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2010年10月 3日 (日)

Isley Brothers, The (アイズレー・ブラザーズ)

 70年代ファンクで好きなのはOhio PlayersKool & The Gangと前に書いたけど、彼らを忘れてたよ。アイズレー・ブラザーズ! 50年代から00年代まで6デケイド(西暦の10年間)すべてにヒット曲を持つ唯一のアーティストというとんでもないグループだけど、やっぱり何と言っても70年代だよね。どファンクやってよし、メロウなのやってよし、そして忘れてならないのはポップなR&B路線。70年代のアイズレーはとにかく最強!
 簡単に経歴を振り返ると。50年代にオハイオ州でゴスペルグループとして結成される。メンバーはO’Kelly、Rudolph、Ronaldの3兄弟。73年に下の兄弟Ernie、Marvin、従兄弟のChris Jasperが参加、この6人編成が最強のファンク・ロック・バンド体制。86年O’Kellyが亡くなり、97年に病気で離脱したMarvinも今年亡くなってしまった。この10年以上のメンバーはRonaldとErnieの2人。

02074 Twist And Shout (ツイスト・アンド・シャウト) 62年17位
 Beatlesのカヴァーであまりにも有名。アイズレーのオリジナルだとばかり思っていたら、最初にレコーディングしたのはTop Notesというグループだそうだ。この前59年に「Shout」というヒットがあるが、これまたスゴいよ。

02075 This Old Heart Of Mine (Is Weak For You) (ジス・オールド・ハート・オブ・マイン) 66年12位
 モータウン(タムラ)では傍流だったんで、Top40ヒットはこの曲だけだが、これがいい曲なんだな。H-D-Hの作品。後にRod Stewartがカヴァーして有名に。Jimi Hendrixがバックにいたのは、これのちょっと前かな。それがErnieのギターへと引き継がれていくわけだが、それはもうちょっと後のこと。

02076 It’s Your Thing (イッツ・ユア・シング) 69年2位
 前の2曲も実によいわけだが、快進撃は自分たちのレーベルT-Neckを作り、自作曲で勝負し出したこの曲から。ファンキー!!! ベースは既にErnieが弾いている。彼ら唯一のグラミー賞受賞曲で、ローリングストーン誌で420位。R&BチャートNo.1、ゴールドディスク。

02077 I Turned You On (アイ・ターンド・ユー・オン) 69年23位
 ♩Sock It To Me!♩ ハンパないかっこよさ。

02078 Love The One You’re With (ラヴ・ザ・ワン・ユアー・ウィズ) 71年18位
 全曲カヴァーのアルバム「Givin’ It Back」よりStephen Stillsの曲。こういうポップでグルーヴの効いたのができるセンスがたまらない。コーラスも最高。ちなみにこのアルバムでは、Neil Youngの「Ohio」とか、Dylanの「Lay Lady Lady」とか、JTの「Fire And Rain」とか演ってます。カヴァー集のアイデアは当時ブッダ・レコードのトップだったNeil Bogartの発案だそう。

02079 Pop That Thang (ポップ・ザット・サング) 72年24位
 再びファンク路線へ。個人的にはこの曲だけちょっと今いち。

02080 That Lady (Part 1) (ソウル・レイディ・No.1) 73年6位
 6人が正式メンバーとなった最初のアルバム「3+3」より。超名曲。Ernieの駆けまくるギターとChrisのキーボード、Ronaldのエロいボーカル、すべてがいい。Isleyにしかできないファンク・ロック。ちなみに64年「Who’s That Lady」のセルフ・カヴァー。ローリングストーン誌では348位。ゴールドディスク。
 ところで、同じアルバムに入ってる「If You Were There」(シュガーベイブの「ダウンタウン」の元ネタ?)もポップで素晴らしい。

02081 Fight The Power Part 1 (ファイト・ザ・パワー(パート1)) 75年4位
 これこそアイズレーのどファンク。ベースラインで決まり! No.1に輝いたアルバム「The Heat Is On」より。R&BチャートNo.1、ゴールドディスク。

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02082 For The Love Of You (Part 1 & 2) (フォー・ザ・ラヴ・オブ・ユー(パート1&2)) 75年22位
 2081と同じアルバムから、こちらは超メロウ。「Between The Sheets」へと連なるエロティック路線?の先駆け。たまりません。

02083 Livin’ In The Life (リヴィン・イン・ザ・ライフ) 77年40位
 このどファンクは不発に終わったが、雑巾叩きつけるような音が印象的だったなあ。

02084 Don’t Say Goodnight (It’s Time For Love)(Part 1 & 2) (ドント・セイ・グッドナイト(パート1&2)) 80年39位
 R&BチャートNo.1のメロウ路線。あんまりこの手が多すぎて食傷気味になったのも確かだけど。この後、若い3人は一時独立し、Isley, Jasper, Isleyを結成、85年に「Caravan Of Love」(後にHousemartinsがカヴァー)のヒット曲を飛ばす。

02085 Contagious (コンタジアス) 01年19位
 久しぶりに来たなあ。プロデュースはR. Kellyで、エロつながりか。女性ボーカルはChante Moore。クレジットはIsley Brothers Featuring Ronald Isley。
 ここで紹介した以外に、Ronaldをフィーチャーしたヒット曲が90年代にあるわけだが、それは各アーティス(Rod Stewart、R. Kelly、Warren G)の方でいずれ書くつもり。近況だが、脱税で懲役食らってたRonaldが今年出所、ツアーを演ったとか。

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コメント

『It’s Your Thing』も『Pop That Thang』も私は好きですが、確かに70年代後半の彼らは最強ですね。
実は私は『Fight The Power』は全然ピンと来なかった(20年ぐらい?経ってから急にイイ!と思うようになりました)のだけど、その後の『For The Love Of You』『Harvest For The World』『Who Loves You Better』『Livin' In The Life』と続く一連のヒット曲(Top40入りしてないのが結構あったんですね!)はまさに無敵の疾走、という感じでした。
この4曲は、1枚のアルバムに収められていてもいいくらいしっかりした共通のテイストをベースに持ちながら、メロウ&ダンス、ライト&ダンス、うなるギター、それとまさに「雑巾叩きつけるような音」という強烈かつ一級品の個性が光る作品群だったと思います。

うわ!70ズ・ファンク好きとしては反応せざるを得ないのが出てきましたね。滅茶苦茶好きなバンドですよ。「70年代のアイズレーはとにかく最強!」にぼくも1票です。

歌もバンドサウンドも最高ですが、ギター弾きには、アーニーのギターがこれまた、たまらんです。ライヴの暴れっぷりも強烈ですよね。

かてぶしさん、こんばんは。
「Harvest For The World」みたいなどファンクでもメロウ(エロ)でもないヤツがまたいいんですよね。
何故か最高位63位。
この辺で止まってしまった曲が結構多いのです。

空犬さん、こんばんは。
Isleyにも来てくれましたか!
Ernieのギターはもちろん最高です。
Ohio Playersと甲乙つけがたいなあ。

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