Hyland, Brian (ブライアン・ハイランド)
60年代初頭に活躍したティーン・アイドル・ポップ・シンガー。43年ニューヨーク・クイーンズ出身。No.1ヒット「ビキニスタイルのお嬢さん」が有名で、当時としては珍しく来日もしている。一時人気を失ったが、60年代後半に復活、その頃の音はソフト・ロックと目されているらしい。
94年にMCAから出た「Greatest Hits」に全曲収録。
03671 Itsy Bitsy Teenie Weenie Yellow Polkadot Bikini (ビキニスタイルのお嬢さん) 60年1位 この時は16歳。オールディーズとして有名な曲。水玉模様のビキニを初めて着た女性が恥ずかしがっているという設定が時代を感じさせる。Joel Whitburnではノヴェルティ・ソングのマークがついている。囁くように歌っている(しゃべっている?)女性はTrudy Packer。Lee Pockriss and Paul Vanceの作品。ゴールドディスク。
03672 Let Me Belong To You (ぼくはすっかり君のもの) 61年20位 台詞入りの甘いバラード。3675まではGary GeldとPeter Udellの作品。どの曲もちゃんと日本盤が出てるから、日本でも結構人気あったんだろうなあ。
03673 Ginny Come Lately (いとしきジニー) 62年21位 ティーン・アイドルではあったが、バブルガムっぽい曲は「ビキニスタイルのお嬢さん」のみで、この曲もしっとりしたフォークって感じ。
03674 Sealed With A Kiss (涙のくちづけ) 62年3位 スタンダード。オリジナルは先日紹介したFour Voicesだが、最初にヒットさせたのはBrian Hyland。後にGary Lewis & PlayboysやBobby VintonでもTop40入りしているが、日本で有名なのは何と言ってもLettermenのヴァージョン。
03675 Warmed Over Kisses (Left Over Love) (思い出のキッス) 62年25位 カントリー・ワルツ。プレBeatles時代の曲にしては、どれも古さを感じさせない(3676以降とのギャップをあまり感じない)。
03676 The Joker Went Wild (ジョーカー・ウェント・ワイルド) 66年20位 この曲で復活した訳だが、プロデューサーはSnuff Garrett & Leon Russell、曲はBobby Russell。ソフト・ロックと呼ばれるのがわかる、明朗快活なポップス。
03677 Run, Run, Look And See (ラン・ラン・ルック・アンド・シー) 66年25位 3676と同一路線(同じアルバムに入っている)。夢見る系のポップス。
03678 Gypsy Woman (ジプシー・ウーマン) 70年3位 Impressionsの超名曲をカヴァーした最後のTop40ヒット。この曲を最初に知ったのはこっちのヴァージョンだったかもしれない。Joe Bataanのヴァージョンもいいけどね。言うまでもなく、名曲。プロデュースは何とDel Shannon。ゴールドディスク。
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- Hyland, Brian (ブライアン・ハイランド)(2012.03.26)
コメント
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「ビキニスタイルのお嬢さん」なつかしいですね。この頃は日本の歌手がよく日本語でカバーしてましたね。70年まで歌っていたとは知りませんでした、あの頃はよほどヒットしないと知る事はなかったし、これと「涙のくちづけ」のシングル2枚を持っているぐらいです。
投稿: COUNTRY BOY | 2012年4月 3日 (火) 21時02分
COUNTRY BOYさんは「ビキニスタイルのお嬢さん」と「涙のくちづけ」のシングルをお持ちなんですか。初期のシングルはすべて日本盤が出ているようなので、日本でも人気があったみたいですね。これからもよろしくお願いします。
投稿: SAKURAM | 2012年4月 3日 (火) 23時06分