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2011年9月12日 (月)

Drifters, The (ドリフターズ)

 日本のドリフターズはこのグループから名付けられた(クレイジーキャッツのハナ肇による)というニューヨーク出身のR&Bボーカルグループ。元々は53年にClyde McPhatterを中心に結成され、「Money Honey」や「Honey Love」等をヒットさせるが、メンバーは入れ替わり、人気は低下。ロックエラにヒットを飛ばしたDriftersは、58年に既にオリジナルメンバーは誰もいないDriftersとアポロシアターで共演したFive Clownsというグループのこと。マネージャーのGeorge Treadwellがメンバーを全員クビにし、Five ClownsをDriftersにしてしまったのである。その時のリードテナーがBen E. KingImpressionsと並んで、ドゥーワップからR&Bコーラスへと時代を推し進めた代表的グループといえる。88年ロックの殿堂入り。
 Rhinoから出ている「The Very Best Of The Drifters」はTop40入りした16曲がそのまま収録されているお薦め盤。

 

03102 There Goes My Baby (ゼア・ゴーズ・マイ・ベイビー) 59年2位
 新生Driftersのデビューシングル。曲をBen E. King等が書き、プロデュースはポップス史上の最強チームJerry Leiber(先月亡くなった)とMike Stoller。Ben E. Kingのゴスペルっぽいボーカルもいいし、ストリングスによるアレンジが多分当時としては画期的だったと思う。名曲。Rolling Stone誌のベスト500では193位。ゴールドディスク、R&BチャートNo.1。

 

03103 Dance With Me (ダンス・ウィズ・ミー) 59年15位
 Driftersの曲の特徴はストリングスに加え、ラテン風味のアレンジ。これもよくできてる。ゴールドディスク。

 

03104 (If You Cry) True Love, True Love (トゥルー・ラヴ、トゥルー・ラヴ) 59年33位
 3103のB面、というか元々はこちらがA面だったようだ。この頃のリードはBen E. Kingがメインだが、この曲はJohnny Lee Williams。

 

03105 This Magic Moment (ジス・マジック・モーメント) 60年16位
 後にJay & The Americansもカヴァーするラテン調の名曲。曲は3103と同じDoc PomusとMort Shuman。

 

03106 Save The Last Dance For Me (ラスト・ダンスは私に/今宵の思い出に) 60年1位
 もはやスタンダード。スウィングしてます。曲はDoc PomusとMort Shuman、プロデュースはJerry LeiberとMike Stoller。John Lennonによれば、「Hey Jude」の基になったのがこの曲だそうだ。Damita Joのアンサーソング「I’ll Save The Last Dance For You」もヒットした。Rolling Stone誌のベスト500では182位。ゴールドディスク、R&BチャートNo.1。

 

 

03107  I Count The Tears (涙をかぞえて) 60年17位
 「Save The Last Dance For Me」と同時に録音された、Ben E. Kingがリードをとった最後のヒット曲。印象的なサビは67年のGrass Roots「Let’s Live For Today」にそっくり。

 

03108 Some Kind Of Wonderful (サム・カインド・オブ・ワンダフル) 61年32位
 Ben E. Kingに替わってRudy Lewisが参加。その後のヒット曲の多くは、Lewisがリードをとっている。Gerry GoffinとCarole Kingの作品。Grand Funkに同名のヒット曲(オリジナルはSoul Brothers Six)があるが、別の曲。ストリングスのアレンジは相変わらず。

 

03109 Please Stay (プリーズ・ステイ) 61年14位
 Burt Bacharachの初期の作品(共作)。確かに彼らしい美しいメロディのソウル・バラード。バックコーラスにDionne WarwickDoris Troyが参加しているらしい。

 

03110 Sweets For My Sweet (スウィーツ・フォー・マイ・スゥイート) 61年16位
 cha-chaをベースにしたラテン・ソウル? 3109の2人に、Dee Dee Warwick、Cissy Houstonも加わったガール・コーラスが聴ける。曲はDoc PomusとMort Shuman、リードはCharlie Thomas。この手は大好き!

 

03111 When My Little Girl Is Smiling (わたしのベビーがほほえめば) 62年28位
 いかにもGoffin & King。これも女声のバックコーラスが入ってるんで、ガールズ・グループものみたい。Charlie Thomasがリードをとっているはず。

 

03112 Up On The Roof (小さな幸せ) 62年5位
 これもGoffin & King。屋上が私の隠れ家みたいな歌詞だけれど、ほんわかしたいい曲だね。リードはRudy Lewis。 Rolling Stone誌のベスト500では113位。

 

03113 On Broadway (オン・ブロードウェイ) 63年9位
 George Bensonのカヴァーで知った。Goffin & Kingと並び立つ、ブリルビルディングの名ソングライティングチームBarry Mann & Cynthia Weilの曲で、Leiber & Stollerがサポートしている。ギターは何とPhil Spector

 

03114 I’ll Take You Home (アイル・テイク・ユー・ホーム) 63年25位
 これもMann & Weil作。「Save The Last Dance For Me」風。Driftersに戻ってきたJohnny Moore(Clyde McPhatterの後釜として参加していた)がリードボーカル。

 

03115 Under The Boardwalk (渚のボードウォーク) 64年4位
 Rudy Lewisが亡くなり、この後のリードは皆Johnny Moore。プロデュースは「Peace Of My Heart」「Twist And Shout」「Hang On Sloopy」等の作者として知られるBert Berns。ロマンチック。Rolling Stone誌のベスト500では487位。Joel Whitburnによれば、R&BチャートNo.1となっているが、64年にR&Bチャートはなかったはず。

 

 

03116  I’ve Got Sand In My Shoes (アイヴ・ガット・サンド・イン・マイ・シューズ) 64年33位
 「Under The Boardwalk」の続編か。作者もKenny Young等で同じだし。

 

03117 Saturday Night At The Movies (サタデイ・ナイト・アット・ザ・ムーヴィーズ) 64年18位
 最後のTop40ヒットはMann & Weil作。Driftersの世界は相変わらずロマンチックだけど、さすがに時代とのギャップが出てきたんではないかと想像する。

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