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2010年10月17日 (日)

Stylistics, The (スタイリスティックス)

 75年に日本で大ヒットした(最近はギャツビーのテーマ曲となっている)「愛がすべて」(Can’t Give You Anything But My Love)を聴いて、Stylisticsも終わったなあと当時思った覚えがある。アメリカではあまり売れず、その後もヒットを飛ばすことはなかった(英国ではNo.1に輝いたが)。ちょうどスウィートソウルからディスコへと大きく流れが変わっていった時期のことですね。
 Stylisticsは68年フィラデルフィアで結成された5人組。Delfonicsを手がけたThom Bellのプロデュースによりフィラデルフィア・ソウルの代表的グループになった(Thom Bellは後はSpinnersだね)。売りは何と言ってもRussell Thompkins Jr.のファルセットで、甘〜い(甘すぎる)バラードを聴かせてくれた。04年ボーカルグループの殿堂入り。

02119 Stop, Look, Listen (To Your Heart) (ストップ・ルック・リッスン) 71年39位
 2122までの4曲はデビューアルバム「スタイリスティックス登場」より。大ヒット曲に比べるとメロディは弱いと思うけど、変拍子は面白いと思う。

02120 You Are Everything (ユー・アー・エヴリシング) 71年9位
 Diana RossとMarvin Gayeのカヴァーでも有名な名曲。そういえば、2119もカヴァーしてたね。それからMary J. Bligeが「Everything」でサンプリングしてる。ゴールドディスク。

02121 Betcha By Golly, Wow (ゴーリー・ワウ) 72年3位
 これも甘〜い名曲で変拍子。Princeがカヴァー。ゴールドディスク。

02122 People Make The World Go Round (愛の世界) 72年25位
 デビューアルバムの曲はみんないいけど、これが一番好きかな。映画音楽みたい。それにしてもThom Bellは変拍子が好きな人だなあ。

02123 I’m Stone In Love With You (愛のとりこ) 72年10位
 今までと趣向をちょっと変えてきたけど、Stylisticsはとにかく甘〜く演った方がいいなあ。ゴールドディスク。

02124 Break Up To Make Up (涙の試練) 73年5位
 ワルツ? いい曲だけど、もうちょっと凝ってもらった方が。ゴールドディスク。

02125 You’ll Never Get To Heaven (If You Break My Heart) (ネバー・ゲット・トゥー・ヘブン) 73年23位
 この曲だけはDionne Warwickの64年のヒットのカヴァー。あっそうか、Thom Bellってバカラックから来てるんだ、多分。

02126 Rockin’ Roll Baby (ロッキン・ロール・ベイビー) 73年14位
 彼らにしては珍しいミドルテンポ。軽〜いO’JaysかSpinnersみたい。最後のコーラスを聴いて何故かT.Rexを思い出した。

02127 You Make Me Feel Brand New (誓い) 74年2位
 アメリカでの最大のヒット曲。これは珍しくツインリード。彼らの場合、ソロみたいのが多いから、目先が変わっていいと思う。甘すぎるけど、でもやっぱしいいなあ。Boys Ⅱ MenやSimply Redも演ってます。ゴールドディスク。

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02128 Let’s Put It All Together (祈り) 74年18位
 これだけはThom Bellのプロデュースではない。でも、Van McCoyでディスコに振り切る前だから、悪くはないと思う(ディスコ全部嫌いってことでは全然ありません。念のため)。それにしても彼らの「Can’t Help Falling In Love」だけは許せない。あれは名曲への冒涜だよ。

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コメント

Can’t Give You Anything は、UK(MusicWeek誌)では1975年の全英年間チャート3位。ちなみに1位はBCRのバイバイベイビー、2位はロッドスチュアートのセイリング。30年以上前から、貴兄は、この手の曲が嫌いと言っていましたね。Can’t Help Falling In LoveはYOUTUBEでわざわざ探して見てみましたが、確かに情けない代物ですね。
 ここで書く事じゃないが前回の書込みで話題になったGLEE。HOT100だと82曲(2010年10月23日まで)。ビートルズを抜いて歴代3位。2位はJBの91、1位はエルビスで108。問題点その1、歌唱者が別(特に9月からは第2期)なのにGleeCastにまとめて合計。その2、配信売上のみでラジオ放送無し、初登場して次の週には滝のように下降か圏外。これで大記録と言えるのかな?

■Let's Put It All Together
もともとフィラデルフィア・ソウルは全く守備範囲外、甘〜い曲も苦手(何度か書いたような気もするが)なので、Stylisticsにはほとんど思い入れはないのだけど、この曲だけは割に気に入っていた。
甘くても、温度が低い感じのもの(Breadとか)とか、この曲のように「かわいい」「小品」的なものは大丈夫(また独特の表現ですみません)なのかな。

■Rockin' Roll Baby
というわけで、この曲もそんなに嫌いじゃなかった。
>何故かT.Rexを思い出した。
T.Rexですか!
私は『Everyday People』を思い出します。

masa itohさん、こんばんは。
「Can’t Give You Anything」は今となっては、まあいいかって感じなんですが(年々人間丸くなってくもんで)、「Can’t Help Falling In Love」の方はいくら何でもそれはないだろって出来です。これでも英国では4位だからね。
GLEEの方も問題あり過ぎですよね。
同じアーティストなのかという問題もあるし、平均週数2,3週でしょ!

かてぶしさん、Stylisticsは特に好きなわけではないんですが、Thom Bell時代は皆悪くはないと思ってます。
許せる甘さと許せない甘さの違いは、微妙なものがあって、なかなか表現しづらいですが。

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