03535 “Main Title” From “The Man With The Golden Arm” (黄金の腕(メイン・タイトル)) 56年16位
オットー・プレミンジャー監督、フランク・シナトラ主演の映画「黄金の腕」のテーマ曲。映画は麻薬患者を主人公にした、当時ハリウッドのタブーに挑戦した問題作で、(未見なので偉そーなことは書けないが)ソール・バスのタイトルバックは有名。そこでかかった曲だが、迫力があって実にカッコいい。但し、個人的にはカヴァーであるRichard Maltbyのスピーディーなヴァージョンが一番気に入っている。他にもDick Jacobs、McGuire Sistersのカヴァーもあり。ドラマーはシェリー・マン。
03533 Seventeen (セヴンティーン) 55年5位
ジス・イズ・ロカビリーッ! ご機嫌なナンバー。ホントStray Catsの世界だね。”The first rock & roll song created for teenage girls”だそうです。 Bennettの自作でボーカルはRocketsのJoe “Big Moe” Muzey(3534も)。Fontane SistersとRusty Draperのカヴァーもヒットしている。
03534 My Boy-Flat Top (マイ・ボーイ・フラット・トップ) 55年39位
3533と続けてかけたら、曲が替わったのに気づかないほど同じ曲だな、これは。それでも全然かまわないけど。こっちは”Focused on teenage boys”。
好きなアーティストと言われて挙げることはないと思うが、いざ聴いてみると結構好きなシンガーだった。言わずと知れたジャズ界の大スターNat King Coleの遺した娘。50年ロスアンジェルス生まれ。初期のプロデュースは元Independentsのメンバー。
03521 This Will Be (ジス・ウィル・ビー) 75年6位
R&Bっぽさとジャズっぽさが上手くブレンドされていて、実に心地いいダンサブルなナンバー。で、この手は日本のR&Bファンには無視されるんだよな(何て偏屈なんだろう)。でも、R&BチャートNo.1。グラミー賞で新人賞とR&B女性ボーカル賞を受賞。
03523 Sophisticated Lady (She’s A Different Lady) (いきな女) 76年25位
彼女にしてはずいぶんディスコっぽい。上手いし、ファンキー。好きですね。グラミーのR&B女性ボーカル賞を受賞。3曲連続でR&BチャートNo.1。日本では東京音楽祭でグランプリを獲った「ミスター・メロディ」がヒットしたけれど、アメリカでは不発。
03524 I’ve Got Love On My Mind (あなたへの想い) 77年5位
再びバラード。かなりジャズボーカル寄りなんでしょうが、途中の展開とか大好きですね。ブラコンは嫌いとか言っておきながら、この辺もブラコンの走りなんでしょうか? R&Bチャート5週No.1、ゴールドディスク。
03525 Our Love (愛とともに) 78年10位
これもバラードだけれど、3524と同様だんだん盛り上がってく展開がいいね。R&BチャートNo.1、ゴールドディスク。
03526 Someone That I Used To Love (思い出の中に) 80年21位
Michael Masser作のバラード。一歩間違えるとCeline Dionだが、間違ってはいない。
何度も書いているように私はジャズには全く暗いのだが、そんな私でも知っているジャズ界の大物。そうした大物度とポップチャートの実績はちっとも比例しないことも多く、ロックエラのTop40ヒットは1曲のみ。但し、スウィングエラにはいくつもヒット曲があり、47年には「Open The Door, Richard!」がNo.1ヒットになっている。
04年ニュージャージー州生まれのビッグバンド・リーダーであり、ピアニスト。84年死去。私がいい加減な紹介をしてもしょうがないので、ウィキにリンクしておきます。
03520 April In Paris (パリの四月(エイプリル・イン・パリ)) 56年28位
グラミーで殿堂入りしている後期(ニュー・ベイシー)の代表作。元々は32年のミュージカル「Walk A Little Faster」の曲で、Freddy Martinで4位まで行くヒットになっている。ボーカル・ヴァージョンも含めてカヴァーは数多いが、最も有名なのがCount Basieのインストルメンタル・ヴァージョン。等と書いてみたものの、積極的に聴くかと言われれば、ウーン。
Ernie Freeman(1922-1981)はオハイオ州生まれの黒人ピアニストでプロデューサー。セッション・ミュージシャンとして、Frank Sinatra、Dean Martin、Sammy Davis Jr.、Connie Francis等のレコーディングに参加している他、Plattersの「The Great Pretender」でもピアノを弾いている。B.Bumble & The Stingersを結成したのも彼だったらしい。但し、ヒットした「Nut Rocker」には参加しておらず、彼がレコーディングに加わった「Nut Rocker」はJack B.Nimble And The Quicks名義で出され、最高位は115位。
03518 Raunchy (ラウンチー) 57年4位
Bill Justisが作り、Billy Vaughnもカヴァーしたインスト・ナンバー。この3曲は同時期に皆ベスト10に入った。サックスがメインであまりピアノが目立つ曲ではない。ロックンロールのインストの名曲だとは思うが。R&BチャートNo.1。
過去50年のアメリカの全てのヒット曲を紹介すると決めた以上、50年代のヒット曲もこうして紹介しているわけだが、さすがにわからないものだらけ。20年カリフォルニア州生まれの男性シンガーで俳優。ということは現在91歳。52年から57年まで「Your Hit Parade」というテレビ番組のレギュラーだったそうだ。
03516 Cinco Rebles (Five Oaks) (5本の樫) 57年22位
カリプソブームの頃のヒット曲の1つということかな? Les Paul & Mary Fordとの競作となっている。
03504 Take It To The Limit (テイク・イット・トゥ・ザ・リミット) 76年4位
3502〜3504はアルバム「One Of These Nights」より。ハイトーンのボーカルはRandy Meisner。切なさ全開!
03505 New Kid In Town (ニュー・キッド・イン・タウン) 76年1位
New Kid In Townは「新参者」って意味だと辞書で調べた覚えがある。アルバム「Hotel California」からのリードシングル。このゆったり感もEaglesの持ち味だったなあ。ゴールドディスク。
03506 Hotel California (ホテル・カリフォルニア) 77年1位
「1969年から、そのスピリット(酒と精神を掛けている)はこのホテルにはもうありません。」「好きな時にチェックアウトはできますが、出て行くことは決してできません。」という歌詞があまりにも有名なナンバー。ラストのDon FelderとJoe Walshのツインギターはやっぱり圧巻。ローリングストーン誌のベスト500では49位、グラミー賞レコード・オブ・ジ・イヤー受賞。ゴールドディスク。
03507 Life In The Fast Lane (駆け足の人生) 77年11位
EaglesにJoe Walshと聞いた時はえーっと思った。3506のギターとかはスゴいですが、Joe Walshがメインのこの曲とかは未だにピンと来ない。
03508 Please Come Home For Christmas (ふたりだけのクリスマス) 78年18位
彼らのオリジナルではなく、61年にCharles Brownでスマッシュヒットしたクリスマスソング。これは彼らにとっては息抜きだったのかな?
03510 The Long Run (ロング・ラン) 79年8位
「Hotel California」以降のEaglesじゃなければ、まあ悪くないじゃないと言われたろうに。
03511 I Can’t Tell You Why (言い出せなくて) 80年8位
「何故か言えない」は嘘の邦題。解散前のラストアルバムから3曲目。3曲目のリードボーカルはベーシストということで、Timothy B. Schmit。このアルバムでは断然この曲でしょ。映画「Inside Moves」(邦題「サンフランシスコ物語」)に使われた。
03513 Get Over It (ゲット・オーヴァー・イット) 94年31位
再結成と聞いても何の感慨もなかったので、コメントは特にないのだが。スタジオ録音の新曲は4曲で、残りはMTVのライヴというアルバム「Hell Freezes Over」より。このロックンロールはDon Henleyの趣味だな。あまり興味が持てず。
03514 Love Will Keep Us Alive (ラヴ・ウィル・キープ・アス・アライヴ) 95年22位(Airplay)
「Hell Freezes Over」からもう1曲。Timothy B. Schmitがリードをとる優しいバラード。ちょっと単調。アダルト・コンテンポラリー・チャートNo.1。
74年ノースキャロライナ州生まれの女性R&Bシンガー。Mary J. Blige以降を改めて実感する。1stアルバムの時のマネジャーはMacy Grayだったとか。その後どうしてるんでしょ?
03494 Heard It All Before (ハード・イット・オール・ビフォー) 01年18位
1st アルバム「Your Woman」より。かなりモロにMary J. Bligeだと思う。Mary J. Bligeファンとしては全然OKですが。男性ボーカルはMikey Dan。R&BチャートNo.1。
03485 Tweedlee Dee (トゥイードル・ディー) 55年14位
ラテンっぽいノヴェルティR&B。泥臭いボーカルがいいです。Georgia Gibbsのカヴァーは2位まで行っている。白人のクリーンなヴァージョンの方が売れるのは当時のお約束。クレジットはLaVern Baker And The Gliders。
03486 I Can’t Love You Enough (アイ・キャント・ラヴ・ユー・イナッフ) 56年22位
これもちょっとラテン風味だね。
03487 Jim Dandy (ジム・ダンディ) 56年17位
この曲を知ったのは、Black Oak Arkansasのヴァージョン。軽快な(ボーカルは強烈な)ロックンロール・ナンバー。鈴木啓志氏は毒にも薬にもならないと書いていたけれど、楽しいよ。クレジットはLaVern Baker And The Gliders。「Jim Dandy Got Married」という続編も作られている。ローリングストーン誌のベスト500で343位、R&BチャートNo.1。ゴールドディスク?
03488 I Cried A Tear (君ゆえのなみだ) 58年6位
一転三連のR&Bバラード。鈴木啓志氏はこちらを褒めていた。ゴールドディスク。
03489 I Waited Too Long (あなたを待ちわびて) 59年33位
3488と同系統の三連のバラード。ちょっとポップスに振れていますが。何とNeil Sedaka作であった。
03490 Saved (セイヴド) 61年37位
次はアップテンポなロックンロールだけれど、コーラスがゴスペルっぽい。The Bandがカヴァー集「Moondog Matinee」に収録している。Leiber and Stoller作。
03491 See See Rider (シー・シー・ライダー) 63年34位
この曲はAnimalsのヴァージョンで知った。25年Ma Raineyの「See See Rider Blues」がオリジナル。この手が彼女の本領だった気がする。
Sarah Vaughan、Billy Holliday等と並ぶ女性ジャズ・ボーカリストの最高峰。と言われるが、何度か書いたようにジャズには全く暗いので、これ以上のコメントはやめておきます。1917年ヴァージニア州生まれ。13回のグラミー賞を受賞。ロックエラのTop40ヒットはたった1曲だが、36年から54年の間に49曲のヒット曲があり、「A-Tisket, A-Tasket」(38年)、「I’m Making Believe」「Into Each Life Some Rain Must Fall」(いずれも44年、Ink Spotsとの共演)はNo.1に輝いている。96年死去。
03484 Mack The Knife (マック・ザ・ナイフ) 60年27位
Louis ArmstrongやBobby Darinでも有名な(どちらも歌詞に出てくる)「Mack The Knife」を西ベルリンで演った時のライヴ録音。演奏はPaul Smith Quartet。歌詞を途中で忘れて勝手な歌詞で歌ってるんだが、メチャいいです。途中でLouis Armstrongの真似もしてる。グラミー賞ポップ女性ボーカル賞受賞。
03481 I Only Have Eyes For You (瞳は君ゆえに) 59年11位
夢見る三連ドゥーワップ。♩チュバチュバ♩?のコーラスも素敵。彼らのオリジナルかと思ったら、34年に作られた曲であった(ミュージカル映画「Dames(邦題:泥酔夢)」の曲でBen Selvinで2位まで行った)。ローリングストーン誌のベスト500でも157位という意外な高評価。
03482 Nobody Loves Me Like You (ノーバディ・ラヴズ・ミー・ライク・ユー) 60年30位
こちらは一転アップテンポだが、いい曲だなと思ったら、Sam Cookeの作品だった。うまく表現できないのだが、オーケストラの音も好き。
Toni Fisher(1931-1999)はロスアンジェルス生まれの女性ポップ・シンガー。本名もわからないが、何故か芸名にMissがつく(他にこういう例はあるのだろうか? Mr. Acker Bilkなんて人はいたが)。
03479 The Big Hurt (心のいたで) 59年3位
初めてフェイジング効果(同じ録音をタイミングをずらして重ねてかけることによる効果のこと)を用いた曲だそうだ。確かにエコーがかかったみたいな不思議な音ではある。作曲、プロデュースは旦那のWayne Shanklinで、Art & Dotty Toddの「Chanson D’Amour」を作った人。
03480 West Of The Wall (ウエスト・オブ・ザ・ウォール) 62年37位
ベルリンの壁にインスパイアされて作られた曲(プロテスト・ソング?)。既に壁はないけれど、壁が出来たのはこの曲がヒットした前年の61年8月13日なんですね。知りませんでした。男声コーラスがクラシカルだなあ。こちらのクレジットはMissが取れて、ただのToni Fisher。
03476 Light My Fire (ハートに灯をつけて) 68年3位 Doorsの「Light My Fire」はロック史上に残る名曲だと思うが、わずか1年後のこのカヴァーもひけをとらない名作。同じ曲でありながら、全く別の命が吹き込まれているのがスゴい。もしかすると、ホセ・フェリシアーノのヴァージョンの方を先に聴いたのかもしれない。ホントに子供の頃のことだけれど。グラミー賞ポップ男性ボーカルを受賞。
今やアメリカを代表するドル箱男優の1人になってしまったが、元々はラッパーとしてDJ Jazzy Jeff & The Fresh Prince(←Will Smithのこと)で活躍していた。この頃から映画もあまり観なくなってしまったため(観たのは「メン・イン・ブラック」と「ハンコック」ぐらいかな。「インディペンデンス・デイ」も観てない)、どんな感じで大スターになったのかも覚えていない。68年フィラデルフィア生まれ。18歳の時にMITの推薦入学を蹴ったらしいから、頭いいんだ。まあ頭良さそうだけど。
3474を除いて「Greatest Hits」に収録。
03469 Men In Black (メン・イン・ブラック) 97年1位(Airplay)
Tommy Lee Jones(宇宙人ジョーンズ!)と共演した同名映画より。Patrice Rushenの「Forget Me Nots」をサンプリングしている。いわゆる大ネタ使いってヤツですか。グラミー賞ラップソロ部門受賞。英国でもNo.1。
03470 Gettin’ Jiggy Wit It (ゲッティン・ジギー・ウィト・イット) 98年1位
3469〜3472が入っていた「Big Willie Style」はよく聴いた。これも大ネタ使いなんだろうが、軽快なラップは結構お気に入り。Sister Sledgeの「He’s The Greatest Dancer」、Bar-Kaysの「Sang And Dance」、Spoonie Geeの「Love Rap」をサンプリング。グラミー賞ラップソロ部門受賞。ゴールドディスク。
03471 Just The Two Of Us (ジャスト・ザ・ツー・オブ・アス) 98年20位 Glover Washington Jr.の大ヒットの(サンプリングではなく)カヴァーなのかな? DJ Jazzy Jeff & The Fresh Prince時代の「Ring My Bell」とかもそうなんだろうが。
03472 Miami (マイアミ) 98年17位
Whispersの「And The Beat Goes On」をサンプリング。Will Smithらしく実にポップ。PVも印象に残ってる。
03473 Wild Wild West (ワイルド・ワイルド・ウエスト) 99年1位
Kevin Klineと共演した同名映画の主題歌。イントロはいきなりStevie Wonderの「I Wish」。他にKool Moe Deeの「Wild, Wild West」もサンプリング。歌詞がわからないから何とも言えないが、1位になるほどか? 同名異曲のNo.1あり。ゴールドディスク。クレジットはWill Smith Featuring Dru Hill And Kool Moe Dee。
03474 Will 2K (ウィル・2K) 99年25位
Clashの「Rock The Casbah」をまんまサンプリング。これが彼の芸風だからなあ。クレジットはWill Smith (Featuring K-Ci)。
03468 (The Lament Of The Cherokee) Indian Reservation (嘆きのインディアン) 68年20位
John D. Loudermilkが63年に作ったチェロキー・インディアンへの挽歌。Raidersのヴァージョンよりテンポが速く、これはこれでいい味を出している。間奏のギターがEagels(Hotel California)みたいだ。英国では70年に3位まで行くヒットになった。と書いてYouTubeを検索したら、テンポが遅い。iTunesからダウンロードしたヴァージョンは新録か?
Percy Faith(1908-1976)はカナダ・トロント生まれのオーケストラ指揮者。40年にアメリカに移住した。パーシー・フェイスと言えば何と言っても「夏の日の恋」だが、ロックエラ以前にも「Delicado」(52年)、「Song From “Moulin Rouge”」(53年、ムーランルージュの歌。こちらも映画のテーマ曲で10週No.1)の2曲のNo.1ヒットを持っている。
03466 The Theme From “A Summer Place” (夏の日の恋) 60年1位
映画音楽としてはあまりにも有名な曲。これはいつまでも後世に残る出来だと思う。それにしては、トロイ・ドナヒュー、サンドラ・ディー(一時ボビー・ダーリンと結婚)が主演した映画「避暑地の出来事」の方は後世に残ったとは言いがたい。9週No.1も当時としては驚異的なヒットと言える(今やヒットチャートはインフレを起こして10週以上No.1もざらだが)。作曲は3回アカデミー作曲賞を受賞したマックス・スタイナー。グラミー賞レコード・オブ・ジ・イヤー受賞、ゴールドディスク。
03467 Theme For Young Lovers (若い恋人たちのテーマ) 60年35位
こちらは自作だが、映画のテーマ曲ではないようだ。相変わらず流麗なストリングスを聴かせてくれるステキなイージー・リスニング。
坂本九の「Sukiyaki」の次にNo.1になったのが、Essexの「Easier Said Than Done」。ということで、何となく私の中ではセットになっている。もちろんリアルタイムではないですが。ノースカロライナ州のキャンプ・ルジューン海兵隊基地で62年に結成された5人組R&Bボーカル・グループ。最初のメンバー2人が出会ったのは沖縄の基地だったらしい。女性ボーカルAnita Humesがフィーチャーされているが、彼女も含め全員が兵役中であった。64年解散。
03462 Easier Said Than Done (内気な17才) 63年1位
タイトルは「言うは易く行うは難し」って諺だよね? リズミカルなガールズ・ポップスって感じ。作曲者も海兵隊の人で、テレタイプの音にインスパイアされたとか。R&BチャートNo.1。
同世代にはプログレ・ファンが多いはずだが、私はからきしダメ。私の好きな音楽はR&Bがベースにあるか、メロディがポップな曲だし、そもそもクラシックの素養がないので。単純に曲が長いと飽きてしまうというのもある。思い入れのあるプログレはKing Crimsonくらいかな。そもそもプログレをシングルヒットで語るというのも無理があるのだが、このブログの場合仕方ない。今日はプログレ四天王初登場ということで、ELP。
元NiceのKeith Emerson(キーボード)、元King CrimsonのGreg Lake(ボーカル、ベース、ギター)、元Crazy World Of Arthur Brown、Atomic RoosterのCarl Palmer(ドラムス、Asiaにも参加)が70年に英国で結成したスーパー・グループ。私のELP体験はムソルグスキーの「展覧会の絵」と、ヤングミュージックショーでキース・エマーソンがキーボードにナイフを突き立てていたのを観たくらいなんで、ほとんど語る資格ありません。で、例によって日本のウィキを紹介してお茶を濁す。
03461 From The Beginning (フロム・ザ・ビギニング) 72年39位
唯一のTop40ヒット。ELPの曲といえば、キース・エマーソン主導のクラシック・オリエンテッドな大作とグレック・レイクによるアコースティック・ナンバーだが、これは後者。この手はKing Crimsonにもあったし、十分守備範囲内。「Lucky Man」なんてのもあったな。ちなみに英国では77年に「Fanfare For The Common Man」(庶民のファンファーレ)が2位、75年にはGreg Lakeのソロ「I Believe In Father Christmas」が同じく2位まで上がっている。
03453 Diamonds And Pearls (ダイアモンズ・アンド・パールズ) 91年3位
「Diamonds And Pearls」から3曲目。ロージー・ゲインズとのデュエット曲。この辺は割と落ち着いてしまった感じがして、あまり興味が持てない。次の過激さに比べると。R&BチャートNo.1。
03454 Money Don’t Matter 2 Night (マネー・ドント・マター・トゥナイト) 92年23位
これも「Diamonds And Pearls」だった。プリンスの哀愁ナンバー。
03455 My Name Is Prince (マイ・ネーム・イズ・プリンス) 92年36位
タイトルが読めないアルバム(通称Love Symbol)より。どファンキー! この過激さを求めていたんだよ。でも売れなかった。更に売れなかった「Sexy M.F.」はもっと好き(放送禁止語がタイトルじゃ売れる訳ないかっ)。
03457 The Most Beautiful Girl In The World (ザ・モスト・ビューティフル・ガール・イン・ザ・ワールド) 94年3位
アーティスト名は読めないシンボルとなり、The Artist Formerly Known As Prince(かつてプリンスと呼ばれたアーティスト)等と表記されるようになる。ワーナーとのトラブルとかあったのだろうが、天才のやることはよくわからん。しかし、曲の方はひどくわかりやすい美メロ。ゴールドディスク。
03459 I Hate U(アイ・ヘイト・ユー) 95年12位
再びクレジットは読めないシンボル。じっくりバラードが歌いたかったのかしらん。
03460 Betcha By Golly Wow! (ゴーリー・ワウ) 96年31位(Airplay)
私にとってはアルバムが出れば必ず買う数少ないアーティストだったPrinceだが、この曲の入った3枚組「Emancipation」は買わずじまいだった。そのせいで、Princeがコンプリートせず、紹介できなかったのだが、アマゾンで中古盤を買いました。シングルヒット的にはPrinceは終わった人のように感じるが、2000年代に出したアルバム4枚は皆Top3入りしているし、人気は根強い。何しろ曲のストックが何百曲あるらしいし。
今のところ最後のTop40ヒット(正確には1999年の「1999」の再ヒットが最後)はStylisticsのカヴァー。「Emancipation」ではDelfonicsの「La La Means I Love You」も演ってるし、歌心に目覚めたのかな。
2012年はPrinceでスタートだーっ! Princeというのは1人でPrinceというカテゴリー(ジャンル)だと思っている。そのくらい、他にはない音。それから、私は独断で70年代半ばにはメロディの時代は終わり、その後リズムの時代に入ったと思っているのだけれど、それを創った1人ではないか。58年ミネアポリス生まれ。この年には同じリズムの時代の創世者であるMichael Jackson、Madonnaも生まれている。殿下なんて呼ばれたりもするが、Princeは本名(Prince Roger Nelson。ちなみにMadonnaも本名ですね)。例によって、詳しいプロフィールは日本のウィキにまかせて、以下いい加減なコメント。
特に注記のない曲は、93年に出た「The Hits / The B-Sides」に収録。
03430 I Wanna Be Your Lover (ウォナ・ビー・ユア・ラヴァー) 79年11位
1人であらゆる楽器を演奏するマルチ・ミュージシャンとか紹介されていたのを覚えているけれど、その後のブレイクは私には見抜けませんでした。Princeというと性愛という言葉を連想するのだが、最初からそのイメージだったなあ。R&BチャートNo.1、ゴールドディスク。
03431 Little Red Corvette (リトル・レッド・コルヴェット) 83年6位
2枚組アルバム「1999」より。ファンになったのは(スター街道を走り始めたのも)この曲から。80年代はMichael vs Princeの時代だったという印象があるけれど、私はPrince派だった。MichaelがBeatlesなら、PrinceはStonesだからね(って、Michaelのアルバムも全部買ってたが)。ローリングストーン誌のベスト500では108位。
03434 When Doves Cry (ビートに抱かれて) 84年1位
この曲を聴いたときの衝撃といったらなかった! どうしたらこんな曲が作れるのだろうか? ベースのない、不思議なリズム。相変わらずPVはエッチ。ローリングストーン誌では52位、年間チャートNo.1(5週No.1)、R&Bチャート8週No.1、プラチナディスク。
03435 Let’s Go Crazy (レッツ・ゴー・クレイジー) 84年1位
この曲ほど血湧き肉踊るイントロはない! 2曲連続のNo.1、飛ぶ鳥落とすカリスマ状態。R&BチャートNo.1、ゴールドディスク。なお、この曲以降、クレジットはPrince And The Revolutionとなっている。
03436 Purple Rain (パープル・レイン) 84年2位
映画のサントラ・アルバムである「Purple Rain」(未だに観たことがない)は24週No.1(歴代6位、「Saturday Night Fever」とタイ)、グラミー賞サウンドトラックアルバム・グループロックボーカルの両部門、アカデミー賞歌曲・編曲賞を受賞。この曲自体はコンサートの最後でいかにも盛り上がりそうなバラードって感じ。ローリングストーン誌143位。ゴールドディスク。
03437 I Would Die 4 U (ダイ・フォー・ユー) 84年8位
4(=for)、U(=you)ってプリンス用語が登場。Iはeye(のマーク)、後は何があったっけ?
03438 Take Me With U (テイク・ミー・ウィズ・ユー) 85年25位
3434〜3438は「Purple Rain」収録で、この曲のみ「The Hits / The B-Sides」には入っていない。女性ボーカルはApollonia。PrinceはWendy & Lisaとか、周りに女性を侍らせる?のが好きでした。
03439 Raspberry Beret (ラズベリー・ベレー) 85年2位
アメリカだけで1300万枚を売ったお化けアルバム「Purple Rain」の後、どうするのだろうと思っていたら、出てきたアルバム「Around The World In A Day」は60年代テイストの強いポップなものだった。設立したレーベルもPaisley Parkだし。この曲はPVのハンドクラッピングが印象に残っている。
03440 Pop Life (ポップ・ライフ) 85年7位
「Around The World In A Day」から2曲目。お花畑のプリンスワールド。ドラムはPrinceファミリーの一員Sheila E.。
03441 Kiss (KISS) 86年1位
この曲を聴くと、ついTom JonesとThe Art Of Noiseの方を思い出してしまうが。全編ファルセットのボーカルとギターのカッティングが異常にカッコいい革新的ダンス・チューン。ローリングストーン誌461位。グラミー賞R&Bボーカル・グループ受賞。R&BチャートNo.1、ゴールドディスク。
03442 Mountains (マウンテンズ) 86年23位
3441と3442は映画「Under The Cherry Moon」のサントラ「Parade」より。この曲は「Parade」からiPodに入れた。映画はひどく評判が悪かった(これも観ていない)。
03443 Sign ‘O’ The Times (サイン・オブ・ザ・タイムス) 87年3位
同名のアルバム(Oの表記はピースマーク)から。また、Princeにしかできない革新的ナンバー。強いて言えば「Rock On」みたい? この曲からクレジットはPrinceに戻る。ローリングストーン誌299位。R&BチャートNo.1。
03444 U Got The Look (ユー・ガット・ザ・ルック) 87年2位
ちゃんと売れて、かつひどく革新的なこの頃のPrinceは無敵。未来から来た音楽って感じだった。文句なしにカッコいい。バック・ボーカルはSheena Easton。
03445 I Could Never Take The Place Of Your Man (プレイス・オブ・ユア・マン) 87年10位
アルバム「Sign ‘O’ The Times」から3曲目。この後、海賊版がバカ売れした幻のアルバム「Black Album」(94年に発売)を経て、更に過激な後編へ。
最近のコメント