« Hamilton, Roy (ロイ・ハミルトン) | トップページ | Grateful Dead (グレイトフル・デッド) »

2012年4月29日 (日)

Jan & Dean (ジャンとディーン)

 Jan & Deanというとサーフィン/ホットロッド・ミュージックでBeach Boysの弟分というイメージだが、実は兄貴分であった。Beach Boysもドゥーワップの影響が明らかだけど、彼らの方がそれは顕著で、最初の頃のヒット曲は完全にホワイト・ドゥーワップ。私はむしろこの頃の方が好きかも。高校の同級生Jan Berry(1941-2004)とDean Torrence(1940-)のデュオ。Brian Wilsonとの親交は下でも紹介するが、Beach Boysの「Barbara Ann」でリードボーカルを演っているのはDean。
 3770〜3779は「10 Best Series: Jan & Dean Greatest Hits」に収録。

03767 Jennie Lee (ジェニー・リー) 58年8位
 初期にメンバーだったArnie Ginsburgもいた時の録音。リリースされたとき、Deanが陸軍の予備役で不在だったため、クレジットはJan & Arnieとなっている。音はアップテンポなドゥーワップ(ロックンロール)。Joel Whitburnによれば、演奏はDon Ralkeオーケストラだが、Janのガレージで録音したのでは?
 「The Golden Age Of American Rock’ n’ Roll Vol.3」に収録。

03768 Baby Talk (ベイビー・トーク) 59年10位
 今度はArnieが海軍に入隊したため、クレジットはJan & Deanに。プロデューサーはルー・アドラーとハーブ・アルパート。音の方はホワイト・ドゥーワップ。楽しいコーラスワークを聴かせてくれる。Beach Boysのデビュー曲「Surfin’」に影響を与えたらしい。
 「The Golden Age Of American Rock’ n’ Roll Vol.4」に収録。

03769 Heart And Soul (ハート・アンド・ソウル) 61年25位
 同年にCleftonesもヒットさせたドゥーワップの名曲。オリジナルは38年Larry ClintonでNo.1 になっている(作曲はホーギー・カーマイケル)。さすがにメロディがいい。
 「The Golden Age Of American Rock’ n’ Roll Vol.5」に収録。

03770 Linda (リンダ) 63年28位
 62年大手のLibertyと契約。コーラスはサーフィン・ミュージック風だけど、ドゥーワップの香りも残っていて、過渡期って感じ。オリジナルは47年Buddy ClarkのNo.1ヒット。曲のモデルは、後のPaul McCartney夫人リンダ・イーストマンだが、彼女は41年生まれだから、子供だったLindaを歌ってるってことだね。

03771 Surf City (サーフ・シティ) 63年1位
 ここから快進撃が始まる。いきなりサーフィン・ミュージックに脱皮。ツアーで知り合ったBeach BoysのBrian Wilsonからもらった曲で、バックコーラスにも参加している。ただ、正直言ってこれならBeach Boysを聴いてればいいんじゃないかと思うのも確か。

03772 Honolulu Lulu (ホノルル・ルル) 63年11位
 JanとLou Adlerとこの曲からソングライティングチームに参加したRoger Christianの曲。もう完全にサーフ・サウンド。タイトルがかわいい。

03773 Drag City (ドラッグ・シティ) 63年10位
 エンジン音から始まるこの曲は、直線コースで争われるドラッグレースの歌。Jan、Brian、Roger Christian作。Christianはカーマニアだったみたい。

03774 Dead Man’s Curve (危険なカーヴ) 64年8位
  サンセット・ブールバードの交通事故の多いカーヴのことを歌っているが、2年後にJanがここで交通事故を起こし、重体に陥るという悲劇が起きる。この曲の作曲にもBrian Wilsonが参加しているが、ちょっと実験的な曲の構成も彼の好みか?

03775 The New Girl In School (イカした新入生/ステキな新入生) 64年37位
 3774のB面。元々は3771と一緒にBrian WilsonがJan & Deanに書いた「Gonna Hustle You」だけれど、当時は歌詞がわいせつとかでお蔵入りになった。歌詞を変えて日の目を浴びたのがこの曲。同じサーフィンものでもBeach BoysとJan & Deanでは微妙に違うけど、これは何かもろBeach Boysだな。

03776 The Little Old Lady (From Pasadena) (パサディナのおばあちゃん) 64年3位
 「Surf City」の次に有名なのはこの曲でしょう。スパイダースの最後のシングル「エレクトリック・おばあちゃん」はこの曲が元ネタ。

03777 Ride The Wild Surf (太陽の渚No.1) 64年16位
 Tab Hunter、Fabian 、Shelley Fabares主演の同名映画のテーマ曲。これもBrianが関わっている。マイ・フェイバリット。

03778 Sidewalk Surfin’ (サイドウォーク・サーフィン) 64年25位
 Beach BoysとJan & Deanは微妙に違う等と書いたが、これもBeach Boysだな。と思ったら、元々はBeach Boys(Brian Wilson)の曲だった。

03779 You Really Know How To Hurt A Guy (恋のノック・アウト・パンチ) 65年27位
 Janの恋人のJill Gibsonが曲作りに参加している。彼らにしては珍しいソフト・ロック風? この辺も皆邦題が付いているから、日本盤出てたんだね。

03780 I Found A Girl (渚のガール・ハント) 65年30位
 これはSteve BarriとP.F. Sloanの曲。私の好きな60年代後半へと時代が移っていくのがわかる。サーフ・サウンドではなくフォーク・ロックっぽい素敵なポップス。
 アルバム「Folk ‘N Roll」よりiTunesでダウンロード。

03781 Popsicle (ポプシクル) 66年21位
 63年のアルバム「Drag City」収録の「Popsicle Truck」のリミックス。Janの大事故後のリリースだが、そのせいでリミックスを出したということなのか? Janはカムバックを果たすけれど、結局この曲が最後のTop40ヒットとなった。
 アルバム「Popsicle」よりiTunesでダウンロード。

« Hamilton, Roy (ロイ・ハミルトン) | トップページ | Grateful Dead (グレイトフル・デッド) »

音楽 60年代 Jan And Dean」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: Jan & Dean (ジャンとディーン):

« Hamilton, Roy (ロイ・ハミルトン) | トップページ | Grateful Dead (グレイトフル・デッド) »

無料ブログはココログ
2019年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

カテゴリー

最近のトラックバック