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2010年8月 1日 (日)

Carpenters (カーペンターズ) 1/2(1970-1972)

 70年代、日本で洋楽と言えばカーペンターズのことだった。実際、70〜80年代に日本でBeatlesに次いで最も売れた洋楽アーティストだそうだ(シングルではNo.1)。ポップスファンの私にとっては大好きな曲がたくさんあるのだが、そのほとんどは初期、今日紹介する72年までに集中している(73年以降は明日紹介)。言わずと知れたリチャードとカレンのカーペンター兄妹。日本のウィキがとんでもない詳しさなので、プロフィールはそちらを見てもらうということで、相変わらずいい加減なことだけ書きます。

01913 (They Long To Be) Close To You (遥かなる影) 70年1位
 CarpentersはHerb Alpertに見出され、Beatlesの「涙の乗車券」でA&Mからデビュー。2曲目がバート・バカラック&ハル・デイヴィッド作のこの曲だった。今までにRichard ChamberlainやDionne WarwickがシングルのB面に入れていたが、リチャードによって全く新しい曲に生まれ変わっている。名曲としか言いようがない。「雨にぬれても」にも似た間奏のトランペットも素敵。グラミー賞ボーカルグループ賞受賞(この年最優秀新人賞も獲得)。アダルトコンテンポラリーチャート6週No.1、ゴールドディスク。

01914 We’ve Only Just Begun (愛のプレリュード) 70年2位
 友人が代官山の教会で挙げた結婚式でプロ(?)のシンガーが歌ってたなあ。欧米ではそういう曲です。もともとは銀行のCMのために、Paul Williams & Roger Nicholsが書いた歌だとか。「遥かなる影」に勝るとも劣らない。アダルトコンテンポラリーチャート7週No.1、ゴールドディスク。

01915 For All We Know (ふたりの誓い) 71年3位
 映画「Lovers And Other Strangers」(どういう映画か全く知らない)で使われていた曲(アカデミー賞歌曲賞を受賞している)をカヴァー。Breadのメンバーが変名で曲を書いている。アダルトコンテンポラリーチャートNo.1、ゴールドディスク。

01916 Rainy Days And Mondays (雨の日と月曜日は) 71年2位
 再びPaul Williams & Roger Nicholsの作品。カレンの歌のうまさを実感する。アダルトコンテンポラリーチャートNo.1、ゴールドディスク。

01917 Superstar (スーパースター) 71年2位
 日本でも「イエスタデイ・ワンス・モア」に次いで売れた。Leon Russell とDelanie & BonnieのBonnie Bramlettが最初はRita Coolidgeのために書いた曲。元グルーピーがラジオから流れるロックスターの曲を聴いているというシチュエーション。哀愁いっぱいのオーボエ、やっぱりカレンのボーカルが好き。アダルトコンテンポラリーチャートNo.1、ゴールドディスク。

01918 Hurting Each Other (ハーティング・イーチ・アザー) 72年2位
 オリジナルはLittle Anthony & The Imperials。Ruby & The Romanticsがマイナーヒットさせた曲のカヴァー。完璧にカーペンターズ節になってるね。アダルトコンテンポラリーチャートNo.1、ゴールドディスク。

01919 It’s Going To Take Some Time (小さな愛の願い) 72年12位
 地味な曲だけど、当時(まだ小学生でしたが)は好きでした。Carole Kingの曲(「Music」に収録)。間奏のフルートもいい。

01920 Goodbye To Love (愛にさようならを) 72年7位
 リチャードとジョン・ベティスの曲。トニー・ペルーソのファズの効いたギターがいいアクセントになっているのだが、当時Carpentersがハードロックを演るのかと抗議が殺到したとか。ハードロックバンドが演るパワーバラードのルーツともいわれる。

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音楽 70年代 Carpenters」カテゴリの記事

コメント

長くなりますがあしからず。

>日本での最大のヒット曲「イエスタデイ・ワンス・モア」が当時は嫌いだった。
>今ではそういうこだわりは全くないけれど。
と言われると、あれまぁ、また私と一緒だ、と思うのだが、理由はちょっと違うかも。
私はちゃんとしたロックが聞きたくて洋楽を聞くようになったので、Carpentersは「生温かくなってドロドロに溶けたソフトクリームのように甘ったるくべとつく感じ」(当時よく使った比喩)がしてたまらなかった。
そう感じた最大の要因はあのギターの音色であり、Karenの粘りつくような歌声だったということに気づいたのは、90年代(だっけ?)にDusty Springfieldの『Something In Your Eyes』を聞いたとき。
この曲、大のお気に入りだったのだけど、なんかCarpentersみたいだなぁ、と漠然と感じていて、後でRichard Carpenterの曲だということを知り、なんだ、Carpenters節(?)もこうやって乾いてサラッと聞くと、よくできたポップソングじゃないか、と思った次第。

で、偏見(意地?)を抜きに聴いてみれば、結構いい曲もあるわけで。

昨日紹介された曲も混ぜて書きますが、

■(They Long To Be) Close To You
モロにBurt Bacharachな名曲。

■We've Only Just Begun
無駄がなくきれいにできてるいい曲。
ちょっとBreadな感じもするかな。

■Top Of The World
この曲だけはリアルタイムで好きでした。
出だしを初恋の人を思って「さっちゃんフィーリン……」って口ずさんでました(赤面)。

■Please Mr. Postman
■There's A Kind Of Hush (All Over The World)
この2曲だけは全然受けつけない。勘弁して。

■I Need To Be In Love
しつこくなくてそんなに悪い印象ではなかったと思う。
この頃、邦題に「青春の」とついていた曲で、Michel Polnareffの『Holding On To Smoke』(青春の傷あと)っていうのもあって(いやぁ、この前iTunesで買っちゃいましたよ、こんな曲)、それとこの曲とは繰り返し聴いていた気がする。

■Calling Occupants Of Interplanetary Craft
この曲もリアルタイムでかなり気に入ってた。
大仰なつくりだけど破綻してないと思う。

追記。

>昨日紹介された曲も混ぜて書きますが、

って、ホントはPart 2の方にコメントするつもりだったんですよ。
失礼しました。

かてぶしさん、こんばんは。
「Yesterday Once More」あたりから、甘ったるさばかりが耳につくようになった気がします。
当時どう思っていたか、よく覚えていないのですが、「Please Mr. Postman」や「There's A Kind Of Hush」も、今聴くとよく出来ているなあと感心します。

ご無沙汰しています!
今日、フジロック会場から帰ってきました。

で、カーペンターズ。
大好きです。時代を越えた普遍の音楽ですよね。
リアルタイムではなく、やや後追いではありますが、母がファンだったので幼稚園くらいからずっと聴かされていて、小学校時代はエレクトーンで毎日、弾いていたくらい。

たぶん私が中1以降、洋楽しか聴かなくなった要因は、このカーペンターズとABBAを幼年時代に聴いてしまったことにあるかもしれません!
自分の同世代でカラオケで”(They Long To Be) Close To You”歌うヒトとか、たぶんいないと思いますし。(あ、私の十八番でございます!)

ちなみにSonic Youthがカヴァーしている”Superstar”も秀逸ですよ☆
 ↓
http://www.youtube.com/watch?v=Y21VecIIdBI

RAYさん、お久しぶりです。
Sonic Youthには「Tunic (Song For Karen)」もありますよね。

「イエスタデイ・ワンス・モア」のカバーで最もすごいのは、
シャッグス(The Shaggs)のカバーだと思います。初めて聴いたとき、ぶったまげました。本家の楽曲の中では、
ここでも紹介されているポール・ウイリアムズ&ロジャー・ニコルズの手になる2曲に愛着があります。

You TubeでShaggsの「Yesterday Once More」を聴きましたが、この曲の音楽的完成度のいわば対極にあって、スゴいですね。パンクだ!
その辺?がツボならば、このブログのRosie & The Originals(60年代Rで検索できます)も聴いてみてください。
ところで、Carpentersの話なんかしたこと1度もないよねえ?

NHK BS プレミアムの「アナザーストーリーズ」を見ました。
最初のうち、ほとんど日本で売れなかった、と改めて知ってびっくりしました。

昔、大嫌いだった Karen の声も、ボーカリストとして稀有なものがあったのだと痛感させられた感じです。

かてぶしさん、お久しぶりです。私は番組見てないんですが、最初のうちは売れなかったって、どういう話ですか? 70年が日本デビューで、翌年には「スーパースター」が売れてるから、そんなことはないと思いますが。

22日に再放送があるようです。
http://www4.nhk.or.jp/anotherstories/x/2017-05-22/10/10929/1453058/

>最初のうちは売れなかったって、どういう話ですか?
『涙の乗車券』はランク外、『遥かなる影』も『愛のプレリュード』もヒットせず『雨の日と日曜日は』もパッとしない、どうにか『スーパースター』はヒットしたが、『トップ・オブ・ザ・ワールド』の大ヒットまではなかなか芽が出なかった、みたいな話だったかと。
それと、武道館での初来日公演での屈辱的な出来事、というのも初めて知りました。

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