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2011年1月10日 (月)

Impressions, The (インプレッションズ)

 シカゴ出身、60年代最強のR&Bボーカルグループ。58年結成、当初はJerry Butlerをリードとする5人組だったが、62年以降はCurtis Mayfield、Sam Gooden、Fred Cashによるトリオに。天才Curtisによるゴスペル・ルーツの曲とハーモニーは絶品。公民権運動を背景とした黒人としてのメッセージ性も強いグループだった。70年のCurtis独立後も活動を続けている。91年ロックの殿堂入り、03年ボーカルグループの殿堂入り。
 ほとんどの曲はRhinoの「The Very Best Of The Impressions」に収録。

02342 For Your Precious Love (フォー・ユア・プレシャス・ラヴ) 58年11位
 Jerry Butler在籍時の唯一のヒット曲。三連だけど、もはやドゥーワップではなく、ソウル・ボーカルの最初の傑作といえる。Jerry Butlerの朗々たるボーカルも素晴らしい。この曲だけはCurtisではなく、ButlerとBrooks兄弟(オリジナルメンバー)による。ローリングストーン誌のベスト500で327位。クレジットはJerry Butler And The Impressions。
 「The Golden Age Of American Rock ‘N’ Roll, Vol.10」に収録。

02343 Gypsy Woman (ジプシー・ウーマン) 61年20位
 Jerry Butlerの脱退後、5人組だった時のヒット曲。ラテン風味のこれも名曲。一度聴いたら忘れられないCurtisのハイテナー/ファルセットが聴ける(この後の曲も皆そうだけど)。70年にBrian Hylandによるカヴァーが3位まで行くヒットになっている。

02344 It’s All Right (イッツ・オール・ライト) 63年4位
 トリオになってからの初Top40ヒットはゴスペル・スタイルの名曲(って、どれも名曲だな)。プロデューサー、アレンジャーとしてJohnny Pateが参加。アレンジも素晴らしい。R&BチャートNo.1。この曲の前のマイナーヒット「Sad, Sad Girl And Boy」も見逃せない傑作です。

02345 Talking About My Baby (あの子のうわさ) 64年12位
 ちょっとアップテンポな陽気なナンバー。この頃はすべて傑作ぞろい。サックスのリフがいい。

02346 I’m So Proud (ソー・プラウド) 64年14位
 これも超がつく名曲。ゴスペルから来てるんだろうけど、何でこういう素晴らしいメロディが書けるんだろう? 
 何故かRhino盤には入っていない。「Definitive Impressions」(ABC時代のみのベスト)に収録。

02347 Keep On Pushing (キープ・オン・プッシン) 64年10位
 4分の3拍子のゴスペル色の強い曲。メッセージ性も強い。メロディがやや単調な気がするが。R&BチャートNo.1。

02348 You Must Believe Me (ユー・マスト・ビリーヴ・ミー) 64年15位
 名曲ぞろいの中にあっては、やや目立たないかなあ。

02349 Amen (エーメン) 64年7位
 ゴスペルのスタンダードがベース。シドニー・ポワチエがアカデミー主演男優賞を獲った「野のユリ」で歌われていたのをCurtisが取り上げたらしい。私がこの曲を知ったのも映画の方から。R&BチャートNo.1。

02350 People Get Ready (ピープル・ゲット・レディ) 65年14位
 泣く子も黙る超名曲。Rod Stewart(w/Jeff Beck)、Aretha Franklin、Bob Marleyをはじめカヴァーも多数。そう言えば、ImpressionsなしにはBob Marleyやレゲエもなかったかもしれないんだよね。スカやロックステディにはImpressionsのカヴァーが多いし。ローリングストーン誌では何と24位の評価を受けている。

02351 Woman’s Got Soul (ウーマンズ・ガット・ソウル) 65年29位
 一転スウィングしてるねっ。

02352 You’ve Been Cheatin’ (ユーヴ・ビーン・チーティン) 66年33位
 珍しくノーザン・ダンサー? 声はImpressionsだけど、Four Topsみたいな曲。やっぱりバラードが聴きたいなあ。「Definitive Impressions」に収録。

02353 We’re A Winner (ウィアー・ア・ウィナー) 68年14位
 タイトルからもわかるようにメッセージ性の強い曲。ファンクっぽさやロックっぽさが加わってきていて(James Brown!)、68年という時代を感じる。って、もちろん後追いだけど。R&BチャートNo.1。

02354 Fool For You (フール・フォー・ユー) 68年22位
 ABCレコードを離れて、Curtisが作ったCurtomからの初ヒット。3/4拍子なのがどうもしっくりこないなあ。

02355 This Is My Country (ジス・イズ・マイ・カントリー) 68年25位
 2353の延長線上って感じ。Curtomに移ってプロデュースもアレンジもCurtisに。

02356 Choice Of Colors (チョイス・オブ・カラーズ) 69年21位
 この時代の曲は、タイトルからしてメッセージ性も強まっているのがわかる。アレンジはDonny Hathawayと復帰したJohnny Pate。ちょっと昔の粋な感覚も戻ってるかな。R&BチャートNo.1。

02357 Check Out Your Mind (チェック・アウト・ユア・マインド) 70年28位
 Curtis在籍時最後のヒット曲。Norman WhitfieldのTemptationsみたいなサイケなファンク。これはImpressionsじゃないでしょ。この後ソロになったCurtisは「Superfly」でブレイクすることになる。

02358 Finally Got Myself Together (I’m A Changed Man) (ファイナリー・ゴット・マイセルフ・トゥゲザー) 74年17位
 ポストCurtisで唯一のTop40ヒット。作曲、プロデュースは元モータウンのEd Townsendで、Marvin Gaye(Let’s Get It On!)とかに近い感じ。Impressionsであることを抜きにすれば、いい曲だとは思うのだが、どーしても60年代のCurtisがあ…。R&BチャートNo.1。

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