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2010年1月18日 (月)

Shannon, Del (デル・シャノン)

 オールディーズとは古い音楽のことなんだから、いつの時代の音楽を指してもいいはずだが、やっぱり50年代から60年代前半、ビートルズ以前のアメリカのポップスってのが一番しっくり来る。で、子供の頃オールディーズと言って、思い浮かぶ曲の1つがデル・シャノンの「悲しき街角」だった。
 34年ミシガン州生まれ。カーペットのセールスマンをしながら地元のナイトクラブで歌っていたところを見出される。「悲しき街角」を始めほとんどのヒットは自作(共作もあり)。Peter & Gordonの「I Go To Pieces」を聴いてもその才能のスゴさが分かる。63年に「From Me To You」をカヴァーして77位まで行ったが、これはアメリカでヒットした初めてのLennon & McCartneyの曲である。80年代になって復活するが、90年に自殺してしまった。99年ロックの殿堂入り。

01493 Runaway (悲しき街角) 61年1位
 あまりにも有名な、デビュー曲でNo.1ヒット。ナイトクラブで一緒に演っていたオルガニストMax Crookとの共作。彼が弾いたAm→Gというコード進行にピンと来て出来た曲らしい。マイナーコードからの転調が1つの売りだね。後はDel Shannonのファルセットを交えたボーカルと、間奏のひどく目立つオルガン(Musitron)。ローリングストーン誌のベスト500では466位。

01494 Hats Off To Larry (花咲く街角) 61年5位
 オールディーズには「悲しき○○」って曲がひどく多かったが、この曲のタイトルは「街角」の方を受け継いだ。この後も街角だらけでデル・シャノンは街角男と言われたとか。タイトル以外にも「悲しき街角」の色んなところを受け継いだ曲。同じ日にレコーディングされたらしい。

01495 So Long Baby (さらば街角) 61年28位
 今までは間奏のオルガンが売りだったわけだが、この曲の間奏のけたたましいのは何の音だ?

01496 Hey! Little Girl (ヘイ・リトル・ガール) 62年38位
 チャートの成績も息切れ気味。メロディーにキャッチーさがないなあ。でも英国では2位まで行っている。欧州でもずいぶん人気があった人みたい。

01497 Little Town Flirt (街角のプレイガール) 63年12位
 まだ続く街角! でも今までとはちょっと趣きが違う。女声コーラスがついているせいかな。

01498 Handy Man (ハンディ・マン) 64年22位
 60年Jimmy Jonesのヒット曲のカヴァー。後にJames Taylorもカヴァーしているんだが、同じ曲とは全く思えないよ。完全にDel Shannon版になってる。

01499 Keep Searchin’ (We’ll Follow The Sun) (太陽を探せ) 64年9位
 3年ぶりのトップ10ヒット。初心に戻った(?)マイナー→メジャー路線がウケたんだろうか。時代はブリティッシュ・インヴェイジョンに突入するわけだが、そことも相通じるものを感じるいい曲。曲調は古めだけどいい曲なのは、「I Go To Pieces」と同じだ。

01500 Stranger In Town (街角のストレンジャー) 65年30位
 1499を受け継いだんだろうが、ちょっと中途半端。もっと哀愁に振ってほしかった。よく分からない感想ですみません。
 Top40ヒットはこれで途切れてしまうわけだが、この後彼はSmith(Baby, It’s You)やBrian Hyland(Gypsy Woman)等のプロデュースを手掛けている(どっちも名曲!)。

01501 Sea Of Love (シー・オブ・ラヴ) 82年33位
 Bruce SpringsteenがGary U.S. Bondsを復活させたのに倣ったのかは知らないが、Tom PettyはDel Shannonをプロデュース、Heartbreakersの面々が全面的にバックアップしている。59年Phil Phillipsの名曲のカヴァー、後にHoneydrippersもヒットさせた曲。元は美しい三連のバラードだけど、この人はしっとりと歌うことはしない人なんだろうね。
 この後、Traveling Wilburys(George Harrison、Bob Dylan、Jeff Lynne、Roy Orbison 、Tom Pettyによるスーパーグループ)で、88年に亡くなったRoy Orbisonの後釜になるという話もあったが、実現しなかった。

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