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2009年7月 6日 (月)

Revere, Paul, And The Raiders (ポール・リヴィア&ザ・レイダーズ)

 ヒット曲はずいぶんあるのだが、このグループをどう位置づけたらいいのか、未だによくわからない。最初に知ったのは「嘆きのインディアン」だが、この曲が彼らの音を代表しているとは思えず。次に聴いたのが「キックス」で渋谷陽一のFM番組でプリテンダーズとかのルーツとして紹介されたように思う。
 TV番組を持っていたという点ではMonkeesのようなブリティッシュ・インヴェイジョン対抗のティーン向けグループのようでもあるし、ガレージ・ロックであるとの解説もあるし(ガレージ・ロックって、もっとマイナーなもんじゃないのか?)、独立戦争のミリタリールックというコスチュームはGary Puckettみたいだし(Gary Puckettが真似したのか?)。
 60年オレゴン州ポートランドで結成。キーボードのPaul Revere(38年生まれ)とボーカルのMark Lindsay(42年生まれ)が中心メンバーで、残りはメンバーチェンジが激しい。最盛期のプロデュースはByrdsも手掛けたTerry Melcher。

 

00984 Like, Long Hair (ライク・ロング・ヘアー) 61年38位  いきなりインストルメンタル・ナンバー。ラフマニノフ×ジェリー・リー・ルイスということらしいが、確かに。B. Bumble & The Stingersの「Nut Rocker」のプロデューサーKim Fowleyが作曲に関わっているが、近い音だ。ギターはサーフサウンドっぽい。このヒット曲のみ、マイナーレーベルから。

 

00985 Just Like Me (ジャスト・ライク・ミー) 65年11位  Paul Revereが徴兵のため、しばらく活動休止期間があり、久々のヒット。コロンビアと契約し、プロデューサーはTerry Melcherに。クレジットはPaul Revere And The Raiders Featuring Mark Lindsayとなっている(989まで)。Paulはピアノからオルガンに。この頃は非常に黒っぽさを感じる音作り。

 

00986 Kicks (キックス) 66年4位  初期ではこの曲が一番カッコいい。Barry MannとCynthia WeilがAnimalsのために書いたアンチ・ドラッグ・ソング。この頃はAnimalsに近い感じがする。例のRolling Stone誌のランキングでは400位。

 

 

00987 Hungry (ハングリー) 66年6位  これもBarry MannとCynthia Weilの曲。「Kicks」と甲乙付け難い。やっぱAnimalsっぽい。

 

00988 The Great Airplane Strike (ザ・グレート・エアプレーン・ストライク) 66年20位  Mark LindsayとTerry Melcherの曲。これはStonesを思い出させる。ちょっとサイケ。

 

00989 Good Thing (グッド・シング) 66年4位  ヒット曲が多い割に取り上げられる機会も少ないグループだけど、この頃の曲はなかなかいい。R&Bがベースなのは今までと同じだが、コーラスはBeach Boysみたい。

 

00990 Ups And Downs (アップス・アンド・ダウンズ) 67年22位  この曲と991のクレジットはPaul Revere And The Raidersとなっており、Mark Lindsayがとれている。ホーンセクションのアレンジが面白いと思った。少しサイケ入ったStonesとかに近い感じ。

 

00991 Him Or Me – What’s It Gonna Be? (ヒム・オア・ミー) 67年5位  ブリティッシュ・インヴェイジョンの香りもある一方、Byrdsあたりも思い出す。どうしても何に似てるといったコメントになってしまうのは、彼らの核が何なのかがよくわからないから。

 

00992 I Had A Dream (夢うつつ) 67年17位  サイケ。ホント当時っぽい音だが、メロディのキャッチーさが段々弱くなっている気がする。再びクレジットはPaul Revere And The Raiders Featuring Mark Lindsayに戻る。

 

00993 Too Much Talk (トゥー・マッチ・トーク) 68年19位  この曲からプロデューサーTerry Melcherの手を離れ、Mark Lindsayがプロデュース。これもサイケ路線。メロディはキャッチーなんだが、Aメロが「Paperback Writer」に似すぎ。

 

00994 Don’t Take It So Hard (恋のブーガルー作戦) 68年27位  ベースのリフに尽きるかな。邦題がこれで正しいかはよくわからない。ブーガルーなのかはともかく、ダンサブルです。
 訂正:今までこの曲の邦題を「恋のブーガルー」としていたのですが、どうやらその原題は「Boogaloo Down Broadway」みたいなので、邦題の表記は原題のままとします。

 

00995 Mr. Sun, Mr. Moon (ミスター・サン・ミスター・ムーン) 69年18位  これはバブルガムっぽいノリ。このグループをガレージロックと評するのはどうかと思うが?

 

00996 Let Me (レット・ミー) 69年20位  曲毎に印象が違うんだが、これはSteppen Wolfあたりを思い出した。これならガレージロックって言ってもいいのかな? 最高位は20位だが、何故かゴールドディスクを獲得。

 

00997 Indian Reservation (The Lament Of The Cherokee Reservation Indian) (嘆きのインディアン) 71年1位  作曲はJohn D. Loudermilk(Johnny Dee)で、68年にDon Fardonのヴァージョンがヒットしている。ネットを見ていたら、五木ひろしの「待っている女」(藤本卓也作曲)に似ていると書いてあったが、確かに似てる。日本人にウケそうな歌謡曲的なメロディで、実際日本でもヒット。一方アメリカ人にもウケ、米国で600万枚以上売れ、コロンビア最大のヒットになったらしい。Mark Lindsayが抜け、クレジットは単にRaiders(998も)となっているが、ボーカルはMark。

 

00998 Birds Of A Feather (気の合う二人) 71年23位  彼ら最後のTop40ヒット。カントリー調のポップ・ロック。Joe Southの作品。

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コメント

994「Don't Take It So Hard」の邦題を「恋のブーガルー」としましたが、原題は「Boogaloo Down Broadway」のようです。(オリコンにもチャートイン)
「Don't Take It So Hard」の邦題は「恋のブーガルー作戦」であるという情報も見つけましたが、これも不確かなので、とりあえずは今のままにしておきます。

最近このグループのベスト盤が日本で再発されたらしく、いくつか邦題がわかったので、修正しました。「Don't Take It So Hard」の邦題はやはり「恋のブーガルー作戦」でした。「恋のブーガルー」が日本で売れたんで、全く関係ない曲にもこんな邦題をつけたらしい。

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