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2009年12月13日 (日)

10cc (10cc)

 「I’m Not In Love」は不朽の名曲。収録されていたアルバム「オリジナル・サウンドトラック」もよく聴きました。英国人らしいウィットに富んだ極上のポップ・ロック・バンドってトコかな。友人が10ccの来日コンサートに行って、あまりのうまさにショックを受け、バンドをやめてしまったと言っていたが、演奏技術も確か。
 72年マンチェスターで結成。きっかけとなったのはJonathan Kingで、彼は名付け親でもある(平均的男性の液体の量4人分というのは本当なのか?)。オリジナルメンバーは全員長いキャリアを持つミュージシャンで、前身はHotlegs。元MindbendersのGraham Gouldman(Yardbirds、Hollies、Herman’s Hermits等にヒット曲を提供)、Eric Stewart、Kevin Godley、Lol Crème。前の2人は売れ線担当、後の2人はアート担当って感じの分担。76年に脱退したGodley & Crèmeはプロモーションビデオのディレクターとしても成功する。この辺は日本のWikiに詳しいので、そちらをどうぞ。

01381 I’m Not In Love (アイム・ノット・イン・ラヴ) 75年2位
 多重録音されたバック・コーラスとキーボードの音色が美しい超名曲。「恋してなんかいないよ。君の写真を壁にかけているのは、シミを隠すためさ。」と強がってるけど、間奏の「男は泣かない、男は泣かない」で嘘がばれてるって構成。アルバムでは6分だけど、シングル・ヴァージョンは4分で、無理矢理つないだ感があるのだけは残念。91年にはWill To Powerがカヴァー。英国では2曲目のNo.1に輝いた。
 架空の映画のサントラという仕立ての「オリジナル・サウンドトラック」について、ちょっとコメント。最初の組曲「パリの一夜」はQueenの「ボヘミアン・ラプソディ」より100倍いいと当時強弁していたっけ。「Blackmail(ゆすり)」の「♪1人で××、2人で××、3人で××♪」ってのも可笑しかった。ラストの「我が愛のフィルム」はカンツォーネか?

01382 The Things We Do For Love (愛ゆえに) 77年5位
 Godley & Crème脱退後のヒット曲。個人的には10ccは「オリジナル・サウンドトラック」に尽きるのだが、これも名曲。コーラスのアレンジがいいのは、「I’m Not In Love」と一緒。ゴールドディスク。

01383 People In Love (恋人たちのこと) 77年40位
 この曲のレコーディングをGodley & Crèmeが拒絶したのも、彼らの脱退の一因とか。うーん、これじゃあAORだもんな。この後、Graham GouldmanはAndrew GoldとWaxを結成することになる。1382と同じアルバム「Deceptive Bends」より。ところで、10ccは英国では10曲以上のベスト10ヒットがある。本質的にはアメリカでウケるバンドではなかったと思う。

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音楽 70年代 T」カテゴリの記事

コメント

来ましたねぇ、ビッグネームが。
とにかくインテリジェンスと確かな実力を感じさせるバンドでした。
SAKURAM氏とほぼ同様の印象です。

■I’m Not In Love
彼らにしてはちょっとストレートすぎる名曲路線で、確かにいい曲なんだけど、それだけでは私はハマってやらないゾ、という感じで聴いていました。
でも、
>強がってるけど、間奏の「男は泣かない、男は泣かない」で嘘がばれてるって構成。
とかは、いかにも彼ららしい。
>「パリの一夜」はQueenの「ボヘミアン・ラプソディ」より100倍いいと当時強弁していたっけ。
え?
それってモロに私のことじゃないんでしょうか?
と思ったぐらい、同じことを言ってた記憶があります。

■The Things We Do For Love
このキャッチーさの度合いがいかにもGodley & Crèmeが抜けた後、という感じなんだけど、単なる甘いヒット曲にはならなかったので、残った2人の実力を見直した。
というか、実はシングルヒットとしてはこの曲が一番ハマりました。
>10ccは「オリジナル・サウンドトラック」に尽きるのだが、これも名曲。
確かにアルバムとしては『The Original Soundtrack』がベストだと思いますが、曲としては『How Dare You!』に収められた『Don't Hang Up』にとどめを刺すんじゃないでしょうか。
あとはレゲエの『Dreadlock Holiday』なんかも、さすが達者だな、という感じ。

■People In Love
>うーん、これじゃあAORだもんな。
確かに。
これはマズいでしょ。

かてぶしさん、コメントどうもありがとうございます。「Dreadlock Holiday」は私も大好きでした。「びっくり電話」ってタイトルは変!

こんばんは。さっそく遊びに参りました!

”I'm Not In Love”、大好きな曲です。
ソフィア・コッポラの映画「ヴァージン・スーサイズ」でもサントラに起用されていましたね。

70年代の曲ではありながら、世代を問わず「永遠の文系男子必聴ソング」な気がします。
女々しさ一歩手前の繊細さがいいですよね。
キーボードで昔、自分でもよく弾いていた一曲です。

RAYさん、早速のコメントありがとうございます。
I'm Not In Loveは女々しさ一歩手前というか、十分女々しいのでは?
間奏のセリフBig boys don't cry.は、Four SeasonsのBig girls don't cry.のもじりだったと思います。

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