもって、「サージェント・ペパーズ」を作るわけだが、Beach Boysの場合ツアーをやめて引きこもったのがBrian Wilsonだけだったとこが違う。残りのメンバーはツアーを続けていたから、「ペット・サウンズ」(Brianがほぼ1人で作り上げた)がファンに違和感をもって受け止められた理由はそれなのだろうか? そんな疑問をもつのは、それまで演っていた音楽と「ペット・サウンズ」にそれほど落差を感じないから。例えば、「California Girls」はキャッチーかつ技巧的で素晴らしいよね。リアルタイムじゃないから、よくわからないけれど。
 Dennisは83年39歳の若さで水死、Carlは98年にガンのために亡くなってしまったが、現在でも彼らを除くオリジナルメンバーで活動している。ほとんどの曲は「The Very Best Of The Beach Boys Sounds Of Summer」に収録(3957、3967、3969以外)。

03955 Barbara Ann (バーバラ・アン) 66年2位
 これもカヴァーだ。61年Regentsのヒット。Beach Boysがホワイト・ドゥーワップの流れを汲んでいるのが、よくわかる。それにしてもサイコーのコーラス。リード・ボーカルはJan & DeanのDean。

03956 Sloop John B (スループ・ジョン・B) 66年3位
 3956〜3959は何度も話題にしている「Pet Sounds」から。その中では、唯一メンバー全員が関わっている曲で、オリジナルは西インド諸島の「The Wreck Of The John B. Sails」というフォークソング。この曲だけがアルバムの中で異色という評価もよくわからない。ローリングストーン誌では271位。

03957 Caroline, No (キャロライン・ノー) 66年32位
 クレジットはBrian Wilsonで、この曲だけはソロ・シングルという扱い。「Pet Sounds」に入っているのにね。Brian’s World。

03958 Wouldn’t It Be Nice (素敵じゃないか) 66年8位
 めちゃポップじゃない。でありながら、イントロやBメロとか、ミニ組曲みたいなめくるめく展開がホント素敵。何故キャピトルは「Pet Sounds」を評価しなかったんだろう? 

03959 God Only Knows (神のみぞ知る) 66年39位
 3958のB面だけど、英国ではこちらがA面で2位まで行った。Paul McCartneyが今まで聴いた最高の曲と評したという。そもそもBrianが「Pet Sounds」を作るのを思い立ったのは、Beatlesの「Rubber Soul」を聴いたため。って、スゴい時代だなあ。神々しささえ感じるポップスの傑作。リード・ボーカルはCarl。ローリングストーン誌では25位。

03960 Good Vibrations (グッド・バイブレーション) 66年1位
 「Pet Sounds」に続いて発売されるはずだった幻のアルバム「Smile」(昨年ついに発売)の曲として作られた驚異のマスターピース。ローリングストーン誌のベスト500では何と6位。アヴァンギャルドでありながら、しっかりNo.1になっているというスゴさ。制作に6ヶ月、5万ドル(今ならいくら?)使ったとか。ヒューヒュー言ってるのはテルミンらしいが、昔工作で作って子どもと演奏したな。Todd Rundgrenの忠実(Faithful)なカヴァーもスゴい。英国でも1位。ゴールドディスク。

03961 Heroes And Villains (英雄と悪漢) 67年12位
 これも3960と同様「Smile」に収められるはずだった曲(どちらも代わりに出た「Smiley Smile」に収録)。サイケな展開も似てる。まあドラッグ漬けの音楽なんだろうね。

03962 Wild Honey (ワイルド・ハニー) 67年31位
 爽やかさとはほど遠い音楽のために人気がどんどん落ちていったBeach Boysだけど、後から聴くとこの頃もなかなかいい。Beach Boysらしくないワイルドさ(曲名のまんまだが)が売り。何かUKっぽいし、R&Bっぽいし。

03963 Darlin’ (ダーリン) 68年19位
 実は私がBeach Boysで一番好きな曲はこれなんだな。Beach Boys流ブラス・ロック? 黒っぽいな。リード・ボーカルはCarl。達郎もカヴァーしてる。おすすめ!

03964 Do It Again (ドゥ・イット・アゲイン) 68年20位
 Mike Loveがリード・ボーカル。陽気でわかりやすくて、ある意味Beach Boysらしい曲。英国でNo.1は出来過ぎだが(英国では米国と違い人気を維持していた)。

03965 I Can Hear Music (アイ・キャン・ヒア・ミュージック) 69年24位
 60年代最後のTop40ヒット。Ronettes(66年最高位100位)のカヴァーで、バリー&グリーンウィッチフィル・スペクターの作品。叙情的でいい曲。途中でアカペラが入ったりする。Brianは無気力状態で、バンドを仕切っていたのはCarl。この後しばらく彼らはチャートから消える。

03966 Rock And Roll Music (ロックンロール・ミュージック) 76年5位
 私に洋楽に興味を持ち出した頃、Beach Boysはアメリカでは人気がなく、過去のバンド扱いだったんで、全く興味がなかった。それが、74年のベスト「Endless Summer」(全米1位)あたりから復活を果たしていく。決定打となったのが、このChuck Berryのカヴァーの大ヒット。相変わらずのロックンロール・コーラス?を聴かせてくれる。

03967 It’s O.K. (イッツ・オーケイ) 76年29位
 正直言うと、復活後のBeach Boysにはあまり興味がない。Mike Love的お気楽さ(偏見?)が前面に出過ぎてる気がして。60年代がスゴすぎるからなあ。

03968 Good Timin’ (グッド・タイミン) 79年40位
 バラード来たね。悪いわきゃないけどね。Jimmy Jonesのオールディーズとは別のオリジナル。

03969 The Beach Boys Medley (ビーチ・ボーイズ・メドレー) 81年12位
 そういえば、メドレーがやたら流行ったんだよな、この頃。「Stars On」とか。曲目を紹介すると、Good Vibrations→Help Me, Rhonda→I Get Around→Shut Down→Surfin’ Sufari→Barbara Ann→Surfin’ U.S.A.→Fun, Fun, Fun。

03970 Come Go With Me (カム・ゴー・ウィズ・ミー) 81年18位
 ドゥーワップ・グループDel-Vikingsのカヴァー。この手をやらせれば、間違いなしですね。

03971 Getcha Back (ゲッチャ・バック) 85年26位
 ホントBeach Boysらしい曲だな。実はこの手の曲は70年代以降に多いような気もするが。この後、87年にFat Boysと共演した「Wipeout」あり。

03972 Kokomo (ココモ) 88年1位
 まさかまさかの22年ぶり、4曲目のNo.1。トム・クルーズの主演映画「カクテル」の主題歌ってこともあるけど、それにしてもスゴい。トロピカル風味のBeach Boys(カクテルだから?)。作曲はMike Love、Terry Melcher(Bruce JohnstonとBruce & Terryを組んでいたプロデューサーでDoris Dayの息子)、John Phillips(Mamas & The Papas)、Scott McKenzie! 見事、プラチナディスク。

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コメント

>Beach Boysというと、今でも一般的なイメージは能天気な夏のサーフィン・ミュージックなんだろうが、
私も結構長いことそういう印象を持っていたが『Rock And Roll Music』を聴いた時に、え?ちょっとただ者ではないんじゃないの!? という感じがした。
改めて聴いてみると『Surfer Girl』『I Get Around』『Help Me, Rhonda』『California Girls』『Good Vibrations』など、ホントに名曲揃いです。
個人的には『Kokomo』の1位はちょっと勘弁してほしいのだが、実はこの曲はものすごく「アメリカ」なのかもしれない、と思ったりもする。

>実は私がBeach Boysで一番好きな曲はこれなんだな。
おっと、『Darlin’』はノーマークでした。
私がとくに好きなのは『Good Vibrations』『Rock And Roll Music』『Getcha Back』とか、何度か触れたような気もするがアメリカではヒットしなかった(シングルにならなかった?)『Peggy Sue』(シングルを持ってる!)なのだけど、群を抜いて好きなのが『Here Comes The Night』。バリバリのディスコ・チューンだけど、これがびっくりするほどカッコいい。ソフィスティケートされているし、彼らの実力のほどを思い知らされます。
後に彼ら自身のオリジナル・バージョンを知ったとき(これも悪くない)には、またしても「この曲をこうリメイクしたんですかぁ!」と脱帽しました。

調べてみました。
「Peggy Sue」はアメリカでもシングル出てます。最高位59位。これは聴いたことないです、多分。
ディスコでリメイクされた「Here Comes The Night」は、最高位44位。悪くないですね。

改めて聴いてみて気づいたのだが、『Here Comes The Night』に限らず『Getcha Back』も『Peggy Sue』も、完成度が高いというのか、全く破綻がないし無駄もない、余裕でやってる感じですね。

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