Copeland, Ken (ケン・コープランド)
36年テキサス州生まれの男性シンガー。第2のPat Booneにすべく売り出されたが、一発屋に終わる。しかし、その後テレビ伝導師として大成功を収めた。
03619 Pledge Of Love (プレッジ・オブ・ラヴ) 57年12位
カントリー調バラード。明朗で声量あるボーカルを聴かせてくれる。
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36年テキサス州生まれの男性シンガー。第2のPat Booneにすべく売り出されたが、一発屋に終わる。しかし、その後テレビ伝導師として大成功を収めた。
03619 Pledge Of Love (プレッジ・オブ・ラヴ) 57年12位
カントリー調バラード。明朗で声量あるボーカルを聴かせてくれる。
Chris Connor(1927-2009)は、カンザス生まれの女性ジャズ・シンガー。日本では「バードランドの子守唄」が有名で結構人気があったみたいだが、よくは知らない。52年から53年にかけて、Stan Kentonの楽団で歌っており、Anita O’dayやJune Christyのいわば後輩に当たる。
03618 I Miss You So (アイ・ミス・ユー・ソー) 57年34位
ジャズ・ボーカルというのはほとんど聴かないのだけれど、このゆったりと落ち着いたボーカルはいいですね。40年The Cats And The Fiddleで20位まで行った曲のカヴァー(らしいが、確認できず)。YouTubeにこの曲がないんで、バードランドの子守唄を。
この人の70年代前半の売れ方は尋常じゃなかった(ビミョーにリアルタイムではない)。子供の頃はファルセットとバックのサウンドがどれも同じに聴こえて、ちっとも興味が湧かなかったけれど、今聴くとジワジワ良さがわかってきた。サザン・ソウルっぽさとフィラデルフィアっぽさが絶妙にマッチしているように思う(活動の拠点となったハイ・レコードはメンフィスだが、育ったのは北部のミシガン州)。
46年アーカンソー州出身。子供の頃からゴスペルを歌う。69年にハイ・レコードのWillie Mitchellと知り合い、快進撃が始まる。セックスシンボル的な人気があったようだが、その後牧師となり、ゴスペルの道へ。74年にガールフレンドに襲われる事件(シャワー中に沸騰したオートミールをかけられ火傷、その後彼女は自殺)がきっかけとも言われる。90年代後半には再びソウル界にカムバックした。
3609、3616以外は「Love & Happiness The Very Best Of Al Green」に収録。
03605 Tired Of Being Alone (悲しきひとり暮らし) 71年11位
この最初のヒット曲にAl Green的要素は全て詰まってるって感じ。甘く包まれるような不思議な世界。邦題がちょっと可笑しい。ローリングストーン誌のベスト500で293位、ゴールドディスク。
03606 Let’s Stay Together (レッツ・ステイ・トゥゲザー) 71年1位
最大のヒット。やっぱり一番いいねえ。タイトなバックのサウンドと唯一無二のファルセットが実に気持ちいい。ローリングストーン誌で60位、R&Bチャート9週No.1、ゴールドディスク。
03607 Look What You Done For Me (いらだつ想い) 72年4位
サビのところのホーンセクションのリフが好き。そこまで溜めに溜めてるって感じの展開。ゴールドディスク。
03608 I’m Still In Love With You (愛のさけび) 72年3位
細かく聴けば聴く程良くなるアル・グリーンズ・ワールド。R&BチャートNo.1、ゴールドディスク。
03609 You Ought To Be With Me (愛の束縛) 72年3位
1曲ずつのニュアンスを説明する語彙が私にはないのだが、これもステキなアル・グリーンの世界。書き忘れてたけど、実に気持ちいいドラムはBooker T & The MG’sのAl Jackson Jr.。R&BチャートNo.1、ゴールドディスク。
03610 Call Me (Come Back Home) (コール・ミー) 73年10位
ちょっと甘さが加わったかな。サビのコーラス前後の展開が実にスリリング。ゴールドディスク。
03611 Here I Am (Come And Take Me) (ヒア・アイ・アム) 73年10位
彼にしてはちょっとパワフル。それにしても、ここまで7曲連続ゴールドディスクってのはスゴいな。
03612 Livin’ For You (リヴィン・フォー・ユー) 73年19位
3611と同じくちょっとパワフル路線。R&BチャートNo.1。
03613 Let’s Get Married (レッツ・ゲット・マリッド) 74年32位
わかりやすさに欠けたせいか、彼にしては小ヒットに終わる。展開は面白いのだが。
03614 Sha-La-La (Makes You Happy) (シャ・ラ・ラ) 74年7位
一転キャッチーなソフト・ソウル。ギッ、ギッていう音が好き。ゴールドディスク。同じアルバムにTalking Headsがカヴァーした名曲「Take Me To The River」も入ってる。
03615 L-O-V-E (Love) (L-O-V-E) 75年13位
元の路線に戻った感じがするね。R&BチャートNo.1。
03616 Full Of Fire (フル・オブ・ファイア) 75年28位
ボーカルは同じなんだけれど、リズムがせっかちなのがピンと来ないなあ。R&BチャートNo.1。
03617 Keep Me Cryin’ (キープ・ミー・クライン) 76年37位
最後のTop40ヒット(実際には88年にAnnie Lennoxとのデュエット・ナンバーがBest10入りしているのだが、それは彼女の項で)。この違和感はディスコのせいだな。
モータウンのダンス・クラシックス「Do You Love Me」のヒットで知られる6人組R&Bボーカル・グループ(内1人はギター)。58年デトロイトで結成。メンバーにはJackie Wilsonの従兄弟がいて、モータウンとの契約には彼の後押しがあったらしい。勢い任せって感じもするけれど、「Do You Love Me」はゴキゲン! 後にTemptationsのDenis Edwardsが在籍したことも。
03604 Do You Love Me (ドゥ・ユー・ラブ・ミー) 62年3位&88年11位
ベリー・ゴーディJrが2時間で作ったと言われるツイスト・ナンバー。「Twist & Shout」にも似たワイルドさが魅力。歌詞にはマッシュポテトとかツイストとか、ダンスの名前がちりばめられている。R&BチャートNo.1、ゴールドディスク。88年に同じヴァージョンがヒットしたが、これは映画「Dirty Dancing」に使われたため。
ワシントンDC出身の5人組R&Bボーカル・グループ(内ギタリストが1人。6人写っているジャケもあり)。46年に結成、51〜53年までの7曲がR&BチャートでTop3入りを果たしたというから、全盛期は50年代前半だったようだ。一聴して実力派だとわかります。
03602 Love, Love, Love (ラヴ・ラブ・ラヴ) 56年30位
初のTop40ヒット。ラグタイム調のピアノをバックに、達者で軽快なコーラスを聴かせてくれる。後半でコーラスのアレンジを変えてくるところも面白い。昨年出た「日本盤オールディーズ・シングル図鑑1954〜1964」(当時リリースされた洋楽ポップス・シングルのジャケットがほとんど収録されているという驚異的な本)にジャケットが載っていたってことは、日本で発売されてたんだ!
03603 Love Potion No.9 (ラヴ・ポーションNo.9) 59年23位
Searchersのヒットが有名だけれど、こちらがオリジナル。伝説のコンビLebier & Stollerの作品。Searchersよりこっちの方が数倍いいでしょ。このボーカルで聴いて、改めて傑作だってことがわかった。
本名はLisa Morrowという女性シンガー。Kit Carsonというのは19世紀の米国陸軍大将の名前らしいが、どういうことだか? 46年Benny GoodmanのNo.2ヒット「Symphony」のボーカルを務めているが、ソロでのヒットは1曲のみ。
03601 Band Of Gold (バンド・オブ・ゴールド) 55年11位
Don Cherryで有名なウェディング・ソングだが、こちらの方が先。まあ、クラシカルですね。演奏はDick Hymanオーケストラ。ちなみにFreda Payneのヒット曲は同名異曲。
36年ニューヨーク生まれの黒人女性アダルト・コンテンポラリー・シンガー。Joe Jonesの「You Talk Too Much」のアンサー・ソング「I Talk Too Much」を歌ったことで有名らしいが、チャートには登場しておらず、一発屋である。黒人だけれど、「When The Boys Talk About The Girls」を聴く限り、スタンダード・ポップス・シンガー?って感じ。
03600 When The Boys Talk About The Girls (ホエン・ザ・ボーイズ・トーク・アバウト・ザ・ガールズ) 58年19位
ピアノをフィーチャーした三連のバラード。なかなかいい曲。B面の「Padre」はToni Ardenがカヴァーしてヒットさせている。演奏はHugo Perettiオーケストラ。
Cathy Carr(1925-1988、36年生まれとなっているものもあり)はニューヨーク・ブロンクス生まれの女性ポップシンガー。ビッグバンド時代のシンガーって感じで、クラシカル。美形。
03599 Ivory Tower (象牙の塔) 56年2位
同じ白人女性シンガーGale Storm、ドゥーワップ・グループOtis Williams And His Charmsとの競作となったが、彼女のヴァージョンが最もヒットした。カントリー風味のクラシカルなバラード。雪村いずみもカヴァーしてる。たまにはこんなのもいいもんです。演奏はDon Bellocオーケストラ。
33年ニューヨーク・ブルックリン生まれの男優。テレビの探偵ドラマ「サンセット77」でジェラルド・ロイド・クークソン3世(いつも櫛で髪をとかしている駐車場係の青年クーキー)役で大人気だったらしいが、全然わかりません。後に映画「グリース」で復活。
03598 Kookie, Kookie (Lend Me Your Comb) (クーキー・クーキー(櫛を貸して)) 59年4位
当時のクーキーの人気を知らないと、何もわからないノヴェルティ・ソング。Byrnesはほぼしゃべってるだけだし。クレジットはEdward Byrnes And Connie Stevensとなっていて、お相手のConnieも当時新進の女優。ゴールドディスク。
Jim Ed Brownと彼の姉妹MaxineとBonnieによるカントリー・ボーカル・トリオ。ナッシュヴィル・サウンドと呼ばれる洗練された音づくりは、カントリーというよりフォークっぽいかな。55年にアーカンソー州で結成。解散を決めて出した「The Three Bells」がNo.1ヒットになり、67年まで活動を続けた。その後もJimはソロシンガーとしてカントリー・チャートで活躍。
03595 The Three Bells (谷間に三つの鐘が鳴る) 59年1位
Jimがハイスクール時代に合唱部のレパートリーとしていた曲で、オリジナルは45年のフランスのシャンソン「Les Trois Cloches」で、エディット・ピアフ等で有名。英語の詞がつけられ、52年にフランスのグループLes Compagnons De La Chansonによってアメリカでもヒットしている(14位)。Fleetwoodsにも通じる(向こうも男性1人、女性2人のグループだ!)きれいなコーラス。歌詞ではJimmy Brownの一生が描かれているが、リーダーの名前に合わせたのか? 偶然の一致なのか? カントリー・チャート10週No.1、ゴールドディスク。
03596 Scarlet Ribbons (For Her Hair) (赤いリボン) 59年13位
3595と同路線。♩ポン、ポポポン♩のコーラスが美しい。こちらのオリジナルは50年のJo Stafford(最高位14位)。
03597 The Old Lamplighter (オールド・ランプライター) 60年5位
オリジナルは46年Sammy Kaye’s OrchestraのNo.1ヒット。3曲とも路線は一緒。カントリーがベースなんだろうが、良質なポップスのコーラス・グループって感じ。クレジットはThe Browns Featuring Jim Edward Brown。
Guess Whoというと、No.1ヒットの「American Woman」の印象が強いが、結構叙情的な曲が多くて、誰もそんなこと言わないけれど、ソフトロックって言ってもいいくらい。63年カナダで結成。カナダのバンドなんか売れないということで、Guess Who(だあれだ?)の名で「Shakin’ All Over」のカヴァーを出したらヒットしちゃって、そのままの名前で通したってことですね。本当のバンド名はChad Allan & The Expressionsだった。Chad Allanは初期のリーダー。全盛期のメンバーは、Randy Bachman(ギター)、Jim Kale(ベース)、Garry Peterson(ドラムス)、Burton Cummings(ボーカル、キーボード)。70年にRandy Bachmanは脱退し、Bachman-Turner Overdriveを結成。
03581 Shakin’ All Over (シェイキン・オール・オーヴァー) 65年22位
60年にJohnny Kidd & The Piratesが英国でNo.1を獲得した曲。Whoで有名な曲だけど、アメリカではこのGuess Whoのヴァージョンしかヒットしていないのが不思議。ギターのリフに尽きますね。クレジットは正確にはGuess Who?
03582 These Eyes (ジーズ・アイズ) 69年6位
4年ぶりのヒット。曲はRandy BachmanとBurton Cummings。ストリングスも配した美メロのバラード。これはソフトロックでしょう? Jr. Walker & The All Starsのカヴァーあり。ゴールドディスク。
03583 Laughing (ラーフィン) 69年10位
3582と同路線。Randy BachmanとBurton Cummingsが10分で書いたとか。ゴールドディスク。
03584 Undun (アンダン) 69年22位
3583のB面。ボサ風? Randy Bachman作だけど、ここから「ボサノバNo.1」につながるのか?
03585 No Time (ノー・タイム) 70年5位
この曲も叙情的なメロディ。ギターもいいです。
03586 American Woman (アメリカン・ウーマン) 70年1位
Randy Bachmanのギター・リフがあまりに有名。アメリカ女を題材にアメリカを非難した歌だよねえ? ♩I don’t need your war machines. I don’t need your ghetto scenes.♩って歌ってるものねえ。ホワイトハウスで彼らが演奏した時に、ニクソン夫人がこの曲はやめてと言ったらしい。アルバム・ヴァージョンだとイントロにアコースティック・パートがあります。Lenny Kravitzがカヴァー。ゴールドディスク。
03587 No Sugar Tonight (ノー・シュガー・トゥナイト) 70年1位
3586のB面。Randy Bachmanはこの曲までなんだが、この曲はあまりピンと来ない。アルバムでは、「New Mother Nature」とのメドレーで収録されている。
03588 Hand Me Down World (世界をわが手に) 70年17位
Randy Bachman脱退後、初のヒット。風体から男臭いイメージがあるけれど、曲は全然違うよね。これなんかBeatles風だし。
03589 Share The Land (シェアー・ザ・ランド) 70年10位
Guess Whoお得意の叙情路線。Burton Cummingsの世界なんだろうけれど、Randy Bachmanにもそういった志向はあるし、二人の共作はどんな分担だったんだろう?
03590 Albert Flasher (アルバート・フラッシャー) 71年29位
Burton Cummingsの作品だけれど、Paul McCartneyワールド全開。
03591 Rain Dance (レイン・ダンス) 71年19位
Burton Cummingsはピアニストだから、ピアノがフィーチャーされているのは当然なんだが、何かとらえどころがないなあ。当時はどういうウケ方してたんだろう?
03592 Star Baby (スター・ベイビー) 74年39位
3年ぶりのヒットはパワー・ポップって感じ。「American Woman」からはずいぶん遠くに来ている。
03593 Clap For The Wolfman (ウルフマンに拍手) 74年6位
FEN(当時)で聴いたWolfman Jackは私の受験勉強の友だった。と、どこかにも書いたと思うけれど、その彼の台詞をフィーチャーしたノヴェルティ・ソング。音はUKっぽい洒落を感じる。
03594 Dancin’ Fool (ダンシン・フール) 74年28位
最後のTop40ヒット。軽快で気持ちいいロックンロール。
77年ニューヨーク・ブルックリン生まれのR&Bシンガー。元々はソングライターとしてJanet Jackson等に曲を書いていた。Wyclef Jeanに見出され、Clive Davis が立ち上げたJ Recordsから01年にデビュー。Alicia Keysとレーベルが同じでデュエットもしていたりする。
03580 She’s All I Got (シーズ・オール・アイ・ガット) 01年26位
全然記憶になかったのだが、なかなかお洒落でいい味出している。もうちょっと売れてもよかったのでは?
アイルランド出身、91年にコアー兄妹(3人の美人姉妹とその兄)によって結成されたフォーク・ロック・バンド。姉妹の1人はバイオリンを担当していて、ケルト・ミュージックとポップス、ロックを融合させているらしいが、ヒット曲「Breathless」を聴く限りでは、その辺はよくわからない。
03579 Breathless (ブレスレス) 01年34位
プロデュースは大物プロデューサーRobert John "Mutt" Lange(Foreigner、Cars、Bryan Adams、Def Leppard等)。ケルト・ミュージックというよりも、コンテンポラリー・カントリーって感じ。やはり彼がプロデュースしているShania Twainに近い音だと思った。とってもポップ。英国では(フランスやスペインでも)No.1ヒット。
99年にロスアンジェルスで結成された5人組ロックバンド。オルタナというかポスト・グランジというか、当時の流行りの音。「Wherever You Will Go」が大ヒットするも、05年に解散。リードボーカルのAlex BandはSanatanaとも一緒に演っている。その点も含めて私のお気に入りだったMatchbox Twentyを思い出すね。
03578 Wherever You Will Go (ウェレヴァー・ユー・ウィル・ゴー) 01年5位
Top40に40週、アダルト・トップ40チャート(って何だ?)では何と23週No.1の大ヒット。上にも書いたように、当時流行りの叙情的オルタナ・ロック(ちょっと哀愁入った爽やかギター・サウンド)。映画「コヨーテ・アグリー」にも使われた。
昨日のTracy Byrdに続き、今日もコンテンポラリー・カントリーの男性シンガー/ギタリスト。68年ルイジアナ州生まれ、テキサス州育ち。
03577 I Breathe In, I Breathe Out (アイ・ブリーズ・イン・アイ・ブリーズ・アウト) 02年35位
Tracy Byrdよりコンテンポラリー・カントリーって感じ。フィドルをフィーチャーした音づくりも好き。カントリー・チャートNo.1。
昨日に続いて2000年代だけど、誰も知らなさそう。66年テキサス生まれの男性カントリー・シンガーでギタリスト。Tracyって女性の名前じゃなかったっけ?
03576 Ten Rounds With Jose Cuervo (テン・ラウンズ・ウィズ・ホセ・クエルボ) 02年26位
「ホセ・クエルボ」というのは有名なテキーラのブランドだから、テキーラと10ラウンドというのは、まあそういう歌なんであろう。Tracy Byrdはコンテンポラリー・カントリーの人らしいが、声は結構オールド・スタイルに聴こえる。カントリー・チャートNo.1。
バハマ出身のR&Bグループ。ジャンカヌーと呼ばれるバハマ土着の音楽をベースに多様なジャンルがミックスされている。基本、夏のパーティ仕様って感じ。ジャンカヌーというのがどういう音楽なのか、よくわかっていないのだが、結構カヴァーを演っていて、どんな曲でも彼らスタイルに染めてしまうところはレゲエと同じ。80年に結成というからずいぶんキャリアがあり、Joel Whitburnによれば9人組。99年に3人の若いリード・シンガーが加入し、アメリカでもヒットを飛ばした。日本でもずいぶん人気あるみたいだけど、どーいうウケ方してたんだろう?
03574 Who Let The Dogs Out (フー・レット・ザ・ドッグス・アウト) 00年40位
最初の掛け声はマイアミ・ベースのラップ風。♩誰が犬を放したの? ワンワンワン♩って歌ってる。その後、♩いやよ♩って空耳で聴こえるんだけど、何て歌ってるんだろ? グラミー賞ダンス・レコード部門受賞。
03575 Move It Like This (ムーヴ・イット・ライク・ディス) 02年5位(Sales)
こちらも典型的パーティ仕様。Tokensの「ライオンは寝ている」をサンプリングしている。クレジットはBaha Men With Imani Coppola。Imani CoppolaとBaha Menって全然結びつかないんだが。
昨日Whitney Houstonの訃報が入りました。信じられません。アルバムは大体買っていたし、コンサートにも行きました。R.I.P.
90年代を通じて最も好きで、アルバムが出れば必ず買っていたR&BアーティストがTLCと今日紹介するMary J. Blige。クイーン・オブ・ヒップホップ・ソウルと言われたけれど、明らかに彼女の前後で音が変わったと思う。今でも大好きです。71年ニューヨーク・ブロンクス生まれ。
03558 You Remind Me (ユー・リマインド・ミー) 92年29位
デビュー・アルバム「What's the 411?」からのデビュー・シングル。元々は映画「Strictly Business」のサントラに入っていた曲。この時20歳そこそこか。ニュー・ジャック・スイング! 今聴いてもカッコいいなあ。R&BチャートNo.1、ゴールドディスク。
03559 Real Love (リアル・ラヴ) 92年7位
「What's the 411?」から2曲目。このヒットで一躍注目されたんだっけか。Audio Twoの「Top Billin」のドラムをサンプリング。R&BチャートNo.1、ゴールドディスク。
03560 Sweet Thing (スウィート・シング) 93年28位
これも「What's the 411?」から。もちろんRufusのカヴァー。なかなかいいと思うんだけど、Chaka Khanは気に入ってないらしい。
03561 Be Happy (ビー・ハッピー) 94年29位
2ndの「My Life」から。1stにも関わっていたSean Puffy Combsがプロデュース、共作している。1stの路線を引き継いでいる。Curtis Mayfieldの「You’re Too Good To Me」とMarvin Gayeの「I Want You」をサンプリング。
03562 I’m Goin’ Down (アイム・ゴーイン・ダウン) 95年22位
77年のRose Royceのヒット曲のカヴァー。ヒップホップ・ソウル色は弱く、歌い込んでる感じ。私としてはライトな方が好きだけど。この次に「I’ll Be There For You/You’re All I Need To Get By」のヒットがあるが、それはMethod Manの項で。
03563 Not Gon’ Cry (ノット・ゴナ・クライ) 96年2位
Whitneyが主演した映画「Waiting To Exhale(ため息つかせて)」(未見)の収録曲で、3rdアルバム「Share My World」より。Babyfaceです。私は正統派よりヒップホップしてた方が好みなんで…。R&BチャートNo.1、プラチナディスク。
03564 I Can Love You (アイ・キャン・ラヴ・ユー) 97年28位
「Share My World」から、ロドニー・ジャーキンスのプロデュース。やっぱこの手が彼女の本領でしょう。Lil’ Kimの「Queen Bitch」をサンプリング。
03565 Everything (エヴリシング) 97年24位
これも「Share My World」より。Stylistics「You Are Everything」、A Taste Of Honey「Sukiyaki」、James Brown「The Payback」をサンプリング。歌い出しは「上を向いて歩こう」。プロデュースはジャム&ルイス。
03566 Family Affair (ファミリー・アフェアー) 01年1位
Top40ヒットが生まれなかった前作「Mary」に次ぐアルバム「No More Drama」からのリード・シングルは6週No.1の大ヒットとなった。プロデュースはDr.Dreで、今までの彼女になかった硬質な感じが魅力。R&BチャートでもNo.1。Sly & The Family StoneのNo.1ヒットとは同名異曲(念のため)。この前にヒットした「911」はWyclef Jeanの項で。
03567 No More Drama (ノー・モア・ドラマ) 02年15位
「妖精コマネチのテーマ」(懐かしーね)のサンプリングから始まるジャム&ルイス・プロデュースの曲。「もうドラマはいらない」って、スゴいヘビーな歌だという記憶があったのだが、ドラマの中身は彼の浮気のようだ。
03568 Rainy Dayz (レイニー・デイズ) 02年12位
この曲も「No More Drama」収録になっているが、私が持っているCDには入ってないから追加されたんだな。元々はTLCのために書かれた曲らしいが、そう言われればそんな感じ。嫌いなわけないわな。Ja Ruleのガラガラ声のラップもいい。クレジットは、Mary J. Blige Featuring Ja Rule。ところで、アルバム「No More Drama」の写真はケバすぎてイメージ違い過ぎだよ。
03569 Love @ 1st Sight (ラヴ@ファースト・サイト) 03年22位
アルバム「Love & Life」より。P.DiddyとMario Wynansのプロデュース、つまりデビュー時のプロデューサーであるSean Puffy Combsが戻ってきたということで、ヒップホップ色が強まっているのは大歓迎。ラップはMethod Manで、クレジットはMary J. Blige Featuring Method Man。A Tribe Called Questの「Hot Sex」をサンプリング。ジャケの写真も元に戻って一安心。
03570 Ooh! (Ooh!) 03年29位
明らかに先祖帰りしてる。プロデュースはこれもSean Combs。Hamilton Bohannonの「Singing This Song For My Mother」をサンプリング。
03571 Be Without You (ビー・ウィザウト・ユー) 05年3位
デビュー時のヒップホップ・ソウル色がありつつも、歌もじっくり聴ける名曲。ピアノの音色も印象的。グラミー賞R&Bソング/女性ボーカル受賞。R&Bチャート、何と15週No.1。
03572 Enough Cryin’ (イナフ・クライン) 06年32位
3571と同じアルバム「The Breakthrough」より。本人のラップも聴ける。クレジットは、Mary J. Blige Featuring Brook Lynn。あっ、Brook Lynnって本人のことなのか。この次の「Runaway Love」はLudacrisの項で。
03573 Just Fine (ジャスト・ファイン) 07年22位
今のところ最新のTop40ヒット。♩fine, fine, fine…♩ってところの軽快な感じが実にいい。絶好調。と書いていて、収録アルバムの「Growing Pains」を買いそびれていたことに気づいた。買わねば。
Renato Carosone(1920-2001)はイタリア・ナポリ生まれの男性歌手。作詞作曲も手がけ、バンド・リーダーとして活躍。イタリアではかなり有名な人だったみたいだが、よくわからない。
03557 Torero (トレロ) 58年18位
チャップリンが「モダンタイムス」で歌ってたみたいな、クラシカルなイタリア語の歌。Julius LaRosaがカヴァーしている。ここまで書いて気づいたのだが、数年前にヒットした「We No Speak Americano」(Yolanda Be Cool & Dcup)のオリジナルを演ってた人だね。
Roy Brown(1925-1981)はニューオーリンズ出身のR&Bシンガーでピアニスト。ポップ・チャートでは一発屋だが、ニューオーリンズR&Bのパイオニアの一人であり、ロック・エラの到来とともに人気を失ってしまったが、ロックンロールへの影響も大きい。Elvisの歌い方はRoy Brownに似ている。Elvisを始め多くのアーティストがカヴァーしている「Good Rocking Tonight」(Honeydrippersの「Rockin’ At Midnight」も同じ曲)は彼の作品。
03556 Let The Four Winds Blow (レット・ザ・フォー・ウインズ・ブロウ) 57年29位
Fats Dominoの作品。Elvisっぽい軽快なR&B/ロックンロール。
正体はマサチューセッツ州生まれの白人ジャズ・トランぺッターShorty Rogers(1924-1994)。Woody HermanやStan Kentonのビッグバンドで演っていた人。
03555 Cerveza (セルヴェッサ) 58年23位
「Tequila」風ラテン・インスト・ナンバー。 サックスをフィーチャーしたコミカルなノリはRoyal Teens(タモリ倶楽部)とかを思い出します。タイトルはスペイン語でビールのことだそうです。
Owen Bradley(1915-1998)はテネシー州生まれのプロデューサー(オルガン奏者、コンボ・リーダー)で、ナッシュヴィル・サウンド(50年代から60年代にかけて流行った、カントリー・ミュージックを洗練させた音楽)の生みの親の一人。先日紹介したPatsy ClineやBrenda Leeをプロデュースし、Buddy HollyやGene Vincentとも仕事をしている。QuintetのメンバーにはベーシストとしてBob Mooreがいる。
03554 White Silver Sands (ホワイト・シルヴァー・サンズ) 57年18位
Anita Kerr Singersがボーカルを担当している軽快なカントリー・ポップ。のどかなオルガンを弾いているのがOwen Bradleyだろうな。当時Don Rondo、Dave Gardnerとの競作となり、後にBill Black’s Comboがリヴァイヴァル・ヒットさせている。
Jimmy Bowenは37年ニューメキシコ州生まれのロカビリー・シンガーで、西テキサス州立大学でBuddy Knox、Don Lanier、Dave “Dicky Doo” AlldredとThe Rhythm Orchidsを結成した。Bowenは後にDean Martin等のプロデューサーとなり、84年にはMCAレコードのナッシュヴィル支社長に納まっている。
03553 I’m Stickin’ With You (私は貴方に首ったけ) 57年14位
当初はBuddy Knoxがボーカルをとる「Party Doll」(Buddy Knox With The Rhythm Orchids名義)とカップリングされたが、雰囲気は似てる。そちらはNo.1ヒットになったが、こちらは14位どまり。「Be-Bop-A-Lula」風だが、今イチ切れがない。ベースが目立つのはJimmy Bowenがベーシストだったからだろうな。BowenとKnoxの共作。
伝説のカントリー・シンガーと紹介されているのだが、恥ずかしながら、今まで全く聴いたことがなかった。弱冠30歳で飛行機事故で亡くなったため、伝説と呼ばれたのだろうと思って聴いてみて、ぶっ飛びました。これだけ情感のある歌声のカントリーは他に聴いたことがない。いい加減なことを書くけれど、多分カントリー界の美空ひばりみたいな人だったのだと思う。
32年ヴァージニア州生まれ。本名はVirginia Patterson Hensley。63年にコンサート出演の帰りの飛行機が墜落し亡くなる。85年には「Sweet Dreams」のタイトルでジェシカ・ラング主演の伝記映画が作られた(未見)。「12 Greatest Hits」に全曲収録。
03549 Walkin’ After Midnight (ウォーキン・アフター・ミッドナイト) 57年12位
最初の大ヒットだけれど、個々の曲がどうこうと言うより、とにかくボーカルが素晴らしい。
03550 I Fall To Pieces (ひどい仕打ちに) 61年12位
3549がホントにクラシカルな感じがするのに対して、ずいぶん洗練されて聴きやすくなっている。ナッシュヴィル・サウンドってヤツだな。ローリングストーン誌のベスト500では238位。カントリー・チャートNo.1。
03551 Crazy (クレイジー) 61年9位
Willie Nelsonの作品。カントリー・ミュージックなんだろうが、ジャンルをクロスオーヴァーしてる感じがする。これもボーカルの力のなせる業か。スタンダードの風格。ローリングストーン誌では85位。
03552 She’s Got You (シーズ・ガット・ユー) 62年14位
最後のTop40ヒット。しみじみいい曲、いいボーカルです。しばらくハマりそう。唐突ですが、Cowboy Junkiesを聴きたくなりました。カントリー・チャートNo.1。
80年代後半にはPaula AbdulとかJane Childとか、Madonnaフォロワーって感じで、次々と女性ダンス・ポップ・シンガーが出てきたけれど、その中でも大成功したのがこのTaylor Dayne。それにしても7曲連続ベスト10入りというのはスゴいね。そんなに売れてたっけ?
62年ニューヨーク・ロングアイランド生まれ。本名のLeslie Wundermanってのが、何か強そう。95年に出た「Greatest Hits」に全曲収録。
03540 Tell It To My Heart (テル・イット・トゥ・マイ・ハート) 87年8位
これは売れるよね。80年代の典型的ダンス・ポップって感じ。勢いを感じます。ゴールドディスク。
03541 Prove Your Love (プルーヴ・ユア・ラヴ) 88年7位
デビューアルバム「Tell It To My Heart」から2曲目。ボーカルに迫力がある。
03542 I’ll Always Love You (オールウェイズ・ラヴ・ユー) 88年3位
Whitney Houstonとは同名異曲。一転バラードだが、相変わらずソウルフルな歌を聴かせてくれる。ゴールドディスク。
03543 Don’t Rush Me (ドント・ラッシュ・ミー) 88年2位
デビューアルバムから4曲目。これまた80年代の典型的な…。これが2位ってのは、勢いだろうね。
03544 With Every Beat Of My Heart (危ないハート・ビート) 89年5位
ここから4曲は、2ndアルバム「Can't Fight Fate」より。ジャケがTina Turnerみたいでワイルド!
03545 Love Will Lead You Back (愛に帰りたい) 90年1位
バラード。売れるのはわかるが…。ヒット職人Diane Warren作。売れるのはわかるが…。アダルト・コンテンポラリー・チャートNo.1、ゴールドディスク。
03546 I’ll Be Your Shelter (愛のシェルター) 90年4位
2曲続けてDiane Warrenだが、Tina Turnerみたいに歌ってるミッドテンポのこっちの方がキャッチーだし、好きですね。
03547 Heart Of Stone (ハート・オブ・ストーン) 90年12位
ついにベスト10に届かず。水準は保っていたと思うけど。
03548 Can’t Get Enough Of Your Love (あふれる愛を) 93年20位
最後のTop40ヒットはBarry Whiteのカヴァー。こんなの演ってたんだ。何しろオリジナルの印象が強すぎるからなあ。3年ぶりの3作目で失速。でも、ダンス・チャートでは息長くヒットを出し続けてるみたいです。
24年イリノイ州生まれの女性カントリー・シンガー/ギタリスト。本名はMary Jo Kath。最初期の女性ロカビリー・シンガーでもある。
03539 Daddy-O (ダディ・オー) 55年14位
男声コーラスを従えた、コミカルな雰囲気を持つカントリー風ロックンロール? Fontane Sistersのカヴァーもヒットしている。
ニューヨークはブルックリン出身の3人組白人女性ドゥーワップ・グループ。ロックエラの最初期の女性ボーカル・グループの一つ。3人ともベレヴュー病院で看護士をしながら歌っていたが、Mickey & SylviaのMickey Bakerに見出されて病院を辞め、レインボー・レコードと契約。一発屋に終わった後、再び看護士に戻ったとか。
03538 Cry Baby (クライ・ベイビー) 56年18位
ロックンロール、ラテン、R&B、ドゥーワップ、ジャズボーカルといった様々なエッセンスが詰まった楽しいコーラス。ジョニー・デップの初主演作「Cry Baby」(ジョン・ウォーターズ監督!)はこの曲から題名を取ったそうだ。
パリで結成された8人組ポップ・ジャズ・グループ。但し、女性リードボーカルのBlossom Dearie(1926-2009)はニューヨーク生まれのジャズシンガー/ピアニストで、52年にパリへ。メンバーにはミシェル・ルグラン(シェルブールの雨傘、風のささやき…)の姉クリスチャンヌもいた。グループはその後Swingle Singersに発展する。ほとんどアカペラでダバダバ(スキャットで)歌うコーラスですね。
03537 Lullaby Of Birdland (バードランドの子守唄) 56年18位
52年にジョージ・シアリングによって作られたジャズのスタンダードを、フランス語のスキャットで歌うというワンアイデア。素直にお洒落です。アレンジはミシェル・ルグラン。
Archie Bleyer(1909-1989)はChordettesやEverly BrothersやAndy Williams等をヒットさせたケイデンス・レコードの創立者。ニューヨークに生まれ、49年から54年にかけてラジオ&テレビのショー「Arthur Godfrey And His Friends」のアレンジャーで音楽ディレクターを務めたことで有名になる。54年には番組に出演したChordettesのメンバーJanet Ertelと結婚。2人の娘のJackieはEverly BrothersのPhilと結婚することになる。
03536 The Naughty Lady Of Shady Lane (裏町のおてんば娘) 54年17位
これはまたクラシカルなボーカル物だな。Ames Brothersもヒットさせている(3位)。日本では江利チエミがカヴァーしていたようだ。英語の歌詞を見ると、おてんば娘の正体は生後9日の赤ちゃんというオチ。
同じ54年にブロードウェイ・ミュージカル「パジャマ・ゲーム」の「Hernando’s Hideaway」(最高位2位)のヒット曲もあり。
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